No 92 初夏を告げる ─ ハナショウブ
亀山市亀山公園で「ハナショウブ」が咲きました。
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ハナショウブ(アヤメ科)は、三重県の県花です。
アヤメ科アヤメ属の多年草で、日本各地、朝鮮半島、中国東北部、シベリアに自生するノハナショウブから改良された園芸種です。ショウブ(サトイモ科)に似ている葉に花が咲くためハナショウブと呼ばれ、漢字では「花菖蒲」と書きます。
雨にぬれてしっとりと咲く優美な花姿に風情があるため、日本各地の菖蒲園は梅雨の時期になると花見客でいっぱいになります。花は初夏に咲き、色は白・紫・薄紅などがあり、亀山公園のほかに、九華公園(桑名市)や斎王の森(明和町)、勾玉池(伊勢神宮)で見られます。(昭和44年指定)
わが恋は人とる沼の花菖蒲(あやめ) 泉鏡花
撮影年月日:平成22年6月2日
撮影場所:亀山市亀山公園ハナショウブ園
撮影者:大平 智教さん
平成22年6月8日掲載