平成12年版 環境白書に見る三重の環境
5.自然環境
三重県は、穏やかな伊勢湾と太平洋の荒波が押し寄せる熊野灘、急峻な鈴鹿山脈と雄大な台高山脈、数々の清流や里山など多様で美しい自然に恵まれています。
こうした豊かな自然とのふれあいは、人にやすらぎとうるおいをあたえることから、伊勢志摩国立公園をはじめとする自然公園が9ヶ所指定(面積約20万5千ha、県土の35.4%)され、これらの自然公園等を快適で安全に利用することができるよう、自然環境をそこなわぬように配慮し、施設等の整備や管理を行っています。
三重県では自然保護等のあり方を従来の県行政主導から県民や市町村等との協働・連携による保護へと変えていきます。
そのために、森林組合が緑のNPO活動支援センター等と連携し、緑づくりの活動フィールドを確保して、NPO等の緑づくりや環境教育の場としての学校林づくりなどを進める活動を促進したり、住民との協働により、地域が守りたい野生動植物の情報を整備し、保全活動を活発化させるほか、野生動植物保護専門アドバイザー等を配置します。