被害状況の確認
獣害対策を実施するためには、被害を発生させる獣種に対応した対策を実施する必要があります。痕跡や被害状況を確認することで獣種を確認することができます。
それぞれの獣種の被害の特徴と痕跡例は以下の通りです。
イノシシ
水稲、麦、大豆など穀物への被害が多く発生し、ひどい時は壊滅的な被害となることがあります。
イノシシ特有の被害として、農道や水田畦畔の掘り起こしなどの農業生産基盤への被害が問題となることがあります。
イノシシの痕跡(PDF)
シカ
植物質のものは何でも食べる性質から、農作物被害のほか、樹木への被害多いのが特徴となっています。
群れで行動していて、頻繁に出没するところでは壊滅的な被害が発生することがあります。
シカの痕跡(PDF)
サル
雑食性で様々な農作物を好み、穀物のほか、野菜、果樹など様々な農作物に被害が発生します。
主に、群で行動し被害を発生させることから小規模な農地では壊滅的な被害が発生します。
アライグマ
様々な農作物を食べますが、主に、果樹、甘みの強い野菜で被害が発生し問題となっています。
建物への侵入も問題となることがあります。
アライグマの痕跡(PDF)