2004(平成16)年度 当初予算 基本事業目的評価表
2004(平成16)年度 当初予算
基本事業目的評価表
基本事業名
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22104 水産物の安定供給
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評価者
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農林水産商工部 水産物供給チーム マネージャー 津田 平蔵
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059竏窒Q24竏窒Q588 tsudah00@pref.mie.jp
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評価年月日
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2003/11/24 13:55:31
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政策体系上の位置づけ
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政策:安心を支える力強い農林水産業の振興
施策:221 安全で安心な農林水産物の安定的な供給
施策の数値目標:食料自給率
基本事業の目的
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【誰、何が(対象)】
漁業者が
【抱える課題やニーズは】
輸入水産物の増大、他産地との競争による生産環境の悪化に加え、担い手の高齢化により生産構造が脆弱化しつつあり、また、漁業対象資源の減少や漁場環境の悪化などにより生産量が減少傾向にあります。
という状態を
【どのような状態になることを狙っているのか(意図)】
消費者ニーズにあった水産物を安定的に供給している
という状態にします。
【その結果、どのような成果を実現したいのか(結果=施策の目的)】
農林水産業が地域の特性を生かした安全で安心な農林水産物を安定的に供給している
基本事業の数値目標、コスト、マネジメント参考指標
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2001
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2002
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2003
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2004
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2006
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沿岸・沖合漁業及び海面養殖業の生産量(t) [目標指標]
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目標
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150000
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150000
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実績
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150866
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必要概算コスト(千円)
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535,687
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492,536
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555,460
|
1,071,329
|
0
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予算額等(千円)
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171,253
|
171,249
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209,015
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751,025
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概算人件費(千円)
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364,434
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321,287
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346,445
|
320,304
|
0
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所要時間(時間)
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86,564
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74,718
|
81,902
|
75,722
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人件費単価(千円/時間)
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4.21
|
4.30
|
4.23
|
4.23
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必要概算コスト対前年度(千円)
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-43,151
|
62,924
|
515,869
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-1,071,329
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天然魚・養殖魚衛生管理マニュアルの作成・普及(品目) [マネジメント参考指標]
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目標
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8
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15
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実績
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0
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三重の顔構造改革プログラム認定数(産地) [マネジメント参考指標]
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目標
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2
|
2
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実績
|
0
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|||||
[マネジメント参考指標]
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||||||
[マネジメント参考指標]
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||||||
[マネジメント参考指標]
|
||||||
[マネジメント参考指標]
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数値目標に関する説明・留意事項
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主に三重県地先海域で漁獲又は養殖される水産物の生産量(農林水産統計年報)を数値目標とし、現状値を維持します。 データ収集の関係で、実績の数値は表示年度よりも2年遅れとなります。
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2004年度マネジメント参考指標
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種類
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マネジメント参考指標
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数値目標の困難度
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1
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事業量
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天然魚・養殖魚衛生管理マニュアルの作成・普及
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挑戦的な目標
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2
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事業量
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三重の顔構造改革プログラム認定数
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挑戦的な目標
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3
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4
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5
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6
