2004(平成16)年度 当初予算 基本事業目的評価表
2004(平成16)年度 当初予算
基本事業目的評価表
基本事業名
|
23404 公設試験研究機関の充実
|
評価者
|
科学技術振興センター 総合研究企画部 部長 橋倉 清和
|
|
0593-29-3620 hashik03@pref.mie.jp
|
評価年月日
|
03/12/17 15:24:13
|
政策体系上の位置づけ
|
|
政策:地域経済を支える戦略的な産業振興
施策:234 技術の高度化の促進
施策の数値目標:共同研究による特許等出願件数
基本事業の目的
|
|
【誰、何が(対象)】
公設試験研究機関の技術支援機能や研究機能が
【抱える課題やニーズは】
長期的経済不況は依然出口が見えず、産業競争力の低下が懸念されている中で、科学技術の振興・技術の高度化による新産業の創出や産業競争力の回復がますます望まれている。
県内企業の技術の高度化、産業競争力の回復につながる研究開発を、より一層推進するとともに、研究成果の技術移転を促進していく必要がある。
そのため、公設試験研究機関の人材や施設の充実を図り、県内産業の技術の高度化に寄与することが求められている。
という状態を
【どのような状態になることを狙っているのか(意図)】
向上し、充実している
という状態にします。
【その結果、どのような成果を実現したいのか(結果=施策の目的)】
企業等と公設試験研究機関が地域の産業を牽引する新技術の開発や基盤的技術の高度化を進めている。
基本事業の数値目標、コスト、マネジメント参考指標
|
|
2001
|
2002
|
2003
|
2004
|
2006
|
||
県試験研究機関が保有している知的財産権の実施許諾件数 [目標指標]
|
目標
|
8
|
10
|
|||
実績
|
7
|
|||||
必要概算コスト(千円)
|
1,865,902
|
1,150,648
|
1,114,880
|
1,277,399
|
0
|
|
予算額等(千円)
|
1,263,473
|
555,928
|
509,246
|
653,792
|
||
概算人件費(千円)
|
602,429
|
594,720
|
605,634
|
623,607
|
0
|
|
所要時間(時間)
|
143,095
|
138,307
|
143,176
|
147,425
|
||
人件費単価(千円/時間)
|
4.21
|
4.30
|
4.23
|
4.23
|
||
必要概算コスト対前年度(千円)
|
-715,254
|
-35,768
|
162,519
|
-1,277,399
|
||
[マネジメント参考指標]
|
||||||
博士号取得者数(累計)(名) [マネジメント参考指標]
|
目標
|
25
|
30
|
35
|
||
実績
|
21
|
28
|
||||
研究評価委員会開催回数(回) [マネジメント参考指標]
|
目標
|
4
|
4
|
4
|
4
|
|
実績
|
3
|
4
|
4
|
|||
[マネジメント参考指標]
|
||||||
[マネジメント参考指標]
|
||||||
[マネジメント参考指標]
|
数値目標に関する説明・留意事項
|
|
目標指標の項目については、科学技術振興センターの研究成果による特許、実用新案、品種登録件数(累計)です。 2003年度の実績値は、2003年10月末現在の見込み値です。
|
2004年度マネジメント参考指標
|
|
|||
|
種類
|
マネジメント参考指標
|
数値目標の困難度
|
|
1
|
協働度
|
博士号取得者数(累計)
|
十分達成可能な目標
|
|
2
|
協働度
|
研究評価委員会開催回数
|
十分達成可能な目標
|
|
3
|
|
|
|
|
4
|
|
|
|
|
5
|
|
|
|
|
6
|
|
|
|
マネジメント参考指標に関する説明・留意事項
|
|
1の指標については、科学技術振興センター職員の博士号取得者数です。 2の指標については、外部評価による研究評価委員会を開催する回数です。 2003年度の実績値は、2003年10月末現在の見込み値です。
|
2003年度の取組内容
|
|
成果達成見込み 概ね順調
【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
地域の科学技術振興の担い手である公設試験研究機関の研究員の資質向上のため、研究員の博士号取得を支援するとともに、研究員2名を長期研修に派遣しました。又、研究員の自主性を促進し研究部の主務課題とは別に一定の範囲内で自主的な研究実施できる制度(マイセルフ・マイグループスキルアッププログラム事業)を確立・実施しています。
研究課題の適切な設定とその進行管理を行うため、重点研究課題等について外部評価委員による研究評価を実施しています。その結果を研究内容の向上に反映させます。
優れた研究成果の特許化を推進しています。その結果、6件の特許等出願を行いました。(平成15年10月現在)
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
畜産研究部の畜舎の老朽化に伴い、地元からの改善要求がある臭気問題に対処するため、計画的な施設整備が必要となっています。
2004年度 施策から見たこの基本事業の取組方向
|
|
|
基本戦略での位置づけ
注力
|
改革方向
|
総括マネージャーの方針・指示
|
↑
|
現状維持
|
