輸配送効率化の推進
パンフレット(事業者向け)(PDF:525KB)
トラックなどの大型自動車は、私たちの日常の暮らしや産業活動を支える物流の輸配送手段として重要な役割を担っています。
しかしながら、同時にトラックなどの自動車からの排出ガスによって大気汚染や地球温暖化などの環境問題も深刻なものとなっています。
大気汚染などの環境問題の改善に向けて、運送事業者や荷主事業者などの運送に関わる皆様の連携・協力による環境に配慮した輸配送の効率化にご協力ください。
排出ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)によって、大気汚染が引き起こされます。
運送に関わる事業者の皆様は、連携・協力のもと、環境に配慮した輸配送の効率化に取組むことが重要です。
輸配送の効率化で自動車排出ガスを削減して、空気がきれいな三重県を目指しましょう。
輸配送の効率化には、こんな取組があります
事業者ごとに、また事業者間の協力で輸配送の効率化に取組むことができます
項目 | 取組メニュー | 概要 |
運送事業者の取組 | 車両の大型化 | 車両を大型化することで、輸配送の便数を減らすなど、輸送効率を高めることができます。 |
帰り荷の確保 | 輸送需要を的確に把握するなどにより、帰り荷を確保することで、運送コスト低減や環境保全につながります。 | |
他事業者との協力 | 運送事業者と荷主等が協力して、環境に配慮した効率的な輸配送を進めていくことが重要です。 | |
荷主事業者の取組 | 自営転換の推進 (運送事業者の利用) |
自社で運送している荷主の皆様は、積載率や輸送効率を向上するために運送事業者に運送を委託する「自営転換」も大切な取組です。 |
少量、多頻度の調達物流の見直し | 取引単位の規模を大きくするなど、少量・多頻度輸送の見直しを行い、効率的な運送に向けて改善することが重要です。 | |
共同輸配送・混載輸送 | 複数の荷主等の荷物を積み合わせて輸送効率を上げることにより、積載率向上と輸送距離が削減され、環境負荷の低減とコスト削減につながります。 | |
他事業者への働き掛け | 運送事業者や仕・・謫凾ノ対して、環境に配慮した効率的な輸配送を働き掛けることが大切です。 | |
計画的な輸配送 | 運送事業者との連携・協力のもと、貨物の輸送頻度、納品回数の削減及びリードタイムの見直しや、輸送時間及び輸送の発注時間の決定方法を定め、緊急な貨物の輸送を回避するよう計画的な貨物の輸送を行うことが大切です。 |
県内の事業者取組例
S社(松阪市) | 製品や原材料の輸送に係る貨物輸送の省エネを促進しています。物流拠点への出荷における車両の大型化(による積載率の向上)、および異なる出荷先(2~3箇所向け)を組み合わせる積み合わせ輸送を推進しています。 |
B社(名張市) | 輸送システムを見直し、効率的に輸送車両を運用しています。輸送車両について、急発進、急加速、空ぶかしを自粛し、無駄な荷物を積載せずに走行しています。 |
F社(鈴鹿市) | 製品や原材料の輸送に係るモーダルシフトを推進しています。 |