農業普及現地情報
指導農業士果樹部会の研修会を開催しました
(令和2年2月普及現地情報)
中央農業改良普及センター
三重県指導農業士会果樹部会は現在17名で構成され、果樹後継者の育成や研修生の受け入れなど御活躍をいただいています。相互の研鑽と交流を目的に2月12日、13日に紀州地区で研究会を開催しました。 部会長の歓迎のあいさつの後、経営訪問、研修会が行われました。 経営訪問では、平成19年からJAのハウスリース事業を活用しカンキツ「せとか」の高品質栽培を行っている紀宝町の果樹園を訪問しました。黒い布袋を果実にかけ外観の向上をはかっていることや、サル、シカ、イノシシ、ウサギなど獣害対策なしでは苗木の育成が困難になっている現状などを現地で視察し情報交換しました。 研修会は、紀南果樹研究室でドローン防除、「みえ紀南5号」など有望中晩柑かんきつ、さらにパッションフルーツなど亜熱帯果樹に関する研究成果について試食も交えながら説明を受けました。 また、新規就農者の育成について議論し、就農者本人の取組姿勢といかに生産性の高い園地を確保するかが成否のカギであること、さらに農業大学校生の農家実習の研修効果を上げるための改善点についても意見を交わしました。 普及センターにとって指導農業士は、後継者の育成を進めるうえでの重要なパートナーです。今後も指導農業士相互の交流を図りながら協力体制を強固にしていきます。 |
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