2004(平成16)年度 当初予算 基本事業目的評価表
2004(平成16)年度 当初予算
基本事業目的評価表
基本事業名
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44202水の安全・安定供給
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評価者
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企業庁 整備推進チーム マネージャー事務取扱 藤田 輝也
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059-224-2837 fujitt00@pref.mie.jp
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評価年月日
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2003/11/25 13:39:12
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政策体系上の位置づけ
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政策:土地・水・エネルギー資源の効率的な利用の推進
施策:442 水資源の確保と効率的な総合利用
施策の数値目標:安心して飲める水の安定供給に対する満足度
基本事業の目的
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【誰、何が(対象)】
水供給体制が
【抱える課題やニーズは】
県民(水道用水受水市町村の住民等)の生活に必要な安全で安心な水道用水を安定して供給して欲しい、あるいは企業が必要とする良質で低廉な工業用水を安定して供給して欲しい
という状態を
【どのような状態になることを狙っているのか(意図)】
安全で安定的に供給されるよう整備されている
という状態にします。
【その結果、どのような成果を実現したいのか(結果=施策の目的)】
水資源が安全で安心できる水として安定的に供給できている
基本事業の数値目標、コスト、マネジメント参考指標
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2001
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2002
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2003
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2004
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2006
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安全・安定給水の障害発生件数(件) [目標指標]
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目標
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0
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0
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0
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0
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実績
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0
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1
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0
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必要概算コスト(千円)
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21,798,137
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19,105,327
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19,477,945
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19,497,211
|
0
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予算額等(千円)
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19,924,818
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16,926,221
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17,798,949
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17,698,649
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概算人件費(千円)
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1,873,319
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2,179,106
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1,678,996
|
1,798,562
|
0
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所要時間(時間)
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444,969
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506,769
|
396,926
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425,192
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人件費単価(千円/時間)
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4.21
|
4.30
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4.23
|
4.23
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必要概算コスト対前年度(千円)
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-2,692,810
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372,618
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19,266
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-19,497,211
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水道事業用水管橋落下防止対策(箇所) [マネジメント参考指標]
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目標
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6
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3
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2
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実績
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12
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7
|
6
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工業用水道事業用水管橋落下防止対策(箇所) [マネジメント参考指標]
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目標
|
1
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2
|
3
|
||
実績
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1
|
0
|
1
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県営水道受水協議会との協議(回) [マネジメント参考指標]
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目標
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10
|
15
|
15
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||
実績
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8
|
15
|
15
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[マネジメント参考指標]
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[マネジメント参考指標]
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[マネジメント参考指標]
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数値目標に関する説明・留意事項
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○用水の安定給水を重要な責務として目標を設定していますが、水源の水質事故や異常渇水、震災等、避けられない不可抗力による給水障害まで想定していません。
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2004年度マネジメント参考指標
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種類
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マネジメント参考指標
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数値目標の困難度
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1
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事業量
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水道事業用水管橋落下防止対策
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十分達成可能な目標
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2
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事業量
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工業用水道事業用水管橋落下防止対策
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十分達成可能な目標
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3
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協働度
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県営水道受水協議会との協議
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十分達成可能な目標
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4
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5
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6
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マネジメント参考指標に関する説明・留意事項
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2003年度の取組内容
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成果達成見込み 概ね順調
【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
○顧客に満足していただける品質の用水を安定して供給する品質システム(ISO9001)を維持し、PDCA(Plan(企画)Do(実施)Check(評価)Action(改善))サイクルを有効に運用することで、更なる水質管理を含めた浄水処理や送・配水運用等のプロセス管理の強化・改善に努めました。
○稼働施設の維持管理等の日常業務を迅速かつ的確に実施し、給水支障を未然に防止するため、老朽・劣化対策や地震対策等の改良改築工事を計画的に実施してきました。
○より安価な水が供給できるよう、工業用水道事業では複数の浄水場等の無人化を進めてきており、水道事業でも一部の浄水場の運転監視制御業務の集中化を行ってきました。平成16年4月には北勢水道事務所管内の水道及び工業用水道事業の6浄水場の運転監視業務を一元化することとし、現在、事務所改築と合わせて整備を進めています。
○両事業施設の効率的な相互利活用を進め、コストの縮減に努めました。
○償還中の高利率企業債の低金利企業債への借換や水資源機構割賦負担金の繰上償還を行い、償還利息の低減にも取り組んできました。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
