平成３１年三重県議会定例会　知事提案説明（追加提案）

 　ただいま上程されました補正予算17件、その他議案2件合わせて19件の議案について、その概要を説明いたします。
 
　議案第79号から第94号までの補正予算は、今年度の予算執行状況等を踏まえ、歳入歳出両面における補正要因に対応するため編成したもので、一般会計で23億6,865万7千円、企業会計で6億4,633万2千円をそれぞれ減額する一方で、特別会計で29億8,652万円を増額するものです。
 
　それでは、一般会計についてその概要を説明いたします。
　歳入の主なものは、県税について、県民税配当割で2億3,000万円を減額する一方、県民税株式等譲渡所得割で5億7,700万円、地方消費税で5億1,700万円、法人県民税で3億8,400万円をそれぞれ増額するなど、合わせて14億4,400万円を増額しています。
　国庫支出金について、保育対策総合支援事業費補助金で7,571万6千円を増額する一方、公共事業関係で20億6,321万5千円、農地集積・集約化対策事業費補助金で1億1,224万7千円をそれぞれ減額するなど、合わせて29億9,502万2千円を減額しています。
　県債について、退職手当債で6億1,900万円、公共事業関係で3億8,700万円をそれぞれ減額するなど、合わせて13億5,400万円を減額しています。
 
　歳出の主なものは、公共事業について、国の内示等に伴い、国補公共事業を4億7,250万6千円、事業計画の変更等に伴い県単公共事業を8,477万8千円増額する一方、国の内示等に伴い、災害復旧事業を29億4,997万2千円減額するなど、合わせて23億6,260万4千円を減額しています。また、人件費について、一般職給与費で8億3,872万5千円を減額しています。
　一方、これまでに見送ってきた県債管理基金積立金の一部を積み戻すための繰出金など、県債管理特別会計繰出金で33億8,566万1千円を増額しています。
 
　次に、特別会計及び企業会計のうち主なものについて、説明いたします。
　特別会計では、県債管理特別会計について、33億6,732万7千円を増額する一方、流域下水道事業特別会計について6億562万9千円を減額しています。また、企業会計では、水道事業会計について2億8,970万8千円を、工業用水道事業会計について1億5,311万円をそれぞれ減額しています。
 
　これにより、平成30年度の予算総額は、一般会計で7,195億991万3千円となり、特別会計、企業会計を合わせた三会計の合計額は、1兆1,167億9,698万2千円となります。
 
　次に、議案第95号の「平成31年度三重県一般会計補正予算（第1号）」は、一般職に属する職員の勤勉手当の支給割合の改正等を考慮し、県議会議員の期末手当について308万7千円を増額する一方、議会経費の削減のため、議員報酬で4,684万9千円、議会における会派に係る政務活動費で5,553万9千円、それぞれ減額するもので、合わせて9,930万1千円を減額しています。
 
　以上で補正予算の説明を終わり、引き続きその他議案について、説明いたします。
 
　議案第96号及び第97号は、県の行う建設事業の経費の一部について、関係市町から徴収する負担金の額について定めようとするものです。
 
　以上をもちまして提案の説明を終わります。
　なにとぞ、よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。