2004(平成16)年度 当初予算 基本事業目的評価表
2004(平成16)年度 当初予算
基本事業目的評価表
基本事業名
|
42106 自然環境保全の研究の推進
|
評価者
|
科学技術振興センター 林業研究部 部長 杉本 利昭
|
|
059-262-5350 sugimt00@pref.mie.jp
|
評価年月日
|
03/12/16 14:04:12
|
政策体系上の位置づけ
|
|
政策:自然との共生の確保
施策:421 自然環境の保全・再生と活用
施策の数値目標:多様な自然環境の保全面積
基本事業の目的
|
|
【誰、何が(対象)】
自然環境の保全に関する研究課題が
【抱える課題やニーズは】
県土の65%を占める森林は自然環境形成の上で重要な役割を果たしており、森林に対する県民の期待は木材生産機能から水土保全機能などの公益的機能へ拡大しています。
という状態を
【どのような状態になることを狙っているのか(意図)】
解決され、その情報が的確に提供されている
という状態にします。
【その結果、どのような成果を実現したいのか(結果=施策の目的)】
自然環境が地域の自然的社会的条件に応じて保全・再生・活用されている
基本事業の数値目標、コスト、マネジメント参考指標
|
|
2001
|
2002
|
2003
|
2004
|
2006
|
||
自然環境の保全のための技術開発件数(件) [目標指標]
|
目標
|
0
|
1
|
0
|
1
|
1
|
実績
|
0
|
1
|
0
|
|||
必要概算コスト(千円)
|
10,437
|
13,938
|
17,847
|
19,719
|
0
|
|
予算額等(千円)
|
1,255
|
2,397
|
2,425
|
3,062
|
||
概算人件費(千円)
|
9,182
|
11,541
|
15,422
|
16,657
|
0
|
|
所要時間(時間)
|
2,181
|
2,684
|
3,646
|
3,938
|
||
人件費単価(千円/時間)
|
4.21
|
4.30
|
4.23
|
4.23
|
||
必要概算コスト対前年度(千円)
|
3,501
|
3,909
|
1,872
|
-19,719
|
||
森林を基盤とした自然環境保全に関する学会等の発表件数(件) [マネジメント参考指標]
|
目標
|
1
|
1
|
1
|
1
|
1
|
実績
|
1
|
2
|
1
|
|||
森林を基盤とした自然環境保全に関する試験研究課題数(件) [マネジメント参考指標]
|
目標
|
4
|
4
|
4
|
4
|
5
|
実績
|
4
|
4
|
4
|
|||
[マネジメント参考指標]
|
||||||
[マネジメント参考指標]
|
||||||
[マネジメント参考指標]
|
||||||
[マネジメント参考指標]
|
数値目標に関する説明・留意事項
|
|
数値目標は森林を基盤とした自然環境の保全、回復、創出に関する技術開発件数です。
|
2004年度マネジメント参考指標
|
|
|||
|
種類
|
マネジメント参考指標
|
数値目標の困難度
|
|
1
|
事業量
|
森林を基盤とした自然環境保全に関する学会等の発表件数
|
挑戦的な目標
|
|
2
|
協働度
|
森林を基盤とした自然環境保全に関する試験研究課題数
|
挑戦的な目標
|
|
3
|
|
|
|
|
4
|
|
|
|
|
5
|
|
|
|
|
6
|
|
|
|
マネジメント参考指標に関する説明・留意事項
|
|
1、森林を基盤とした自然環境保全に関する学会等の発表件数としました。試験研究において新たに得られた知見は学会等の発表の場において専門的な評価を受けて、しかる後に実用に供される必要があります。 2、森林を基盤とした自然環境保全に関する試験研究課題数としました。林業研究部として多くの試験研究課題を持つことは、そのぶん新たな知見を得る機会が増えることになります。
|
2003年度の取組内容
|
|
成果達成見込み 概ね順調
【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
・伐採跡地については尾鷲林業地における林分構成を調査し、シダ成育地において森林再生に獣害の影響のあることを明らかにしました。
・里山についてはマツ枯れ林をコナラ高木林に誘導するための試験地においてコナラ発芽消長の追跡調査を行ない、同時に間伐手遅れ林分の植生回復調査を行ないました。
・森林生態系については自然林、人工林等の生態系比較を行なうとともに、動物群の多様性を検討し評価しました。
