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平成21年02月10日

1.改植にあったって

茶樹の経済樹齢は35年前後といわれていますが、土壌や栽培条件によっても異なり、いずれにしても樹齢が古くなるにしたがって、生産力の低下は余儀なくされ、地上部の更新では対応できなくなってきます。

また、近年機械化が進み、乗用型管理機の導入にともない改植を行う場面も多く見られます。

いったん改植すると次の改植は20~30年先となるため、改植の際には10~20年先を想定して改植していくのが理想的です。長期的な経営ビジョンのもと計画的な改植を行っていきましょう。

改植の際に実施できる茶園の改良について、以下のことが考えられます。

1.地形や畦方向の修正

機械化導入が困難であった地形や非効率であった畦方向を修正し、機械化に適した地形や畦方向とすることができます。

2.土層(物理性)の改善

特に下層土の土壌改良を改植時に行うことができ、排水不良や有効土層の少なかった茶園などでは、抜本的な改善を行うことができます。

3.有機物の補給

土層改善の際同時に多量の有機物(堆肥)を下層まで投入することにより、緩衝力を高め、物理性の改善にも役立ちます。

4.暗渠排水の整備

これまで暗渠を設置していなかった茶園では、この機会に暗渠排水を設置すると、さらに排水の良好な茶園となります。また、環境負荷軽減のためにも、茶園排水を集水できるようにしておくことが大切でしょう。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 中央農業改良普及センター 専門技術室(茶普及課) 〒515-2316 
松阪市嬉野川北町530
電話番号:0598-42-6707 
ファクス番号:0598-42-7762 
メールアドレス:fukyuc@pref.mie.lg.jp

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