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マネジメント参考指標に関する説明・留意事項
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水産物の生産から流通段階の自主衛生管理への取り組みを品目数で表します。 意欲ある担い手や団体が競争力のある「三重の顔」として産品の生産・流通に関す・骰\造改革プログラムを作成し、県が認定した件数を表します。
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2003年度の取組内容
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成果達成見込み 概ね順調
【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
①モデル地域において養殖魚の飼育履歴の保存管理に関するマニュアル作成とその導入をはかり、消費者が求める安全・安心な水産物を供給できる体制整備を進めました。。
②伊勢湾の小型機船底びき網漁業対象種のトラフグ、マアナゴ、シャコの資源回復計画を支援し、安定供給ができるよう努めました。
③栽培漁業センターでアワビ、マダイ、トラフグなどの稚魚を生産し放流することにより,漁業対象資源の維持増大に努めました。
④漁業権免許、漁業許可などを通じて生産基盤となる水面の利用調整や担い手の確保に努めました。
⑤業務主任者講習の開催や登録業務を通じて遊漁船業者の海面利用秩序維持についての意識を高めました。
⑥漁業取締により漁業の操業秩序維持をはかりました。
⑦良質の放流用稚アユの確保をはかるため、海産稚アユの有効利用に関する実証試験を進めました。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
①安全な水産物を供給するとともに、消費者が求める情報等を積極的に発信し、安心感を高めることがますます重要な課題となっています。
② 水産資源は、過剰漁獲や漁場環境の悪化などから全般的に低位水準にあり、これからの漁業は、資源の回復と持続的な利用の確立を図るとともに、漁場環境の保全が大きな課題です。
③県民の憩いの場ともなる水面の秩序ある総合的高度利用をはかるため、漁業と遊漁との漁場利用に関する調整などをさらに進める必要があります。
2004年度 施策から見たこの基本事業の取組方向
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基本戦略での位置づけ
注力
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改革方向
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総括マネージャーの方針・指示
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↑
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改善する
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安全安心確保と環境面の視点で取組むこと。
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2004年度の取組方向
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食品として消費者が求める安全・安心な水産物を供給するとともに、安定供給するために不可欠な以下の項目に重点を置いて取り組みます。
①生産量減少の一因である漁場環境の悪化を防止するため、陸域からの負荷を軽減する資源循環型ライフスタイルへの転換促進
②積極的に漁業対象資源の維持増大をはかるための栽培漁業の推進
③水産物の持続的安定供給に必要な漁業者の自主資源管理の促進
④漁業と海洋レクリエーションの共存をはかるための利用調整
⑤県民の憩いの場ともなる内水面の漁業振興
【総合行政の視点からの取組】
消費者の食の安全確保を確保するためには、生産者サイドだけでなく、流通、消費者と協働して取り組むことが重要であり、関係各部との連携強化に努めます。
構成する事務事業間の戦略(注力、改革方向)
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(要求額:千円、所要時間:時間)
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事務事業
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要求額
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対前年
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所要時間
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対前年
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注力
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改革方向
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貢献度合
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効果発現時期
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事業概要
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マネージャーの方針・指示
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A 東紀州特産養殖マダイ活用事業
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950
|
-
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1,000
|
-
|
↑
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直接的
|
即効性
|
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養殖マダイの斬新な利用・活用方法を開拓することにより、地域特産物としての定着化を図り、低迷するマダイ養殖業経営安定化の一助とし、養殖水産物の安定的な供給体制を確立する。 ①養殖マダイをおにぎりの具として利用したコンテストを開催し、消費者等へのPR、浸透を図る。 ②養殖マダイを弁当の具として利用した地域名物を開発し、定着を図る。
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B 水産物自主衛生管理強化促進事業
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20,952
|
-
|
4,450
|
-
|
↑
|
|
直接的
|
中期的
|
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漁獲・生産から流通までの各段階における自主的な衛生管理体制整備を促進することで消費者ニーズに対応し、地域の特性を生かした安全で安心な三重県産水産物の安定供給を図ります。
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食の安全・安心確保のために重要な事業であり、力を入れて取り組むこと。
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||||||||
C 伊勢湾漁業振興基金出捐金
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405,000
|
155,000
|
30
|
0
|
→
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現状維持
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間接的
|
中期的
|
|
伊勢湾における栽培漁業の推進定着を図るため、(財)三重県水産振興事業団の基金に対し出捐します。
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D 漁業取締事業
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33,662
|
4,317
|
35,000
|
0
|
→
|
現状維持
|
間接的
|
長期的
|
|
漁業秩序を維持するため、関係機関との連絡を密にしながら、漁業取り締まり業務を実施します。また、漁業取締船の機能維持管理を行います。
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||||||||
E 漁業取締船整備
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6,817
|
-66,083
|
400
|
-590
|
↓
|
改善する
|
間接的
|
長期的
|
|
漁業取締船の安全航行を図るため、漁業取締船の機能の充実を図ります。
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機器の更新や整備は計画的に進めること
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F 漁船登録事務
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8,120
|
-8,607
|
5,170
|
-720
|
↓
|
改善する
|
間接的
|
長期的
|
|
①漁船の登録をさせることによって、その動向を把握するとともに、適正な管理等を促します。 ②事務の迅速化、データベース化、経費の節減等のため、独自の電算システムの保守・改良を実施します。
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独自電算システムの効率的運用に努めること
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G 栽培漁業センター整備費
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2,072
|
-848
|
380
|
0
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
中期的
|
|
浜島町と尾鷲市の県栽培漁業センターの施設整備を行います。
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|
||||||||
H 種苗生産推進事業
