2004(平成16)年度 当初予算 基本事業目的評価表
2004(平成16)年度 当初予算
基本事業目的評価表
基本事業名 |
22202 農林水産物「三重の顔」の推進 |
評価者 |
地産地消・マーケティングチーム マネージャー 神井弘之 |
kamiih00@pref.mie.jp |
評価年月日 |
2003/11/25 20:07:46 |
政策体系上の位置づけ |
政策:安心を支える力強い農林水産業の振興
施策:222戦略的なマーケティングプロジェクトの展開
施策の数値目標:三重ブランドとして認定された農林水産品目
基本事業の目的 |
【誰、何が(対象)】
競争力のある農林水産物が
【抱える課題やニーズは】
①戦略的な情報発信や流通段階での情報開示等が不足しているために、生産規模、品質等の実態に比して、消費者や食品産業関係者への訴求力が不足している状況が見られる。
②また、多様化・高度化する市場(消費者)ニーズを踏まえて、生産・加工・流通に関する技術の向上等を進めるとともに、新たな流通チャンネルの開拓や新たな品目の生産・製造にも取り組むことにより、輸入品や他県産品に対し競争力のある三重県産農林水産物を増加させることが求められている。
という状態を
【どのような状態になることを狙っているのか(意図)】
「三重の顔」として広く認知されている。
という状態にします。
【その結果、どのような成果を実現したいのか(結果=施策の目的)】
農林水産物が輸入品や他県産品に負けない、優れた品質などを備えた付加価値の高い産品として提供されている
基本事業の数値目標、コスト、マネジメント参考指標 |
2001 |
2002 |
2003 |
2004 |
2006 |
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全国ベスト5に入る農林水産品目数(品目) [目標指標] |
目標 |
18 |
20 |
22 |
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実績 |
18 |
18 |
18 |
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必要概算コスト(千円) |
38,120 |
65,595 |
95,200 |
181,244 |
0 |
|
予算額等(千円) |
22,964 |
37,000 |
54,550 |
120,400 |
||
概算人件費(千円) |
15,156 |
28,595 |
40,650 |
60,844 |
0 |
|
所要時間(時間) |
3,600 |
6,650 |
9,610 |
14,384 |
||
人件費単価(千円/時間) |
4.21 |
4.30 |
4.23 |
4.23 |
||
必要概算コスト対前年度(千円) |
27,475 |
29,605 |
86,044 |
-181,244 |
||
[マネジメント参考指標] |
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[マネジメント参考指標] |
||||||
[マネジメント参考指標] |
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[マネジメント参考指標] |
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[マネジメント参考指標] |
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[マネジメント参考指標] |
数値目標に関する説明・留意事項 |
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2004年度マネジメント参考指標 |
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種類 |
マネジメント参考指標 |
数値目標の困難度 |
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1 |
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2 |
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3 |
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4 |
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5 |
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6 |
マネジメント参考指標に関する説明・留意事項 |
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2003年度の取組内容 |
成果達成見込み 低調
【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
①三重ブランドの知名度向上と三重県のイメージアップを図るため、首都圏等を中心にパブリシティ効果を活用した戦略的な情報発信を行うとともに、事業者からの申請に基づく認定を行いました。また、新たな「三重ブランド」の創出に向けて、商品のアイデアや新商品の事業化に関するプランを募集し、その優秀な5プランについて実践への支援を行いました。
②食の安全・安心を確保する先進的、先導的なビジネスプランコンペを実施し、その優秀プランの実践支援や情報発信を行いました。
③茶関係団体・市町村と協働して第56回関西茶業振興大会を開催し、茶の生産加工技術の向上と安全・安心な茶づくりについて意識高揚を図りました。また、花きの各種コンクールへの参画などを通じ消費者の三重県産花きの認知向上に努めました。
④松阪木材コンビナートの加工流通機能の強化を図るための技術研修、新商品開発等に対する支援を行うとともに、ブランド材に関する検討を行いました。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
①消費者の本物志向、ブランド志向の傾向が強くなっている中で、三重ブランドコンセプト「自然を生かす技術」を具備する農林水産物の情報発信力の強化、高付加価値化などを戦略的に展開して他地域に対する競争優位を確立していく必要があります。
②食の安全・安心確保を経営展開の柱に捉える事業者による、消費者とのコミュニケーション活動や新たな流通チャネルの開拓等、経営ベースでの取り組みの活性化が必要です。
③伊勢茶の高品質化と低コスト化を通じた産地基盤の強化に向け、高性能茶園管理機の活用、窒素施肥量の削減、加工技術の向上などを一層推進していく必要があります。また、花とみどりの利活用の普及や三重県産花きのPRなど継続的な消費拡大策が必要です。
④厳しい事業環境化にある林業・木材産業の活性化を図るため、木材コンビナートの早期整備を図る必要があります。
2004年度 施策から見たこの基本事業の取組方向 |
基本戦略での位置づけ
