勘定科目表
資産勘定
流動資産
科目名 | 備 考 | |
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当 座 資 産 |
現 金 | 他から受け取った小切手も現金勘定で処理する。 |
( )預金 |
農業用のお金の受け払いに使用する預金の口座毎に勘定科目を設定する。 例 当座預金、経済預金、普通預金、定期預金等 |
|
売掛金 | 農産物販売代金の未収を処理する。 | |
未収金 | 固定資産や有価証券等を売った時など、通常の営業取引以外の未収金を処理する。 | |
貸倒引当金(貸方科目) | 売掛金、未収金等の貸倒れを予測した額。青色申告では債券価格の5.5%まで認められている。 | |
前渡金 | 商品、原材料等を購入するために前払いしたものを処理する。 | |
立替金 | 一時的な立替払いを処理する。 | |
(有価証券) | 経営上運転資金として運用する目的で所有する、国債、地方債、株券等。 | |
棚 卸 資 産 |
立毛作物 | 期末に生育中の作物でその作物を育てるのに使用したした肥料、農薬、諸材料等の価格で評価額を決定する。ただし、実際は便宜的に評価基準表により評価をしている。 |
生産物 | 期末の棚卸によって把握した未販売農産物。 | |
肥料 | 期末の棚卸によって把握した肥料の在庫を処理する。 | |
農薬 | 期末の棚卸によって把握した農薬の在庫を処理する。 | |
諸材料 | 期末の棚卸によって把握した諸材料の在庫を処理する。 | |
燃料 | 期末の棚卸によって把握した燃料の在庫を処理する。 |
固定資産
有形固定資産 | 建物施設 | 建物、施設など農業用に使用する建物施設。 |
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構築物 | ||
機械器具 | 耐用年数1年を越えるもので、且つ、20万円以上の農業用に使用する機械器具。 | |
(土地) | 通常は土地は評価しないが、記帳開始後新たに購入した場合等は、この科目で処理する。 | |
建設仮勘定 | 建物施設等の建設のために支出した前渡し金または材料費等を一時的処理する科目で、完成したときに建物施設等の科目に振り替える。 | |
無形固定資産 | 借地権、水利権、電話施設利用権等 | |
投資等 | 外部出資金 | 農協等への出資金 |
繰延資産
創業費、開業費、開発費、試験研究費等すでに行われた支出のうち、その効用が後の期間にも及ぶと予想されるので、その支出を当該年度だけの費用とせず、次期以降の数年間に割り振るために繰り延べる部分を処理する。
負債勘定
科目名 | 備 考 | |
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流動負債 | 買掛金 | 原材料、商品などの通常の取引で発生した未払代金を処理する。 |
短期借入金 | 支払期限1年未満の借入金を処理する。 | |
未払金 | 通常の営業取引以外の取引によって生じた未払い金。固定資産の買い入れ代金の未払いなど。 | |
預り金 | 一時的に預かったお金。専従者、雇用者の源泉所得税も納付までに期間がある場合はこの勘定で処理する。 | |
固定負債 | 農業近代化資金 | 農業近代化資金。(支払い利息と分けて処理すること) |
農林漁業金融公庫資金 | 農林漁業金融公庫資金(支払い利息と分けて処理すること) | |
改良資金 | 改良資金 | |
その他長期借入金 | 返済期間1年以上の農業用の借入金 (支払い利息と分けて処理すること) |
資本勘定
科目名 | 備 考 |
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資本金 | 記帳開始時に「資産」-「負債」で算出する。 |
事業主勘定(家計勘定) | 事業と家計の関連を処理する。 |
費用勘定
科目名 | 備 考 | |
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生産原価 | 期首材料棚卸高 | 前期から繰り越された肥料、農薬、諸材料等を決算整理でこの勘定に振り替える。 |
期首仕掛品棚卸高 | 前期から繰り越された立毛作物を決算整理でこの勘定に振り替える。 | |
種苗費 | 種苗、苗木等の購入代金を処理する。 | |
肥料費 | 肥料の購入代金を処理する。 | |
農薬費 | 農薬の購入代金を処理する。 | |
燃料費 | ガソリン、軽油等の購入代金を処理する。 | |
水道光熱費 | 家庭用のものを除く水道、ガス、電気代金を処理する。 | |
諸材料費 | ビニール、潤滑油等、他の科目に属さない生産用の資材、消耗品類。 | |
小農具費 | 取得価格20万未満又は耐用年数1年以内の農具。 | |
修繕費 | 修理にかかった経費で、耐用年数に影響のないもの。建物施設、機械器具の耐用年数が延びるような大修理は、その固定資産で処理する。 | |
賃借料 | 機械、施設等の利用料。ライスセンター利用料。 | |
支払地代 | 支払った地代 | |
作業委託料 | 農作業を他に委託した料金 | |
作業用衣料費 | 農作業用の衣料、防除衣、手袋、長靴等 | |
土地改良水利費 | 水利費、土地改良区の負担金 | |
減価償却費 | 償却固定資産の減価償却費 | |
専従者給与 | 青色事業専従者の給与 | |
雇用労賃 | 人を雇った場合の労賃 | |
期末材料棚卸高 | 期末の棚卸で把握した材料を振り替える | |
期末仕掛品棚卸高 | 期末の棚卸で把握した立毛作物を振り替える | |
雑費 | その他生産に関わる費用 | |
貸倒償却 | 決算時に貸倒引当金を設定した場合。または、実際に貸倒が発生し設定した貸倒引当金を超えた場合に使用する。 | |
販売・一般管理費 | 販売費 | 出荷手数料、出荷用資材(ダンボール等)。 |
研修・交際費 | 農業用の研修、交際費、新聞、本代等 | |
一般管理費 | 事務用品 、電話、切手、葉書代 | |
租税公課 | 農業用の資産に関する固定資産税、自動車税、組合負担金等 | |
保険・共済掛金 | 農業用の共済、保険等の掛金 | |
営業外費用 | 支払利息 | 借入金に伴う支払い利息 |
固定資産処分損 | 固定資産を売却した際、帳簿価より安かった場合の差額を処理。 | |
雑損失 | 盗難、火災損失、事故等、通常の営業活動以外による損失を処理する。 |
収益勘定
科目名 | 備 考 | |
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売上高 | ( )売上高 | 生産物の売り上げを処理する。 |
作業受託料 | 請負作業料金の収入を処理する。 | |
家事消費仕向高 | 家計で消費した農産物の評価額 | |
期首農産物棚卸高 | 前期から繰り越された農産物を決算整理でこの勘定に振り替える。 | |
期末農産物棚卸高 | 期末の棚卸で把握した農産物を決算整理で振り替える。 | |
営業外収益 | 受取利息・配当金 | 資産として計上した預金、出資金等に対する預金利息、配当金(一般的には源泉徴収され課税されているため、最初から事業主勘定で処理するか、決算時に振替える。) |
生産調整助成金等 | 生産調整に係る助成金等を処理する。(例年、議員立法により一時所得となるので別に勘定科目を設ける。決算時に事業主勘定に振り替える。) | |
その他奨励金等 | 農業収益の補償として取得する補償金その他これらに類するもの。 | |
受取共済金 | 農業共済等からの共済金 | |
固定資産処分益 | 固定資産を売却した際、帳簿価より高く売った場合の差額を処理。 | |
貸倒引当金戻入 | 前期に設定した貸倒引当金の期末の残高を特別利益として計上する科目。 | |
雑収入 | 通常の農業経営に伴わない収益を処理する。 |