農業普及現地情報
『消費者ニーズや物流を学ぼう!』伊勢志摩・松阪地区青年農業士会交流会を開催しました(平成30年11月普及現地情報)
松阪地域農業改良普及センター
11月1日(木)に、平成30年度伊勢志摩・松阪地区青年農業士会交流会を開催しました。 松阪地区青年農業士会(会員12名)と伊勢志摩青年農業士連絡協議会(会員8名)では、毎年、合同で交流会を行っています。企画に当たり、会員の意見を聞いたところ、従来の懇親会だけでなく、学びの時間としてバイヤーを通して消費者のニーズや流通の話を聞きたいという要望がありました。そこで、生活協同組合コープみえ(以下、生協)から講師をお招きし、「学びの時間&懇親会」の二部構成の交流会を行いました。 生協の松井様から、組合員の要望に応えること、買う人の立場に立つこと、生産の現場を知り生産者と消費者をつなげることを大事にしているという生協の姿勢についてご講演いただき、その後、意見交換会を行いました。生協からの規模拡大や販路開拓についての問いには、「ニーズがあれば拡大・開拓したい」「家族経営のため拡大は難しい」「開拓するには配達が負担」などの意見が聞かれました。また、価格設定について会員から質問が出ると、生協から、「生産者・仲卸・店舗間で価格決定は難しいが、生産者として自信を持った価格を提案し、PRしていくべき」という心強いエールもいただきました。 懇親会では、講師にも引き続き参加していただき、活発な意見交換が行われました。 外部から講師を招いて、2部構成での交流会は新しいチャレンジでしたが、両地区から11名の参加があり、活発な交流会となりました。また、交流会後には、会員から、「有意義だった」「生協とのつながりができ、今後もつながっていきたいと思えた」といった前向きな感想が聞かれました。 青年農業士は、ワーク・ライフともに忙しい年代であり、活動が難しい面もありますが、普及センターは、今後も会員の意見を把握し、新たな活動へのチャレンジも含め、活動を支援していきます。 |
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