平成30年度特定産業廃棄物事案に関する調査検討委員会 再発防止取組の最終報告に対する委員評価
標記取組に対する委員評価は、次のとおりです。
1.委員評価
三重県では、「特定産業廃棄物に関する調査検討委員会」から出された提案・提言にもとづき、平成24年度に「産業廃棄物不適正処分 再発防止プラン」として5年間の取組計画を策定し、平成25年度から取り組んできました。今般、取組開始から5年が経過したことから、当プランの取組結果について「基本取組目標管理シート」及び「同総括表」により最終報告を受けました。
報告を精査した結果、28ある基本取組のうち、平成28年度に遅れが生じていた法務能力の向上と課題解決力を備えた人材育成や、ホームページ活用による即時性を持った情報提供などの取組においても、現在は概ね目標を達成しており、全ての目標について着実に取組が進んでいることが確認できました。
その一方で、依然として三重県において不法投棄がなくならない実態が認められており、三重県の総合計画(「みえ県民力ビジョン」)や三重県廃棄物処理計画の目標に掲げている「産業廃棄物の不法投棄の早期発見・早期対応」や「不適正処理事案の改善着手率100%」を達成し、不法投棄のない社会にするためには、これまで当プランで取り組んできた不法投棄の原因分析や未然防止に向けた取組成果の情報共有及び人材育成の取組を今後も継続していく必要があります。
三重県におかれては、当プラン終了後においても再発防止に尽力されるとともに、5年間にわたり取り組んできた成果を、同じ問題を抱える全国の自治体等へ積極的に情報発信することで、三重県のみならず我が国の産業廃棄物処理行政の一層の充実に繋げられることを期待します。
三重県「特定産業廃棄物事案に関する調査検討委員会」
委員長 田中 勝
2.資料
「進捗管理表(基本取組目標管理シート総括票)」(157KB)【※シートの見方】
(参考)「産業廃棄物不適正処分事案再発防止プラン」(88KB)