2004(平成16)年度 当初予算 基本事業目的評価表
2004(平成16)年度 当初予算
基本事業目的評価表
基本事業名
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31203 洪水防止対策の推進
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評価者
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県土整備部河川チーム マネージャー 宮崎純則
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059-224-2682 kasen@pref.mie.jp
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評価年月日
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2003/11/25 13:01:00
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政策体系上の位置づけ
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政策:災害に強い県土づくりの推進
施策:312 治山・治水・海岸保全対策の推進
施策の数値目標:災害による過去20年間の平均被害総額
基本事業の目的
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【誰、何が(対象)】
洪水被害が予想される区域内に住む県民の生命・財産が
【抱える課題やニーズは】
河川では、治水上問題のある橋梁、井堰等の横断構造物や河川の狭小部・屈曲部が支障となって洪水が発生しています。
このため、横断構造物の改築や河積の拡大、河川線形の改善が必要ですが、これらのハード対策には多大な費用を要するため、事業の効率的で効果的な整備が必要です。
また、平成12年度の東海豪雨を契機として、ソフト対策の重要性も認識されています。
という状態を
【どのような状態になることを狙っているのか(意図)】
洪水による被害が最小限に抑えられている
という状態にします。
【その結果、どのような成果を実現したいのか(結果=施策の目的)】
県民の生命・財産が洪水や高潮、土砂災害などによる被害から守られている
基本事業の数値目標、コスト、マネジメント参考指標
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2001
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2002
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2003
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2004
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2006
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河川整備率(%) [目標指標]
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目標
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36.9
|
37.2
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実績
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36.8
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必要概算コスト(千円)
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26,352,032
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22,151,283
|
17,156,510
|
16,704,457
|
0
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|
予算額等(千円)
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25,564,278
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21,393,507
|
16,687,704
|
16,220,973
|
||
概算人件費(千円)
|
787,754
|
757,776
|
468,806
|
483,484
|
0
|
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所要時間(時間)
|
187,115
|
176,227
|
110,829
|
114,299
|
||
人件費単価(千円/時間)
|
4.21
|
4.30
|
4.23
|
4.23
|
||
必要概算コスト対前年度(千円)
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-4,200,749
|
-4,994,773
|
-452,053
|
-16,704,457
|
||
河川整備済延長(km) [マネジメント参考指標]
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目標
|
441
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||||
実績
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436
|
438.8
|
440
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|||
維持管理における協働推進団体数(団体) [マネジメント参考指標]
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目標
|
220
|
240
|
240
|
||
実績
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215
|
231
|
240
|
|||
[マネジメント参考指標]
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||||||
[マネジメント参考指標]
|
||||||
[マネジメント参考指標]
|
||||||
[マネジメント参考指標]
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数値目標に関する説明・留意事項
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・指標は、県管理河川の中で要改修河川延長に対する整備済延長の割合を表しています。 ・2003年度実績値は、2003年11月現在の見込み値です。 ・2004年度目標値は、過去の実績と事業費の伸び率を勘案の上算出しています。
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2004年度マネジメント参考指標
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種類
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マネジメント参考指標
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数値目標の困難度
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1
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事業量
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河川整備済延長
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挑戦的な目標
