各種調査データ :作物(水稲)関係
イネいもち病・BLASTAMによる判定結果
更新日:令和6年8月30日- 過去のデータはこちら
- いもち病発生予測支援システム(ブラスタム)について
- 参考資料:イネいもち病(平成26年予報第3号・今月のトピックス)
- 参考資料:ブラスタムを利用した水稲の葉いもち予防について(平成22年予報第2号・今月のトピックス)
- 参考資料:QoI剤によるイネいもち病防除の注意点(平成26年度病害虫防除技術情報第15号)
いもち病発生予測支援システム(ブラスタム)について
葉いもちは降雨等によって、水稲の葉が一定時間濡れたときに、感染、発病します。
いもち病発生予測支援システム(ブラスタム)は、気象庁のアメダスのデータをもとに、葉いもちの発生時期を地域ごとに予測するプログラムです。
- いもち病菌の感染に好適な気象条件(感染好適条件:凡例 ●)となった日から、7~10日後に葉いもちの病斑が現れます。
- 同じ日に多くの地点で一斉に感染好適条件が出現すると、その7~10日後に葉いもちの流行する前段階に入ります。つまり地域のほとんどの水田で葉いもちの病斑が分布している状態(広域的初発生時期)となります。
- さらに感染好適条件が繰り返し出現すると、葉いもちの流行が始まり、病斑が急増します。
※左右にフリックすると表がスライドします。
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表2 感染条件を満たす温度と湿潤時間の組み合わせ |
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温度 (℃) | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
湿潤時間 (時間) |
17 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 11 | 10 | 10 | 10 | 10 |
(注)アメダス気象データを利用したいもち病発生予測支援システムとは、平成6年度から病害虫防除所が取り組んでいるコンピューターを利用した予察 システムです。県下12か所のアメダス観測装置の毎時データ(気温、降水量、風速、日照量)から演算し、地域毎のいもち病の感染条件を判定しています。