農業普及現地情報
WAP100経営発展セミナーin三重で、農業女性らの活躍による6次産業化の取組を報告しました(平成28年8月現地情報)
中央農業改良普及センター
女性の活躍による経営発展事例を積極的に紹介していく取組として、「農業の未来をつくる女性活躍経営体100選(WAP100)」が平成27年度より始まっています。三重県からは3件の農業経営体が100選に選ばれており、8月19日、日本農業法人協会の主催で「WAP100経営発展セミナーin三重」が開催され、有限会社松葉ピッグファーム(いなべ市)、株式会社ささら(鈴鹿市)、農事組合法人鈴鹿山麓・NATUVE(鈴鹿市)が事例報告を行いました。 3経営体とも、経営におけるパートナーシップを確立し、女性が経営に参画することで、6次産業化部門へのチャレンジ、顧客の確保、雇用創出が実現しました。また消費者交流や食育活動で地域貢献にも尽力され、経営は確実に発展しています。 その取組は一朝一夕に始まったものではなく、女性たちは、農村女性アドバイザー組織や専業農家女性組織Agriロマン三重に所属し、長年農業者の仲間で学び、行動して、この度の成果に繋げてきました。 農業改良普及センターは女性たちの学びと行動を、組織活動や個別対応で丁寧に支援してきました。100選へのエントリーを行う際は、市町等関係機関と連携して、それぞれの取組経緯を整理し資料作成を支援しました。 この度女性の活躍による6次産業化等による経営発展の事例として100選に選ばれ、農村女性たちが事例報告に立ったことは、私たちの普及活動においても大きな喜びです。 今年度も100選へのエントリーに向け、引き続き支援を行っています。今後も6次産業化による経営発展のキーパーソンとなる農村女性のエンパワーメントに力を注いでいきたいと思います。 |