品評会・イベント情報
平成25年度秋季三重県花き品評会結果 2013年12月4日~5日
平成25年度秋季三重県花き品評会(三重県および三重県花植木振興会主催)が、12月4~5日に津市のメッセウイングみえにて盛大に開催されました。
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【会場の様子】 |
審査結果の概要
品評会には観葉、鉢花、切り花、洋ラン、苗もの計5部門に計153点(昨年210点)の出品があり、金賞34点が選ばれました。
今作は夏季の記録的な暑さや台風の影響を受けて、栽培管理の難しい年でしたが、秋以降の安定した気候により、シクラメンを始め全体的に良品が多く、品質の高い品評会となりました。
各部門の特徴は以下のとおりです。
1. 観葉 - 定番品の出品が中心となりました。また、近年の特徴として、サンドアート(色砂)、ガラス容器に入れたインテリア性の高い作品など、商品開発の努力が伺われる出品も散見されました。部門1位は、アンスリウム(パンドラ/ピンク)で、花と茎葉バランスが高く評価されました。
2. 鉢花 - シクラメンについては、夏季の高温の影響で開花遅れが心配されましたが、秋以降の天候が安定したことや最低気温が低下したことにより、開花時期は平年並みとなりました。審査員からも「品質が良い」とのコメントを得るなど、平年以上に高く評価されました。とくに、部門1位に選ばれたシクラメン(プルマージュオレンジ)の作品は、全体1位となる、農林水産大臣賞に輝きました。茎葉バランスの確保が難しい品種にもかかわらず、上手く生育がコントロールされ、花弁の発色が優れた逸品でありました。その他の鉢花は、ポインセチア、ユリ、ゼラニウムでした。
3. 洋ラン -シンビジウム、パフィオが大部分を占めました。洋ラン部門1席のパフィオ「グリーン整形花」は陶製鉢に3株植えしたもので、和の雰囲気を醸し出した作品であり、全体の2位に選ばれました。
4. 苗もの -葉ボタン、ビオラ、アリッサム等の多種の品目が出品されたことが目を引きました。苗もの1位のガーデンシクラメンはしっかりと葉組みが行われ、手入れの多さを感じさせる作品でした。
5.切り花 ‐バラ8点、オリエンタルユリ1点での出品でした。部門1席はバラ「クーリーンアイトワ」で、古い品種ながら安定した人気を保っている品種の受賞となりました。