「おかげさまAction! ~ 住むひとも、来たひとも ~」
「電気自動車等を活用した伊勢市低炭素社会創造協議会」では、地域における二酸化炭素排出量の削減をめざし、多くの化石燃料に依存した暮らしから、省エネルギーでかつ豊かな暮らしに移行していくため、移動手段の新たな使い方として、電気自動車等を活用した取組を進めることで、「地球環境に配慮した、資源やエネルギーが大切にされる、循環型のまち伊勢」を創造することとしています。
三重県では、地域と共に創る電気自動車等を活用した低炭素社会モデル事業として、この協議会の設立と運営を支援しています。
「おかげさまAction! ~ 住むひとも、来たひとも ~」 (低炭素社会に向けた行動計画)
低炭素社会の創造に向けた取組を着実に進めていくことを目的として、平成24年3月に策定しました。
おかげさまAction! ~ 住むひとも、来たひとも ~(リンク)
協議会取組により導入されたEV等
一人乗りEV(コムス)
伊勢市レジ袋検討会からの寄付金等を活用して導入したコムス4台。伊勢市観光協会で業務用として使用し、貸出について検討をすすめています。使用していないときは、伊勢市駅前の手荷物預所に展示しています。
二人乗りEV(超小型モビリティNTN)
NTN株式会社から無償貸与を受けた超小型モビリティ5台を、伊勢市役所の公用車や協議会参画者の業務用車両として活用するほか、観光モデルコースでの観光客の利用に向けて検討をすすめています。この車両は、中部運輸局から「超小型モビリティの認定」を受けてエリアを限定して走行しています。
ピカチュウ電気バス(三重交通)
三重交通株式会社は、平成26年3月31日から、地球環境にやさしい大型電気バスを伊勢市内乗合バス路線で運行を開始しました。現在、電気バスの導入は全国でも少なく、東海地方のバス会社としては初めての取組みとなります。この電気バスの導入は、国、三重県、伊勢市が進める「低炭素なまちづくり」の取組みの一つとして位置付けられており、国土交通省、三重県、伊勢市からの支援を受け導入しました。この低炭素社会の実現に向けた取組みを幅広い年代層に周知、浸透させるため、バス車体には株式会社ポケモン(ポケモンのブランド管理会社)のご協力を得て、ポケットモンスターで人気の「ピカチュウ」のデザインラッピングが施されています。
シンボルマーク、ピクトグラム
「おかげさまAction!」の活動を広くお知らせするために、活動をあらわすシンボルマークと、自動車用の充電器設置場所を示す絵文字(ピクトグラム)のデザインを公募により作成しました。ピクトグラムは、充電器設置場所を示す際に使用する場合は、自由に使用していただけますが、使用事例を収集していますので、使用した場合はご連絡ください。デザイン使用についての詳細は、デザインマニュアルをご覧ください。なお、このシンボルマークとピクトグラムの著作権は、三重県が所有しています。
おかげさまAction! デザイン発表会を開催しました(リンク)
EV・PHV用充電器設置ガイド
電気自動車等を使用する方にとって、安心して利用できる充電環境の整備を促進するため、充電器設置ガイドブックを作成しました。ガイドブックでは、観光施設や商業施設、宿泊施設、駐車場などにおいて、充電器を設置しようとする方を対象に、充電器の種類や充電器設置場所の表示方法、課金方法などについてわかりやすく示しています。
電気自動車や電気バスで周る「お伊勢さん周遊マップ」
一人乗りの電気自動車(コムス)や二人乗り電気自動車(超小型モビリティNTN)などの小型EVで周遊できる観光ドライブコースを作成しました。外宮-内宮の間は、現在でも渋滞が頻発していることや、外宮-内宮間は電気バスが運行されることから、通常の観光では周遊しにくいエリアや、狭い道でも小型EVならスイスイ進める利点を活かせるルートを、実際に小型EVで試乗したうえで、コース設定をしました。
また、二酸化炭素の排出が少ない電気自動車等でぜひ訪れたい地域の文化や歴史と出会える5つのコースを紹介し、経路上の観光スポットや和菓子店などの「お休み処」を掲載した4つ折りのマップも作成しています。電気自動車用の充電器設置場所の情報を掲載するとともに、宇治山田駅前から内宮前の間を運行する「ピカチュウ電気バス」の時刻表も掲載しています。
イベント活動
電気自動車等を活用している状況を、多くの方々に見ていただく取組として、多数のイベント活動を行っています。