平成29年度特定産業廃棄物事案に関する調査検討委員会 再発防止取組(委員評価)
標記取組に対する委員評価は、次のとおりです。
1.委員評価
三重県では、「特定産業廃棄物に関する調査検討委員会」から出された提案・提言にもとづき、平成24年度に「産業廃棄物不適正処理 再発防止プラン」を策定し、再発防止取組が進められています。この取組は、平成25年度から平成29年度までの5年間を取組期間として継続的に進められているところですが、今般、三重県から平成28年度末現在の取組状況について「基本取組目標管理シート」及び「同総括表」により報告を受けました。
報告を精査した結果、28ある基本取組のうち、法務能力の向上と課題解決力を備えた人材育成や、ホームページ活用による即時性を持った情報提供など、 一部の取組において遅れがみられるものの、概ね着実に取組が進んでいることが確認できました。
その一方で、三重県の総合計画(「県民力ビジョン」)や三重県廃棄物処理計画においては、具体的な数値目標として産業廃棄物の不法投棄の発生件数や不適正処理事案の改善着手率が設定されていますが、依然として三重県において不法投棄がなくならない実態が認められており、その原因分析や不法投棄の未然防止に向けた弛まない取組が求められています。
三重県におかれては、引き続き、再発防止取組に尽力されるとともに、平成29年度は再発防止取組の最終年度にあたることから、これまでの取組成果を総括し、我が国の産業廃棄物処理行政の一層の充実に繋げられることを期待します。
三重県「特定産業廃棄物事案に関する調査検討委員会」
委員長 田中 勝
2.資料
「進捗管理表(基本取組目標管理シート総括票)」(55KB)【※シートの見方】
(参考)「産業廃棄物不適正処分事案再発防止プラン」(88KB)