老朽化の進んだ畜産部施設の整備に計画的に取り組むとともに、研究部の研究員の資質向上のための取組や、研究評価システムの充実など課題解決に取り組むこと。
|
2004年度の取組方向
|
|
・研究内容の一層の向上をめざし、研究課題の適切な設定とその進行管理を行うため、重点研究等については、外部評価委員会による研究評価システムの的確な運用を行います。また、各研究部における研究評価についても、その充実を図ります。
・研究成果にかかる特許等の取得を積極的に推進し、研究成果の技術移転を促進します。
・研究員を大学院等へ派遣し、博士号の取得を支援するなど、高度な専門的知識の取得及び研究開発能力の向上を図ります。
・研究環境を改善し、効果的な研究活動を推進するため、老朽化・狭隘化の進んだ研究施設の整備・充実を図ります。特に、地元からの改善要求がある畜産研究部畜舎の臭気問題に対処するため、計画的な施設整備を行っていきます。
【総合行政の視点からの取組】
三重県職員の職務発明等に関する規定に基づく、職務発明等審査会の委員として総務局管財チームマネージャーが指名され、職務発明の認定及び県が継承することの是非について審査をいただきます。
構成する事務事業間の戦略(注力、改革方向)
|
(要求額:千円、所要時間:時間)
|
||||||||
事務事業
|
要求額
|
対前年
|
所要時間
|
対前年
|
注力
|
改革方向
|
貢献度合
|
効果発現時期
|
|
事業概要
|
マネージャーの方針・指示
|
||||||||
A 機器開放推進事業費(再掲)
|
9,908
|
1,139
|
12,166
|
2,125
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
即効性
|
|
県内産業基盤の充実を図るため、ベンチャー企業等に科学技術振興センター工業研究部の試験研究機器、共同研究施設を開放し、企業の創造的技術開発を支援するとともに共同研究を推進します。
|
現状のまま取り組む。
|
||||||||
B 知的財産権活用支援事業費(再掲)
|
3,451
|
-116
|
1,970
|
256
|
↑
|
改善する
|
直接的
|
中期的
|
|
特許情報の有効活用を推進し、特許の産業界への円滑な導入を支援する。特許流通支援事業、特許電子図書館情報有効活用事業などがある。
|
重点プログラムとして、ワンストップ窓口の設置、研修講座の充実など、効果的に事業を推進する。
|
||||||||
C 畜産研究部施設整備事業費
|
106,274
|
-
|
9,300
|
-
|
↑
|
抜本的に改革
|
直接的
|
即効性
|
|
①研究に供試する家畜の頭羽数を必要最小限としながら、研究 機能は向上させるという「現地縮小整備」を行い、研究活動の効 率化・省力化を図る。 ②地元から改善要求のある臭気問題及び県民・地域住民に愛さ れ親しまれるアメニテイ的な場という面を考慮した的確な整備を 図る。
|
研究機能を向上させるため現地縮小整備を行い、研究活動の効率・省力化を図るため事業を推進する。
|
||||||||
D 海外学術会議参加支援事業費(再掲)
|
559
|
0
|
695
|
-103
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
中期的
|
|
県民及び社会のニーズに応えるため、地域の科学技術振興の担い手である公設試験研究機関の研究員の資質向上を図り、創造的研究開発を推進するために、国際学会・シンポジウム等へ参加支援を行う。
|
現状のまま取り組む。
|
||||||||
E 国内学会参加支援事業費(再掲)
|
8,236
|
2,137
|
3,800
|
322
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
中期的
|
|
公設試験研究機関の研究員を専門分野に係る学会に参加させ、研究成果の発表、最新の技術情報の収集を行うとともに、広範な研究者との交流を通じて、産官学のネットワークづくりを推進します。
|
現状のまま取り組む。
|
||||||||
F 博士号取得促進事業費
|
60
|
-270
|
1,205
|
-134
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
中期的
|
|
県民及び社会のニーズに応えるため、地域の科学技術振興の担い手である公設試験研究機関の研究員の資質向上を図り、創造的研究開発を支援するために、学位取得支援を行う。
|
現状のまま取り組む。
|
||||||||
G 研究評価システム推進費
|
1,486
|
688
|
1,979
|
-821
|
↑
|
改善する
|
直接的
|
即効性
|
|
研究課題の設定、研究内容、成果の公表等を客観的にかつ公正に判断し、広く県民に開かれた試験研究を効率的に実施するため、産学官を代表する委員で構成された外部評価委員会を設置し、研究評価システムの運用と推進を図る。
|
科学技術振興センター全体のシステムとしてバージョンアップし取り組む
|
||||||||
H 特許等取得推進事業費
|
7,555
|
2,319
|
2,576
|
376
|
↑
|
現状維持
|
直接的
|
即効性
|
|
設試験研究機関の研究成果を最大限に活用し県内産業の高度化を進めるためには、その成果を特許等の取得に結びつける必要がある。そこで科学技術振興センターにおける発明の特許取得を支援する。
|
特許の取得を促進する
|
||||||||
I 施設整備費
