中部国際空港に係る航空機騒音の調査結果(平成17年度1回目)
三重県は、中部国際空港の開港に伴い発生している航空機騒音による県内の影響を把握するため、昨年度に引き続き調査を行いました。
実施方法
「航空機騒音に係る環境基準について」(昭和48年12月27日環境庁告示大154号)に基づき、次のとおり実施しました。
調査地点
木曽岬町、桑名市、四日市市、鈴鹿市、伊勢市、鳥羽市の各1地点(全6地点)。
調査地点の選定にあたっては、各市町からの意見を参考としながら、昨年度県が行った調査地点及び中部国際空港(株)が行った調査地点に近接していない地点を選定しました。
調査日時
平成17年5月31日(火曜)0時から6月6日(月曜)24時まで
実施の結果
中部国際空港に離着陸する航空機は、北側から風が吹く時には北向きに離着陸する「北向き運用時の飛行経路」を採用し、南側から風が吹く時には南向きに離着陸する「南向き運用時の飛行経路」を採用します。各調査地点で航空機の飛行方向を調査したところ、測定した7日間のうち2日間は主に北向き運用時の飛行経路を、残りの5日間は主に南向き運用時の飛行経路を採用していたものと考えられました。
調査期間中の航空機騒音の1日あたりの平均値は58dBから64dBの範囲内でした。また、調査期間中の航空機騒音の最大値は74dBでした。
環境基準値は、航空機騒音の大きさと飛行した航空機数から算出するWECPNL(うるささ指数)により評価しますが、調査期間中のWECPNLの平均値は38から59の範囲内であり、全地点で環境基準値である70または75を下回っていました。
なお、詳細は別紙のとおり(PDF:17KB)です。
今後の対応
今年度は2回の調査を行います。
2回目の調査は、今回測定時とは風向が異なる秋・冬季(10月~12月頃の予定)に実施する予定です。