4.台風被害(強風、潮風、豪雨)
台風襲来時には豪雨による水害、強風による風害、さらに沿岸部では潮害の発生することが想定されます。
<事前の対策>
- (1)豪雨により表土の流出や、造成間もないところでは崩落が発生することがあるので、敷き草により流出を軽減したり、表面水の排水路を整備しておきましょう。
- (2)刈落とした枝葉や敷き草が排水路をせき止めないよう周辺を清掃しておきましょう。
- (3)風当たりが強く風害が出そうなところは防風垣を設置しましょう。
- (4)防霜ファンや棚施設の支線等を補強し支柱の転倒がないようにつとめましょう
<被害後の対策>
- (1)強風により葉ずれが起こった場合は、赤焼け病の感染がしやすいため、防除対策を講じましょう。
- (2)幼木などで強風により倒伏や根回しがあった場合、早めに起こして土寄せし、株もとに敷き草を補給し根や地際部を保護しましょう。
- (3)塩害が懸念される場合は、なるべく早く散水し、塩分を洗い落としましょう。