○水源の利水安全度の低下や水質悪化傾向が、今後ますます顕著に現れてくるものと考えられるほか、近年、河川の油の流出事故も度々発生していることから、安全、良質な水を安定給水するため、配水運用、施設の効率的な維持管理、水質管理の強化等、日常業務を確実に遂行するための体制の一層の充実が課題となっています。又、震災等大規模な災害への対応が再認識されており、そのための主要施設の耐震化対策や危機管理対策への取り組みとして効率的な対応と、非常時における復旧・管理体制等の強化充実が課題となっています。
○今日の厳しい社会経済情勢のなか、水需要が伸び悩み、受水市町村の水道会計が厳しい状況となっていることや受水企業の経営状況が厳しい状況となっていることから、水の安全安定供給を維持しつつコスト縮減に取組、受水費用の負担をいかに軽減していくかが課題となっています。
2004年度 施策から見たこの基本事業の取組方向
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基本戦略での位置づけ
注力
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改革方向
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総括マネージャーの方針・指示
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→
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現状維持
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水の安定供給は、日常生活に欠くことの出来ないことから、不測の事態にも対応できる体制を整えること。
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2004年度の取組方向
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①水道用水、工業用水の安定給水および効率的な事業運営をはかるため、既存施設の更新や改良工事を進めるとともに、耐震化工事などを計画的に実施します。
②受水市町村の水需給計画に基づき、水道用水供給事業の建設を的確且つ効率的に推進し、水道水の安定供給をはかります。
③水道用水の安全確保対策として、「三重県水道水質管理計画」を環境部と連携して推進するとともに、水質検査体制を充実強化することにより、新たな厚生労働省令による水質基準の全項目検査を行い、安全な水道水の供給をはかります。
④県民ニーズに応え、信頼を高めるため、ISO9000シリーズ(品質マネジメントシステム)を維持し、PDCA(Plan(企画)Do(実施)Check(評価)Action(改善))サイクルを有効に運用することで、品質管理の徹底と業務の継続的改善を行い、「安全・安心・良質な水の安定供給」をはかります。
【総合行政の視点からの取組】
安全・安心の確保という視点から、①非常時における災害の軽減を図るため、「三重県水道災害広域応援協定」(水道)、「東海4県及び名古屋市との工業用水道災害応援に関する協定」(工業用水道)などにより、その中核となって広域応援態勢の強化を図り、また単独では対応できない事態にも対処できるようにします。②安全でおいしい水道用水の供給に向け、関係機関、部局等に対して河川等の水質汚染事故防止に向けた働きかけや、万一に備えた新たな水処理設備の導入を図ります。③企業誘致に対応し、経済性を検討しつつ、迅速且つ的確に進めます。
構成する事務事業間の戦略(注力、改革方向)
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(要求額:千円、所要時間:時間)
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事務事業
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要求額
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対前年
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所要時間
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対前年
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注力
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改革方向
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貢献度合
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効果発現時期
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事業概要
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マネージャーの方針・指示
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A 営業費用(水道)
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7,227,959
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-30,072
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236,040
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23,776
|
→
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現状維持
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即効性
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取水、導水、浄水、配水設備の運転管理、保守点検、修繕等を行います。 浄水場の水処理施設の運転管理を行います。
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・ISO9001の確実な運用を行い、品質管理の徹底と業務の継続的改善を行い、「安全・安心な水の安定供給」を図ること。 ・前年度に引き続きコスト縮減に取り組むこと。
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||||||||
B 業務設備及び改良費(水道)
|
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531,677
|
41,830
|
19,925
|
→
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現状維持
|
直接的
|
即効性
|
|
水道事業の安定供給を図るための施設の更新、整備、並びに施設の改良を行います。
|
・前年度に引き続きコスト縮減に取り組むこと。
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||||||||
C 北勢広域水道拡張費
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417,470
|
-76,381
|
3,570
|
-230
|
↑
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抜本的に改革
|
直接的
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長期的
|
|
三重県北部広域圏広域的水道整備計画に基づき、北勢地域の関係自治体の水需要に対応するための広域水道を整備します。
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・受水予定市町の水需給計画を再精査し、それに見合った施設整備を図ること。 ・前年度に引き続きコスト縮減に取り組むこと。
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D 伊賀広域水道建設費
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1,108,706
|
302,339
|
13,786
|
486
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
長期的
|
|
三重県西部広域圏広域的水道整備計画に基づき、伊賀地域の関係自治体の水需要に対応するための広域水道を整備します。
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・川上ダムの完成が遅延することを前提に、暫定水利権の取得手続きを行うこと。 ・受水予定市町村の水需給計画に見合った施設整備を図ること。 ・前年度に引き続きコスト縮減に取り組むこと。
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||||||||
E 長良川河口堰水源費(水道)
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417,807
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-15,032
|
100
|
0
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
長期的
|
|
<長良川河口堰に係る管理費負担金及び償還利息。
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・将来の水源として必要なものであり、関係する市町村の水需要動向を注視すること。
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||||||||
F 北勢水道改良費
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26,935
|
-538,065
|
880
|
-15,651
|
→
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現状維持
|
直接的
|
即効性
|
|
北勢水道事務所管内の浄水場の遠方監視制御による集中監視制御化を実施するための施設等を整備します。
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・耐震化等安定給水の確保に向け、計画的な実施に努めること。 前年度に引き続きコスト縮減に取り組むこと。
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||||||||
G 営業費用(工業用水道)
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4,541,308
|
159,463
|
116,465
|
-497
|
→
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現状維持
|
直接的
|
即効性
|
|
取水、導水、浄水、配水設備の運転管理、保守点検、修繕等を行う。 浄水場の水処理施設の運転管理。
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・ISO9001の確実な運用を行い、品質管理の徹底と業務の継続的改善を行い、「良質な水の安定供給」を図ること。 ・前年度に引き続きコスト縮減に取り組むこと。
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H 業務設備及び改良費(工業用水道)
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198,662
|
26,410
|
4,881
|
457
|
→
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現状維持
|
直接的
|
即効性
|
|
工業用水道の安定供給を図るための施設の更新、整備並びに施設の改良を行います。
|
・前年度に引き続きコスト縮減に取り組むこと。
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I 北伊勢工業用水道改良費
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1,570,702
|
-426,512
|
7,600
|
0
|
→
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現状維持
|
直接的
|
中期的
|
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管内の受水企業等に安定的に工業用水を供給できる施設の機能を維持するための設備改良と遠方監視制御化のための施設等の整備を行います。
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・安定給水の確保に向け、老朽化施設の計画的、効率的な改築に努めること。 ・前年度に引き続きコスト縮減に取り組むこと。
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||||||||
J 長良川河口堰水源費(工業用水道)
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908,751
|
-34,127
|
40
|
0
|
→
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現状維持
|
直接的
|
長期的
|
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長良川河口堰に係る管理費負担金及び償還利息。
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・有効利用が図れるような取り組みを進めること。
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休廃止する事務事業
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事務事業名
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理由
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2003年度予算額 (千円)
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2003年度所要時間 (時間)
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