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145,531
|
-2,225
|
650
|
0
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
中期的
|
|
浜島町と尾鷲市の県栽培漁業センターにおいてマダイ、アワビ、ヒラメ、トラフグ、クルマエビ、ヨシエビ、カサゴの放流用種苗の生産供給を行います。
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I 遊漁調整通常事務
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2,214
|
-2,670
|
3,420
|
-5,580
|
↑
|
改善する
|
直接的
|
即効性
|
|
海面における遊漁と漁業の間の海面利用調整を図るために漁場利用協定等の促進、海面利用協議会の運営、(社)全国遊漁船業協会との情報交換等を行うとともに、遊漁船業の適正化に関する法律に基づき遊漁船業者の登録及び講習会の開催等を行います。
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遊漁船登録業者の立入検査を効果的に行うこと
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||||||||
J 固定局保守点検
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810
|
-13
|
50
|
0
|
→
|
現状維持
|
間接的
|
長期的
|
|
県下の沿岸漁船などに対して指導等の公共通信を行う三重県超短波漁業無線局の通信システムにおいて年2回の保守点検を行います。
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K 三重県漁業無線局負担金
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21,985
|
-206
|
600
|
0
|
→
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現状維持
|
間接的
|
長期的
|
|
県と三重県鰹鮪漁業協同組合及び三重県超短波無線漁業協同組合との二重免許で運用している三重県漁業無線局において、県が実施する公共通信に必要な維持運営費を負担します。
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||||||||
L 全国豊かな海づくり推進協会負担金
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2,400
|
900
|
40
|
-20
|
→
|
|
間接的
|
中期的
|
|
(社)全国豊かな海づくり推進協会に負担金を支払います。
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||||||||
M 内水面域振興活動推進事業
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5,058
|
1,313
|
432
|
80
|
↑
|
現状維持
|
間接的
|
即効性
|
|
内水面漁業においては、河川環境の悪化、放流用種苗の確保難等の問題を抱えているため、河川環境の啓発等及び海産稚アユ利用可能性試験を実施します。
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漁業権免許後の利用実態把握に努めること
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||||||||
N 連絡調整事務
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1,787
|
-94
|
100
|
0
|
→
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現状維持
|
|
長期的
|
|
水産関係団体負担金、漁業権設定河川における地域開発等に関する連絡会議を運営等を実施します。
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||||||||
O 漁場保全対策推進事業
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1,718
|
-52
|
2,250
|
0
|
↑
|
現状維持
|
間接的
|
長期的
|
|
沿岸及び内水面の漁場を保全するため、漁場の監視、被害発生時の情報連絡等、漁場監視体制を整備し、公害等による漁業被害の未然防止と軽減を図ります。
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P 美しい「みえのうみ」維持・創造プロジェクト事業
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15,060
|
-39,547
|
1,000
|
-8,180
|
↑
|
改善する
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間接的
|
長期的
|
|
「魚から見た陸域への提言」という新たな視点から、海の環境改善に向け県民の参画、協働を呼び起こし、海域、陸域(流域)環境のデータ集積を行ってきましたが、その効果として愛知・三重両県の漁業者が協働して伊勢湾海底のゴミを漁船を用いて回収するので、この活動を支援する。
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環境保全を図るには不可欠な事業であり、力を入れて取り組むこと
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Q 漁業調整通常事務
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4,905
|
-9,556
|
6,500
|
-3,250
|
↑
|
改善する
|
間接的
|
長期的
|
|
海面及び内水面における漁業生産力の向上及び高度利用を目的として、漁業の安全操業、経営の安定化等を図るための漁業調整を行います。
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漁業権免許後の利用実態把握や適正行使などの指導を強化すること
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||||||||
R 資源増大実証事業
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25,324
|
-4,940
|
2,800
|
-2
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
中期的
|
|
放流効果を発現させ、その効果を検証するために、種苗の大量放流、放流による資源や地元経済への効果・影響等のモニタリング調査、その結果等の県民に対するPR等を実施し、栽培漁業を推進していく体制を構築します。
|
|
||||||||
S 新鮮でおいしい養殖水産物確立総合対策事業
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10,667
|
-22,135
|
2,800
|
0
|
→
|
現状維持
|
直接的
|
即効性
|
|
輸入水産物の増加及び養殖漁場の悪化等による生産性・競争力の低下等に対処し、持続的な養殖の推進や経営の合理化を図るため、地域の特性を活かした新鮮でおいしい養殖水産物の安定的な供給体制を確立します。
|
|
||||||||
T 資源回復計画推進事業
|
7,888
|
-285
|
5,000
|
-4,832
|
↑
|
改善する
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直接的
|
中期的
|
|
沿岸漁業資源の持続的利用を図るため、資源回復計画の実施とともに漁業者による多元的な資源管理を推進する。
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効果的な資源管理を進めること
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||||||||
U 漁獲可能量の適切な管理推進事業
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8,605
|
-1,018
|
3,600
|
-60
|
→
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現状維持
|
直接的
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中期的
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漁獲可能量制度(TAC)制度に基づき水産資源の管理を行うため、漁獲量の収集分析、同計画の漁業者への説明・指導により、この計画に基づく適切な漁業管理、漁獲量管理を行います。
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V 稚あゆ放流事業
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19,500
|
0
|
50
|
0
|
→
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現状維持
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直接的
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即効性
|
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内水面漁業においては、河川環境の悪化及び放流用種苗の確保難等の問題を抱えているため、アユ種苗放流の助成を実施します。
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適正放流量についての検討を進めること
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休廃止する事務事業
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事務事業名
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理由
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2003年度予算額 (千円)
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2003年度所要時間 (時間)
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