農業普及現地情報
「五ヶ所小梅」の産地を守るため新たな取組を始めました
(平成30年5月普及現地情報)
中央農業改良普及センター
「五ヶ所小梅」は、南伊勢町で栽培されている小梅で、200年以上にわたり地域で守り育てられてきました。「みえの伝統果実」に認定されており、その商品力の高さが認められています。 今年の「五ヶ所小梅」は、5月17日から集荷が始まり、5月18日より店舗での販売が開始されました。春先の好天にも恵まれ、病害虫等の発生が少なく、美しい果実が多く選果場に集荷されており、非常に期待できる年となりそうです。 そんな「五ヶ所小梅」ですが、高齢化による産地の衰退に歯止めをかけるため、産地では高品質な果実を省力的かつ安定的に生産できる新たな栽培方法であるジョイント栽培に取り組むこととなりました。 県内では、梨でジョイント栽培の導入が進んでいますが、梅では初めての取組となります。産地の代表者が梨のジョイント栽培研究会に参加したり、モデル園を設置したりして、技術の習得に対して、強い熱意をもって取り組んでいます。普及センターとしても、産地のモデル園での実証に協力する等、この取組が成功するよう支援していきます。 |
|