農業普及現地情報
青年農業者の仕事効率アップ研修会を開催しました(平成28年10月現地情報)
中央農業改良普及センター
10月20日に三重県青年農業士連絡協議会研究集会を松阪市で開催しました。 本年度は松阪地区主催により畜産研究所講堂にて開催、地元特産の松阪牛について、畜産研究所の研究員から学んだあと、「青年農業者の仕事効率アップ法」として近畿大学陸上競技部駅伝監督、佐藤浩先生の講義を受けました。 この研修会は、「農作業の体の動かし方などの講義を聞きたい」という主催松阪地区の要望から企画したものです。 佐藤先生には、大脳生理学に基づいたメンタルトレーニング指導の専門家で、ストレスを無くし効率的に仕事をするには?脳のやる気を引き出し集中して取り組むには?といったテーマを、分かりやすく、楽しくご講義いただきました。 呼吸法やテニスボールを積みあげることで集中力を高める方法、ボールのトスワークでチームワークを高める方法など、体を動かしながらすぐに使えるトレーニング法を学びました。 話題は仕事の効率アップから子どもの成績アップにまでおよび、会場からは「集中力の持続時間は?」、「子供の集中力を高める際の具体的方法」など多数の質問がされ、参加者の関心の高さがうかがえました。 佐藤先生からも、「熱心に聞いてくれて話しやすかった。質問も多く、やりがいのある研修会だった」と感謝の言葉を頂きました。 終了後には「テニスボール、買おう」などの実践への前向きな会話が聞かれ、作業効率の改善に期待したいところです。 夜の交流会では、松阪地区の佐久間会長から「世界で稼ぐユダヤ人・中国人は独自のネットワークがある。農業士も儲かるネットワークを築こう」というあいさつがありました。今回の研究集会には岐阜県青年農業士会から会長以下3名が「他県の活動状況を視察に」と参加され、交流会・2次会とお付き合いいただきました。農業士同士の交流、ネットワークが広がった研究集会でした。 |