令和３年三重県議会定例会　知事提案説明（追加提案その４）

　ただいま上程されました補正予算16件、条例案4件、その他議案 4件合わせて24件の議案について、その概要を説明いたします。
 
　議案第57号から第72号までの補正予算は、新型コロナウイルス 感染症に関する対策のほか、今年度の予算執行状況等を踏まえ、歳入歳出両面における補正要因に対応するため編成したもので、一般会計で146億7,873万2千円、特別会計で46億8,721万2千円、企業会計で16億8,014万1千円をそれぞれ減額するものです。
 
　それでは、一般会計についてその概要を説明いたします。
　歳入の主なものは、県税について、法人事業税で17億6,100万円、地方消費税で10億400万円をそれぞれ減額するなど、合わせて21億5,400万円を減額しています。
　地方譲与税について、特別法人事業譲与税で16億9,300万円を減額するなど、合わせて20億1,100万円を減額しています。
　国庫支出金について、公共事業関係で37億6,023万5千円、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金で10億6,742万円をそれぞれ減額するなど、合わせて68億3,825万8千円を減額しています。
　諸収入について、中小企業基盤整備機構助成金で23億6,493万円を減額するなど、合わせて31億4,628万3千円を減額しています。
　県債について、減収補てん債で37億8,900万円を増額する一方、 徴収猶予特例債で16億円、公共事業関係で5億7,000万円を減額するなど、合わせて12億5,700万円を増額しています。
　基金繰入金について、財政調整基金で30億3,108万7千円、地域 医療介護総合確保基金で1億6,790万9千円をそれぞれ減額するなど、合わせて35億1,784万4千円を減額しています。
 
　歳出の主なものとして、県民の皆様の命を守るための医療提供体制を引き続き進めるため、国の新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金等を活用して、外国人患者の受け入れに必要な医療機関の取組を支援するなど、1億7,331万6千円を増額しています。
　地域の生活交通を確保するため、地域間幹線バスの運行費用に対して国と協調して支援するために必要な経費として、1億6,081万9千円を増額しています。
　公共事業については、国の内示増等に伴い、国直轄事業で625万 3千円、国補公共事業で5,080万円、県単公共事業で2,784万4千円をそれぞれ増額する一方、災害復旧事業で46億2,183万円、受託事業で4億6,597万円をそれぞれ減額するなど、合わせて50億290万3千円を減額しています。
　県税過誤納金還付金について、事業の執行見込みに伴い、28億2,909万3千円を減額しています。
　中小企業金融対策事業について、新型コロナウイルス感染症対応 融資の利用実績に伴い、25億7,909万9千円を減額しています。
 
　次に、特別会計及び企業会計のうち主なものについて、説明いたします。
　特別会計では、県債管理特別会計について、県債管理基金の積立金の増などにより23億9,412万1千円を増額する一方、国民健康保険 事業特別会計について69億7,066万4千円を減額しています。また、 企業会計では、工業用水道事業会計について8億7,961万円を、水道事業会計について3億688万8千円をそれぞれ減額しています。
 
　以上で補正予算の説明を終わり、引き続き条例案等の諸議案について説明いたします。
　議案第73号及び第74号は、指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令等の施行に鑑み、 関係条例の規定を整備するものです。
　議案第75号は、関係政令の廃止に伴い、規定を整理するものです。
　議案第76号から第78号までは、県の行う建設事業の経費に関し、関係市町等から徴収する負担金の額について定めようとするものです。
　議案第79号は、訴えを提起しようとするものです。
　議案第80号は、本県における盗難自動車の解体及び輸出を防止し、良好な生活環境を確保するため、特定自動車解体業及び中古自動車 輸出業を営む者に係る届出制度を設ける等の規制を行う条例を制定するものです。
 
　以上で諸議案の説明を終わり、次に、報告事項について説明いたします。
　報告第6号は、議会の議決すべき事件以外の契約等について、条例に基づき、報告するものです。
 
　以上をもちまして提案の説明を終わります。
　なにとぞ、よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。