農業普及現地情報
桑名管内GAP研修会を2回開催しました。(平成29年12月普及現地情報)
桑名地域農業改良普及センター
当普及センターでは、本年7月に策定された「三重県における農産物のGAP推進方針」に基づき、生産現場におけるGAP認証の取得を推進するとともに、生産者や産地の実践するGAPのレベルアップに対する支援を行っているところです。 その一環として、管内の関係機関GAP指導者及びGAP実践者の資質向上を図るため、県桑名庁舎において研修会を2回開催しました。 第1回目の10月31日(火)は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の食材調達基準としてのGAP及び大会終了後の食品流通へのGAPの影響等に関する情報収集を行う機会として、関係機関担当者を対象に開催しました。 当日は28名の出席者があり、「全国におけるGAP推進について」と題して、東海農政局生産部生産技術環境課の小根澤課長から、「三重県におけるGAP推進について」と題して、県農林水産部農産園芸課の礒﨑主幹からそれぞれお話をいただきました。また、当センターからは、管内のGAPの取り組みについて、報告を行いました。 第2回目の12月22日(金)は、高度なGAPを取り組む産地の指導者から取り組み内容やその効果について学ぶ機会として、生産者及び関係機関担当者を対象に、山梨県GAP指導員として果樹産地へのGAP導入推進などを行っている深澤正文氏を講師としてお招きして開催しました。 当日は38名の参加があり、「GAPを実践する意義とその効果」と題して、同氏が前職のJA営農指導員の時に実際取り組んだ、JAグループのGAP手法を基盤に構成された果樹産地へのGAP導入事例などについて、わかりやすくお話しいただきました。研修参加者自らがGAPと産地づくりについて考えさせられる内容もあり、GAPを導入するにあたって、とても参考になりました。 また、普及センターからは、さまざまなGAP認証制度について簡単に触れ、それぞれの違いや認証取得に向けた流れ等について説明しました。 当普及センターとしては今後、管内のGAPの推進状況を関係機関と「桑名地域GAP推進チーム」を通じて情報共有を図るとともに、GAPに取り組もうとする農業者に対して支援していきます。 |
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