平成15年度自動車交通騒音の常時監視結果
実施方法
騒音規制法第18条の規定に基づき、地域の自動車交通騒音の状況を把握するため、三重県と四日市市は県内の自動車交通騒音について測定を実施しました。
騒音の測定地点として、当該地域の自動車交通騒音を代表すると思われる地点(三重県実施30地点、四日市市実施8地点)を選定し、自動車交通により発生する騒音を測定しました。
面的評価の評価対象道路に該当する騒音測定地点については、その地点を含む評価区間(騒音観測区間)ごとに面的評価を実施しました(三重県実施23区間、四日市市実施8区間)。
また、騒音測定を行わなかった評価区間のうち、道路構造や交通条件等が騒音観測区間と類似していると判断できた区間(騒音非観測区間)については、騒音観測区間の騒音測定値を利用して併せて面的評価を実施しました(四日市市のみ実施29区間)(表1参照)。
一方、面的評価の評価対象道路には該当しない測定地点(三重県実施7地点)での騒音測定結果は、昼間67~75dB、夜間57~74dBの範囲内にありました(表2参照)。
実施結果
面的評価の結果、評価対象住居等戸数11,998戸のうち、環境基準値以下の戸数は9,815戸(81.8%)、環境基準値を超過した戸数は2,183戸(18.2%)でした。環境基準値を超過した戸数の内訳は次のとおりです。
昼間のみ基準値以下 ( 931戸、7.8%)
夜間のみ基準値以下 ( 92戸、0.8%)
昼間、夜間とも基準値超過(1,160戸、9.7%)
※)四捨五入の関係上、上記とは一致しない
評価結果の概要については次表のとおりです。
(単位) | 三重県実施分 | 四日市市実施分 | 合計 |
---|---|---|---|
騒音測定地点数 | 30 | 8 | 38 |
評価区間数 | 23 | 37 | 60 |
評価区間の総延長 (km) | 42.6 | 51.0 | 93.6 |
評価対象戸数 (戸) | 4,805 | 7,193 | 11,998 |
環境基準値以下の戸数(戸) (環境基準適合率)(%) |
4,027 (83.8) |
5,788 (80.5) |
9,815 (81.8) |
環境基準値を超過した戸数(戸) (環境基準非適合率)(%) |
778 (16.2) |
1405 (19.5) |
2,183 (18.2) |
なお、平成14年度の全国の集計結果では、環境基準適合率は80.1%でした。
添付資料
表1:面的評価結果(PDF:33KB)
表2:面的評価の対象条件に該当しない測定地点の騒音測定結果(PDF:8KB)