6.二番茶芽の被覆(かぶせ茶、色沢向上)
意義
目的は一番茶の場合と同様ですが、二番茶芽は一番茶芽に比べ硬化が早いうえ生葉水分も少なく、また、成分的には葉緑素が少ないうえに、タンニンが多い特徴をもちます。被覆によりこれらの欠点を抑え、荒茶色沢および内質を向上することができます。
時期および方法の考え方
基本的には一番茶と同様の考え方ですが、二番茶期は気温が高く、新芽の生育が早いため一番茶より被覆期間はやや短くし、7~10日程度が一般的です。特に一・二番茶とも長期間被覆すると極端に樹勢が低下する場合があり、後の生育に影響しますので、樹勢に応じ、年間のトータル被覆期間も考慮しましょう。