温暖化の影響
あなたの近くでも影響が現れていませんか?
サンゴの白化
二酸化炭素を吸収している南西の海のサンゴ礁は、30度以上の水温が続くと、体内で共生している藻を体外に放出して死に至る白化現象が起こります。
1980年以降、大規模なサンゴの白化が数年おきに見られるようになっています。
冷害・日照不足
イネは日本の穀物生産の9割以上を占める主要作物であり、その大部分は水稲として水田で栽培されています。
しかし、農業技術の発達した現在でも、水稲生産は夏期の低温や日照不足などの気候変動に大きな影響を受けています。将来予測されている大規模な地球環境の変化は、日本の水稲生産にも大きな影響を与える可能性があります。
写真では、日照不足により弱った稲にイモチ病が発生しています。
冬季シーズンの短縮
スキーなどの冬季スポーツが重要な観光産業となっている県では、積雪量の減少で大きな被害を受けます。平均気温が3度上昇すると、客が3割減少するなどとも言われています。
出典:環境省地球温暖化問題検討委員会・温暖化影響評価ワーキンググループ
「地球温暖化の日本への影響2001」2001年