災害医療(さいがいいりょう)という言葉をご存知ですか?
災害医療(さいがいいりょう)という言葉をご存知ですか?災害医療とは、地震や津波などの災害時に地域の医療資源の能力を上回るほど多数のけが人や病人などが発生した際に行われる医療のことをいいます。
災害時は、予測困難な災害の発生によって急激に傷病者が増加し、医療機関のマンパワーが不足するため、医療の提供が、著しく追いつかなくなるばかりか、場合によっては、電気、水道及びガスの供給がない、医薬品や機材などの供給もないなど過酷な状況の中で傷病者の治療等を行わなくてはなりません。災害医療は、このような限られた医療資源で、多くの傷病者の人命を救うことを求められています。
従って、災害医療は、平時に行われる医療とは違い、患者が必要とする医療の全てを提供することは大変難しい状況となります。
また、持病や慢性疾患をお持ちの方は、災害時の薬不足のリスクについても考えていただかなくてはなりません。
では、何をしたらいいのでしょうか。具体的な例を挙げます。
・使用している医薬品等は、自宅のすぐ持ち出せる場所に保管しておく。
・医薬品を保管箱や非常用持ち出し袋に入れている場合は、有効期限をチェックしておく。
・避難生活が長引いて使用している薬がなくなった、自分が服用していた薬の名前・種類がわからないなどの場合、「お薬手帳」があると大変便利です。
災害への心構えは大切です。