農業普及現地情報
伊勢の野菜主産地創造プロジェクト~本気でめざせ!1億円×5産地~
~平成29年度の活動概要と販売実績~(平成30年1月普及現地情報)
伊勢志摩地域農業改良普及センター
JA伊勢が取り組んでいる当プロジェクトは、5ヶ年計画で園芸5品目(青ネギ、イチゴ、キャベツ、カボチャ、地域振興品目を想定)について販売額の向上を目指しています。プロジェクトも3年目に入り、普及センターはJA伊勢営農指導課と密接に連携し、目標達成に向けた活動に取り組んでいます。それぞれの品目の主な活動と動きを表にとりまとめました。新規栽培者や栽培面積の確保策、栽培面での収量・品質向上策、販売対策等、販売額実現に向けた活動を行っています。 ●加工・業務向けキャベツ栽培を土地利用型担い手へ広める。栽培面積に占める土地利用型担い手は55%になる。さらに農機展示会において鉄コンテナ出荷体制を構築する今後のJA体制をPRした。 ●大産地の隙間を狙うカボチャ栽培を加工・業務向け省力栽培を目ざす出荷体制の準備に向けた調査研究を行った。 また、労働集約的な栽培品目では、 ●青ネギ栽培者すべてに通じるほ場整備技術のレーザーレベラーの実演会を実施 ●イチゴ産地の維持拡大に向けた「伊勢農協いちご研修ハウス建設構想」の検討を継続 本年度は台風による被害や寒波による低温などの影響を受け、12月度まとめの販売高実績は昨年度対比の93%となっています。本プロジェクトの高い目標達成のためには、JA・関係者の行動・協力もさることながら、生産者自身の意識の高揚が必須といえます。 今後も各部会の生産販売活動、研修会など折に触れてプロジェクト活動を通じて産地の活性化を意識づけるように活動を行います。 表.実績(12月度) (JA機関紙より) 加工・業務向けキャベツ・・・鉄コンテナ出荷体系について紹介 カボチャ栽培・・・加工・業務向け省力栽培を目ざし、出荷体制の準備。調査研究を実施(鉄コン出荷時の労働時間の短縮)。 |
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