農業普及現地情報
ナシ「幸水」が過去例のない早い満開を迎えました
(平成30年4月普及現地情報)
中央農業改良普及センター
昨年秋は11月中旬から気温がぐっと下がり、平年より寒さが厳しい冬になりました。しかし、3月になると一転、気温が平年を大幅に上回る日が続いています。この暖かさでカンキツ、ブドウ、カキなど県内の果樹類の生育は一様に早まっています。 中でもナシ「幸水」では、県内のすべての産地で、春先がやや寒かった昨年より2週間、最近の平年と比べても10日程度早く満開を迎えました。農業研究所の「幸水」では記録を取り始めてから最も早い4月5日に満開を迎えました。 ナシの収穫期の早晩は満開日によりおおむね決まります。今年は、例年に準じた管理では収穫期が早すぎ需要期に品薄になることが懸念されます。主力品種の「幸水」を例年通り旧盆前に消費者に提供できるよう、普及センターは各産地のJA、生産者らと対応を進めています。 |
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