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|
2
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協働度
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維持管理における協働推進団体数
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挑戦的な目標
|
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3
|
|
|
|
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4
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|
|
|
5
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|
|
6
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マネジメント参考指標に関する説明・留意事項
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・1の指標は、県管理河川の内、整備済み河川の延長を表し、過去の整備実績と事業費の伸び率を勘案の上、目標値を設定しました。なお、整備済み河川とは、おおむね5~10年に1回起こりうる降雨により発生する洪水を安全に流下させるよう整備された河川を指します。 ・2の指標は、河川美化ボランティア、フラワーオアシス及び河川除草自治会委託の団体数を表し、2004年度の目標値は2003年度を維持することを目標としています。
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2003年度の取組内容
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成果達成見込み 概ね順調
【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
河川における築堤や護岸の施工、治水上問題のある横断構造物の改築等に継続的に取り組むとともに、たん水防除やため池の整備等のハード対策を行いました。また、ソフト対策としては、水位、雨量等の災害関連情報を県民に提供すると共に、市町村の洪水ハザードマップ作成支援を行いました。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
多額の費用を要する鉄道橋等の横断構造物の改築が進んでおらず、依然として治水安全度の低い箇所が残されていることから、一段と効率的なハード対策が必要です。
ハード対策は着実に進めていますが、東海豪雨などの自然災害は頻発しており、こうした中において、県民の安全安心を高めるには、災害発生時に迅速な避難ができる情報の提供等のソフト対策の充実も必要です。
2004年度 施策から見たこの基本事業の取組方向
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基本戦略での位置づけ
注力
|
改革方向
|
総括マネージャーの方針・指示
|
→
|
現状維持
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治水上ネックとなっている箇所に重点を置きながら、ハード、ソフト両面での対策を行うこと。
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2004年度の取組方向
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ハード対策については、浸水実績や保全すべき人口・資産の集積度や緊急性等を勘案し、一層の重点化を図るとともに、工法選定にあたっては既存施設の有効利用も含めた徹底したコスト縮減や、段階的な暫定改修を行うなど、厳しい財政状況のなかで、効率的な施設整備により治水安全度の向上に努めます。
ソフト対策については、水位、雨量等の災害関連情報を県民に提供するとともに、低地部の人口集中地区(DID)に関する浸水想定区域図の提供による市町村の洪水ハザードマップの作成支援を行い洪水被害の軽減を目指します。
なお、洪水ハザードマップの作成支援については、重点プログラムとして取り組みます。
【総合行政の視点からの取組】
国、市町村等各関係機関と調整或いは連携を図り、計画的に横断構造物の改築及び河道改修を実施します。また、市町村と連絡調整を行い、早期に洪水ハザードマップが作成できるよう浸水想定区域図を提供し、市町村の支援を行う。
構成する事務事業間の戦略(注力、改革方向)
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(要求額:千円、所要時間:時間)
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||||||||
事務事業
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要求額
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対前年
|
所要時間
|
対前年
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注力
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改革方向
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貢献度合
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効果発現時期
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事業概要
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マネージャーの方針・指示
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A 河川改修事業
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4,659,100
|
-159,484
|
44,800
|
-600
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
中期的
|
|
自然環境や生態系に配慮した河川堤防・護岸の整備、河床の掘り下げ、河川横断構造物の改築、排水機場の設置など、河川改修事業を実施します。
|
現状のまま取り組むこと
|
||||||||
B 河川維持修繕事業
|
565,900
|
122,966
|
14,000
|
6,000
|
↑
|
改善する
|
直接的
|
即効性
|
|
河川堤防や護岸の補修、流水を阻害する堆積土砂の除去、河川横断構造物の補修など、河川維持修繕事業を実施する。
|
円滑な事業執行に努めること
|
||||||||
C 県単河川維持修繕事業(樋門維持管理)
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131,357
|
-9,382
|
6,900
|
-100
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
即効性
|
|
河川における水門や樋門、排水機場等の設備について、点検や修繕を行い、災害の未然防止に努める。
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現状のまま取り組むこと
|
||||||||
D 県単河川維持修繕事業(水防情報維持修繕)
|
71,661
|
-6,848
|
3,000
|
0
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
即効性
|
|
三重県水防情報システムを常に良好な状態に保ち、水防活動を円滑にし、災害を未然に防ぐ。
|
現状のまま取り組むこと
|
||||||||
E ダム建設事業
|
107,000
|
47,000
|
2,500
|
0
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
長期的
|
|
総合的な治水計画に基づき、自然環境などに配慮しつつ、治水ダムの整備を進めることにより、治水安全度の向上及び河川環境のの維持を図る。
