鈴鹿サーキットプールにおけるリユースカップによるデポジット導入実証事業について
平成16年7月 資源循環室
1 事業の概要
廃棄物減量の推進と使い捨て社会を見直し資源循環型社会を構築していくための取り組みの一環として、飲料容器のデポジット制度にかかる実証事業を(株)鈴鹿サーキットランド・鈴鹿市・(財)バイオインダストリー協会との協働により実施しています。
2 事業の目的
使い捨て容器に替えてデポジット制を導入し、繰り返し使用が可能な容器を一定の期間、継続して使用することにより、廃棄物の減量と資源循環型社会構築への意識醸成を図ります。
併せて、この実証事業において使い捨て容器とリユース容器の環境負荷の比較や、販売・営業面での影響などデポジット制の導入による効果測定・分析を行い、今後の施策の参考とすることとしています。
3 実施期間
平成16年7月10日(土曜)~8月10日(火曜)までの平日
(ただし、スタート時の10日(土曜)、11日(日曜)は実施)
4 対象品目
プール売店オークで販売するジュース、ウーロン茶等のソフトドリンク
(コーヒー、生ビール、フロート類を除く)
5 当実証事業で実施するデポジット制度の形態
プールエリアレストランで販売されるソフトドリンクの容器を紙コップから繰り返し使用可能なリユースカップに替えて販売します。
販売に際し、通常200円で販売されるところ、容器代として100円のデポジット金(上乗せ金)をお預かりして300円で販売し、容器返却時に返金します。
6 アンケート回答状況
飲料を購入された方には、デポジット制度を体験していただくことにより、使い捨ての見直しや廃棄物減量についてお考えいただくとともに、アンケートにご協力いただいています。
アンケートの中間集計では、飲料容器を繰り返し使用することについて約83%の方から賛成の回答をいただいており、その理由としては、ごみ減量や資源の節約のために意味があるということがあげられています。
カップを返却し、デポジット金をお受け取りいただくという手間が生じるため、返却されないカップもあるのではないかと懸念しましたが、制度についてよくご理解いただき、概ね100%の返却率となっています。
7 その他
8月26日(木曜)~27日(金曜)に、県環境学習情報センターで開催する「こどもかんきょう体感フェア2004」においても、リユースカップでジュース、ウーロン茶を販売し、デポジット制度を導入して来場者に廃棄物減量についての啓発を行います。
また、県内各地でのイベント等でも積極的に実証事業を行っていきたいと考えています。