農業普及現地情報
GAP研修会入門編の開催について(平成29年8月普及現地情報)
松阪地域農業改良普及センター
松阪地域農業振興協議会では、8月10日(木)に松阪庁舎大会議室で「GAP研修会入門編~制度概要と事例紹介~」を開催しました。 初めに中央農業改良普及センター 鈴木啓史農業革新支援専門員から「GAPの制度概要と推進方針について」として、GAPとは、GAP制度について、GAP認証取得に向けての流れ等についてお話をいただきました。その後、有限会社ヤマキ高橋製茶園 代表取締役 髙橋徹氏から「GAP認証 事例紹介」として、きっかけ、着手したこと、苦労したこと、GAP認証を取得してのメリット等について「まず自社に合ったやり方でマニュアルをつくることが大切」「GAPに取り組んで信用が高まった」など具体的な事例を交えてわかりやすくご講演いただきました。当日は、生産者、関係者あわせて約90名が参加しました。 アンケートに協力いただいた農業者55名のうち、4%が「GAPに既に取り組んでいる」、64%が「GAPに取り組みたい」、20%は「取組を考えていない」との回答でした。研修会全体の感想については、「わかりやすい話でよかった」「GAP導入にあたりJAが主体となっての指導が今後必要では」等の意見が出されました。また今後研修で取り上げてほしいテーマとして「更に次のステップの勉強会を期待する」「米・麦・大豆の農業者で取得した体験談を聞きたい」「畜産用GAPの情報提供をお願いしたい」「農業における労働安全衛生に関する取組方策」などがあげられました。 JAでもGAPに関する相談に対応できるよう研修会を開催する動きもあり、普及センターでは、今後、関係機関と連携してGAPに取り組む生産者の支援を行っていきます。 |
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