伊勢湾沿岸域における底質調査の実施
三重県では、伊勢湾の水質改善に向けた施策展開に活用するため、平成21年度に浅海域での底質の現況調査を実施しました。
三重大学において、県、四日市大学との連携により、文部科学省の連携融合事業として、「伊勢湾再生研究プロジェクト(平成19~21年度)」に取り組みましたが、平成19年度に伊勢湾の湾央部における底質判別調査において、底質の現況把握や貧酸素水塊の解明等に向けた研究を進める中、従来のポイント調査からセンサーを用いた面的な評価手法の有効性が実証され、従来の点評価から面的評価が可能となりました。
三重県では、三重大学の底質の面的評価の技術を活かし、さらに沿岸域における底質調査を実施することにより、浅海域での底質の現況を面的に把握し、効率的・効果的な施策展開に活用できると判断したことから平成21年度に沿岸域における底質調査を実施しました。
この調査により伊勢湾のほぼ全域において従来の点(ポイント)による底質評価から、面的(エリア)での評価が可能でとなったため、今後は、伊勢湾の状態評価や、施策・事業の検討、研究機関と連携した貧酸素水塊の解明等に活用する予定です。
底質調査結果画像
底質調査結果図 (PDF:147KB)
底質調査概略 (PDF:386KB)