・酸性雨等モニタリング(森林吸収源計測・活用体制整備)については県内3箇所の森林衰退度、林況、植生を調査し、実態を把握しました。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
・伐採跡地についてはシダ生育地の公益的機能を明らかにするとともに獣害防止の影響を排除した場合の森林化プロセスを明らかにしていく必要があります。
・里山については引き続きコナラ発芽消長の追跡、保育手遅れ林分の植生回復状況を調査していく必要があります。
・森林生態系については引き続いて自然林、人工林等の生態調査を行なうとともに、動物群の多様性を検討していく必要があります。
・酸性雨等モニタリング(森林吸収源計測・活用体制整備)については引き続き定点定期調査を行なっていく必要があります。
2004年度 施策から見たこの基本事業の取組方向
|
|
|
基本戦略での位置づけ
注力
|
改革方向
|
総括マネージャーの方針・指示
|
→
|
改善する
|
「三重県自然環境保全条例」の改正に合わせて、里山の保全・再生等具体的な研究に取り組むこと。
|
2004年度の取組方向
|
|
・伐採跡地についてはシダ生育地の公益的機能を明らかにするとともに獣害防止の影響を排除した場合の森林化プロセスを明らかにします。
・里山については引き続きコナラ発芽消長の追跡、保育手遅れ林分の植生回復状況を調査します。
・森林生態系については引き続いて手入れの行き届いた人工林、施業放棄された人工林等の生態系比較を行なうとともに、動物群の多様性を検討します。
・森林吸収源計測・活用体制整備(酸性雨等モニタリング)については引き続き定点定期調査を行なって行きます。
【総合行政の視点からの取組】
関係する県行政機関(環境部、農林水産商工部)と密接に連携し、情報の共有化を図るとともに打ち合わせを行い効率的に業務を執行します。また現地における調査は関係する県民局の職員と協働して行います。
構成する事務事業間の戦略(注力、改革方向)
|
(要求額:千円、所要時間:時間)
|
||||||||
事務事業
|
要求額
|
対前年
|
所要時間
|
対前年
|
注力
|
改革方向
|
貢献度合
|
効果発現時期
|
|
事業概要
|
マネージャーの方針・指示
|
||||||||
A 森林吸収源計測・活用体制整備事業費
|
820
|
713
|
786
|
720
|
↑
|
改善する
|
間接的
|
長期的
|
|
酸性雨等の森林に対する影響を明らかにしていくために森林の衰退状況等について、調査研究を行う。
|
国や他府県との連携を密にして効果的に取り組むこと。
|
||||||||
B 里山等多様な森林の育成管理技術研究事業費
|
641
|
324
|
1,106
|
66
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
中期的
|
|
里山等多様な森林環境の維持増進のため、その現状と特性を解明するとともに、適正な管理技術の開発を行う。
|
最終年度であり、取り纏めにも重点を置くこと。
|
||||||||
C 伐採跡地更新技術の開発事業費
|
976
|
-325
|
1,046
|
106
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
中期的
|
|
森林の持つ機能が低下した森林の適正な管理を行うため、放置された伐採跡地の更新技術を開発するとともに、新しい森林づくりの施業体系の確立を図る。
|
他府県との連携を密にして発展的に取り組んでいくこと。
|
||||||||
D 森林生態系および河川生態系の保全に関する研究事業費
|
625
|
-75
|
1,000
|
-600
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
中期的
|
|
生物にとって住み良い森林とは何かを解明し、森林生態系と河川生態系の生物多様性を保全するための森林管理指針を策定します。
|
水産研究部との連携を密にして多角的視点から取り組むこと。
|
休廃止する事務事業
|
|
|||
事務事業名
|
理由
|
2003年度予算額 (千円)
|
2003年度所要時間 (時間)
|
|
酸性雨等森林衰退モニタリング調査
|
森林吸収源計測・活用体制整備事業に拡充変更
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|