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工事着手に向け緒手続きを進めること
|
||||||||
F 河川情報基盤緊急整備事業
|
90,000
|
-130,000
|
1,770
|
-930
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
中期的
|
|
排水機場、大型水門等のCCTVカメラを用いた遠隔監視制御を行うことにより、災害時の迅速かつ的確な操作が可能となり、災害を未然に防ぐ。
|
現状のまま取り組むこと
|
||||||||
G 直轄河川事業負担金
|
5,728,279
|
-655,025
|
1
|
0
|
→
|
現状維持
|
間接的
|
長期的
|
|
国が実施する河川事業の負担金。
|
現状のまま取り組むこと
|
||||||||
H 災害復旧事業
|
4,429,635
|
305,822
|
8,861
|
0
|
↑
|
現状維持
|
直接的
|
即効性
|
|
異常天然現象により被災した河川、道路、砂防、海岸などの県が維持管理する公共土木施設の災害復旧事業を実施し、施設を従前の機能に回復させる。
|
円滑な事業執行に努めること
|
||||||||
I 市町村災害土木復旧指導監督費
|
45,000
|
0
|
5,367
|
0
|
→
|
現状維持
|
間接的
|
即効性
|
|
市町村で実施する公共土木施設の災害復旧事務がスムースに行えるよう県が市町村に対して指導監督する。
|
現状のまま取り組むこと
|
||||||||
J 鳥羽河内ダム関連事業
|
0
|
0
|
0
|
0
|
|
|
|
|
|
総合的な治水計画に基づき、整備を進める鳥羽河内ダム(治水ダム)に関連して、下流河川(鳥羽河内川)の改修等を実施する。
|
|
||||||||
K 堰堤維持費
|
132,200
|
-44,200
|
5,700
|
-2,000
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
即効性
|
|
ダムの機能を確実に発揮するため、各種設備を適正な状態に維持し、住民生活の安定を図る。
|
現状のまま取り組むこと
|
||||||||
L 河川調査費
|
120,000
|
-118,706
|
6,000
|
-2,000
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
中期的
|
|
河川整備基本方針・河川整備計画の作成。洪水ハザードマップの基礎資料の作成。河川の自然環境を把握するための水辺の国勢調査。
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円滑な事業執行に努めること
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||||||||
M 河川海岸管理事業
|
4,202
|
-224
|
7,200
|
0
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
即効性
|
|
河川機能の支障発生を防止し、適正に利用がなされるように、水質事故対策、家電製品の不法投棄対策及び未登記土地の登記整理を行う。
|
現状のまま取り組むこと
|
||||||||
N 熊野川河床調査委員会費
|
570
|
-30
|
400
|
0
|
→
|
現状維持
|
間接的
|
長期的
|
|
ダム建設や砂利採取の影響及び熊野川の河川特性を把握することによって、熊野川の保全・開発・管理の指標とする。
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現状のまま取り組むこと
|
||||||||
O 堰堤管理費
|
29,886
|
6,964
|
4,700
|
-2,000
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
即効性
|
|
ダムの機能を確実に発揮するため、適正な管理・操作を行い、住民生活の安定を図る。
|
現状のまま取り組むこと
|
||||||||
P ダム対策事業(新丸山ダム建設交付金)
|
13,594
|
-2,006
|
200
|
0
|
→
|
現状維持
|
間接的
|
長期的
|
|
新丸山ダム建設に伴い、水源地域整備計画事業を実施し、道路建設等基盤整備の充実を図るために必要な経費の一部を負担する。
|
現状のまま取り組むこと
|
||||||||
Q ダム対策事業(川上ダム建設負担金)
|
59,192
|
-101,836
|
900
|
0
|
→
|
現状維持
|
間接的
|
長期的
|
|
川上ダム建設に伴い、水源地域整備計画事業及び生活再建対策事業を実施し、水没住民の生活再建、道路建設等基盤整備の充実を図るために必要な経費の一部を負担する。
|
現状のまま取り組むこと
|
||||||||
R ダム対策事業(川上ダム関連支援事業補助金)
|
25,185
|
-2,831
|
900
|
0
|
→
|
現状維持
|
間接的
|
長期的
|
|
川上ダム建設に伴い、青山町が実施するダム関連周辺整備事業について、町の負担を軽減するための支援策として補助事業を実施し、道路建設等基盤整備の充実を図るために必要な経費の一部を補助する。
|
現状のまま取り組むこと
|
||||||||
S 河川台帳整備事業
|
6,982
|
-368
|
300
|
0
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
即効性
|
|
二級河川の現況を明らかにし、河川の維持管理に用いるため、河川現況台帳の整備を行う。
|
現状のまま取り組むこと
|
||||||||
T 市町村河川事業指導監督費
|
1,230
|
-100
|
800
|
-300
|
→
|
現状維持
|
間接的
|
中期的
|
|
市町村で実施する河川事業事務がスムースに行えるよう県が市町村に対して指導監督する。
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現状のまま取り組むこと
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||||||||
U 河川災害関連事業費
|
0
|
0
|
0
|
0
|
|
|
|
|
|
異常天然現象により被災した河川、道路、砂防、海岸などの県が維持管理する公共土木施設の災害関連復旧事業を実施し、従前の機能を回復、改良する。
|
|
||||||||
V 県単河川環境整備事業(除草・ゴミ処理)(再掲)
|
322,600
|
9,358
|
14,600
|
6,900
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
即効性
|
|
業務委託及びボランティアにより、河川堤防法面部の除草や河川に投棄されたゴミの除去を行う。
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現状のまま取り組むこと
|
||||||||
W 県単河川環境整備事業(三滝川)(再掲)
|
9,000
|
-7,952
|
300
|
0
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
中期的
|
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三滝川ふるさとの川整備計画に基づき、自然環境と生態系に配慮した河川整備を行う。
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現状のまま取り組むこと
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休廃止する事務事業
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事務事業名
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理由
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2003年度予算額 (千円)
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2003年度所要時間 (時間)
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