注力 |
改革方向 |
総括マネージャーの方針・指示 |
↑ |
意欲的な事業者の支援に努めること。 |
2004年度の取組方向 |
①全国に通用する高い商品力のある県産品を「三重ブランド」として認定・情報発信し、三重県の知名度向上、県産品全体の評価の向上、観光誘客の促進等外部経済効果の拡大に繋げます。また、新たな「三重ブランド」創出に向けて、新商品の事業化に関するビジネスプランコンペを実施し、その優秀なプランの実践を支援します。
②農林水産物の産地間競争に打ち勝つため、「三重の顔」にチャレンジする意欲のある生産者や団体等が自ら策定した「構造改革プログラム」を公募し、その優秀なプログラムの実践を支援します。
③事業者が主体となって食の安全・安心確保をキーコンセプトにした新商品開発や経営展開ができる環境の整備として、事業者の取り組みを消費者に情報発信するとともに新たなビジネスプランの実践を支援します。
【総合行政の視点からの取組】
三重ブランドが全国の消費者から高い評価を得ているポイントである「自然を生かす技術」の活用を他の農林水産物、商工品について進めるため認定やその創出を図るため三重ブランドチャレンジャー支援事業を実施するとともに、三重県のイメージアップに繋げるための情報発信を行います。
構成する事務事業間の戦略(注力、改革方向) |
(要求額:千円、所要時間:時間) |
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事務事業 |
要求額 |
対前年 |
所要時間 |
対前年 |
注力 |
改革方向 |
貢献度合 |
効果発現時期 |
|
事業概要 |
マネージャーの方針・指示 |
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A 新「三重ブランド」推進事業 |
37,000 |
0 |
6,650 |
0 |
↑ |
現状維持 |
直接的 |
即効性 |
|
全国に通じる高い商品力がある県産品を、「三重ブランド」として認定・情報発信するとともに、新たな「三重ブランド」の創出に向け、マーケティング等に関する支援を行います。 |
意欲的な事業者の創意工夫を生かした主体的な取組を活性化することに配慮すること。 |
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B 「三重の顔」商品力強化支援事業 |
59,100 |
- |
4,000 |
- |
↑ |
抜本的に改革 |
間接的 |
即効性 |
|
農林水産物の産地間競争に打ち勝つため、意欲のある生産者や団体等が構造改革を進めることにより、商品の競争力を高める必要があります。このため、県では「三重の顔」づくりにチャレンジする意欲的な生産者や団体等が自ら策定した「構造改革プログラム」の実践に支援します。 |
意欲的な産地の創意工夫を生かした主体的な取組を活性化することに配慮すること。 |
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C 食の安心リーディングビジネス創出事業 |
20,000 |
3,000 |
2,900 |
0 |
↑ |
現状維持 |
直接的 |
即効性 |
|
食の安全・安心確保のための経営展開を行う事業者の環境整備の一環として、食の安全・安心確保をキーコンセプトとした新商品開発やその取り組みを消費者に的確に伝達するコミュニケーション戦略展開、流通チャネル開拓等を促進することを目的にビジネスプランコンペを実施し、その優秀なプランの実践を支援します。 |
意欲的な事業者の創意工夫を生かした主体的な取組を活性化することに配慮すること。 |
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D 日本まんなか共和国食文化事業 |
1,250 |
700 |
130 |
70 |
↓ |
現状維持 |
間接的 |
中期的 |
|
三重県を含む福井・岐阜・滋賀4県の圏域内には広域交流圏として、「日本まんなか共和国」の愛称のもと、新しい広域交流圏の形成をすすめており、食文化を通じ、広く県民に広域交流圏への理解を深めていただくため、毎年1県の農林水産関係フェスタに各県が連携して参加し、本県の特色ある豊富な農林水産物の情報を広く発信する機会として活用し、交流を通じて来場者のニーズを把握し、農林水産の各種施策へ反映させます。 |
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E 木材コンビナート機能強化・向上対策事業(再掲) |
4,500 |
-1,000 |
200 |
-200 |
→ |
現状維持 |
直接的 |
即効性 |
|
松阪木材コンビナートにおいて、その生産から販売にわたる機能を強化するための事業を実施する。 |
木材コンビナートの機能強化が適切に行われるよう、きめ細かい指導を継続すること。 |
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F 茶花き生産振興対策事業(再掲) |
11,923 |
4,208 |
10,200 |
700 |
↑ |
改善する |
直接的 |
即効性 |
|
輸入品や他県産品に対して競争力を持つ農産物特産ブランド品目を全国に提供するため、県産農産物のけん引役となる特産品目について、生産施設等の整備や技術指導により高品質化と低コスト化を推進するとともに、生産者と協働して消費宣伝のための情報発信を戦略的に実施します。. |
関係組織と協働にもと伊勢茶のブランド力を強化するとともに、花き生産技術向上に取り組みます。 |
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G 国内産地競争力強化支援事業(再掲) |
3,396 |
500 |
7,800 |
-200 |
→ |
現状維持 |
直接的 |
即効性 |
|
本県農業の牽引役となる戦略的な品目について、普及活動を通じて、低コスト化、高付加価値化、革新的技術開発、情報発止力の強化等を強力に支援し、外国や国内他産地に負けない産地づくりを推進します。 |
農業改良普及活動を通じて本県農業のけん引役となる戦略的作物の産地作りをすすめます。 |
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H 伊賀地域ブランド戦略プラン策定事業 |
3,050 |
- |
704 |
- |
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地産地消と地域ブランドを柱とした伊賀地域ブランド戦略プランを策定し、それを民主導で実践することにより食料自給率の向上、地場産業の振興、雇用の創出、若者の定着等を実現させる。 |
休廃止する事務事業 |
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事務事業名 |
理由 |
2003年度予算額 (千円) |
2003年度所要時間 (時間) |
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