|
27,390
|
6,122
|
1,822
|
112
|
↑
|
改善する
|
直接的
|
即効性
|
|
公設試験研究機関における緊急を要する修繕、重要な施設整備等を行う。
|
公設試験研究機関の緊急を要する修繕、重要な施設整備等を行う。
|
||||||||
J 機器整備費
|
9,397
|
-4,041
|
1,310
|
930
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
即効性
|
|
公設試験研究機関の試験研究に必要な整備、備品類の更新及び整備に要する経費
|
現状のまま進める。
|
||||||||
K 研究企画調整事業費
|
10,374
|
1,585
|
5,909
|
-2,251
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
即効性
|
|
科学技術振興センターにおける研究企画、調整機能を高め、重要研究課題や先導的研究の企画・調整及び技術情報の入手を行うとともに、産学との研究者との情報交換等を行うことにより、研究活動の高度化を図る。
|
現状のまま進める。
|
||||||||
L 畜産研究部緊急対策事業費
|
2,462
|
-369
|
3,000
|
10
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
即効性
|
|
畜産施設における環境の改善、家畜ふん尿の有効利用を図り、同施設及び周辺環境を保全する。
|
現状のまま進める。
|
||||||||
M (対象外)科学技術振興センター管理費
|
29,897
|
13,397
|
13,466
|
2,066
|
→
|
現状維持
|
考慮外
|
即効性
|
|
総合研究企画部の管理運営費及び各研究部の共通的な管理経費等
|
現状のまま進める。
|
||||||||
N (対象外)保健環境研究部管理費
|
150,910
|
-6,066
|
10,000
|
-200
|
→
|
現状維持
|
考慮外
|
即効性
|
|
保健環境研究部の施設や機器の維持管理、一般的な運営に関する業務を行う。
|
現状のまま進める。
|
||||||||
O (対象外)工業研究部管理費
|
63,434
|
-747
|
18,695
|
-2,542
|
→
|
現状維持
|
考慮外
|
即効性
|
|
工業研究部の施設や施設の維持管理、一般的な管理運営に関する業務を行う。
|
現状のまま進める。
|
||||||||
P (対象外)農業研究部管理費
|
97,314
|
-1,482
|
30,699
|
-4,853
|
→
|
現状維持
|
考慮外
|
即効性
|
|
農業研究部の一般的な管理運営及び試験圃場の管理運営を行う。
|
現状のまま進める。
|
||||||||
Q (対象外)畜産研究部管理費
|
42,261
|
1,919
|
24,972
|
3,226
|
→
|
現状維持
|
考慮外
|
即効性
|
|
畜産研究部の一般的な管理運営、試験研究に供する家畜・家禽の生産及びその飼養管理と疾病対策、大家畜の粗飼料の確保などを行う。
|
現状のまま進める。
|
||||||||
R (対象外)林業研究部管理費
|
23,050
|
2,080
|
8,656
|
-1,208
|
→
|
現状維持
|
考慮外
|
即効性
|
|
林業研究部の施設管理、樹木園・図鑑園等の運営、関係団体負担金
|
現状のまま進める。
|
||||||||
S (対象外)水産研究部管理費
|
79,355
|
23,908
|
12,429
|
3,689
|
→
|
現状維持
|
考慮外
|
即効性
|
|
水産研究部の施設や調査船の維持管理、一般的な管理運営を行う。
|
現状のまま進める。
|
||||||||
T マイセルフ・マイグループ・スキルアッププログラム事業費
|
1,558
|
-519
|
618
|
-2,372
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
長期的
|
|
研究員が自由な発想に基づいて主務課題とは別に一定の範囲内で自主的な研究を行う「アンダージョブ制度」により、高度研究能力及び独創的開発能力の向上を図る。
|
現状のまま取り組む。
|
||||||||
U 長期派遣研修事業費
|
987
|
-247
|
599
|
-1,079
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
中期的
|
|
様々な研究分野において、最先端の技術を持った研究機関が行う研修に研究員を派遣することにより、研究員の能力向上、人的交流、ネットワークの構築を図る。
|
現状のまま取り組む。
|
||||||||
V 保健環境研究部安全管理委員会費
|
28
|
-5
|
190
|
0
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
即効性
|
|
周辺住民の不安を払拭するため、保健環境研究部が行うバイオハザードに関する業務が安全・適正に行われているか委員会形式で審議する。
|
現状のまま取り組む。
|
休廃止する事務事業
|
|
|||
事務事業名
|
理由
|
2003年度予算額 (千円)
|
2003年度所要時間 (時間)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|