2004(平成16)年度 当初予算 施策目的評価表
2004(平成16)年度 当初予算
施策目的評価表
施策名
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513 科学技術交流の推進 |
評価者
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総合企画局 科学技術振興センター 科学技術振興分野 総括マネージャー 深津和男 |
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0593-29-3607 kagi@pref.mie.jp |
評価年月日
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03/11/21 午後 6:21:09 |
施策の目標
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【誰、何が
(対象)】
県民と研究機関が
【どのような状態になることを狙っているのか
(意図)】
科学技術に関する交流を深めている
施策の数値目標及びコスト
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2001(H13)
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2002(H14)
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2003(H15)
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2004(H16)
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2006(H18)
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県試験研究機関の産学官共同研究件数 (件) [ 目標指標] |
目標
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22
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24
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36
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38
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実績
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21
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31
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35
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必要概算コスト(千円)
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302,666
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217,236
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340,351
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244,045
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0
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予算額等(千円)
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93,316
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65,997
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102,063
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73,318
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概算人件費(千円)
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209,350
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151,239
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238,288
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170,727
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0
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所要時間(時間)
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49,727
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35,172
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56,333
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40,361
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人件費単価(千円/時間)
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4.21
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4.30
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4.23
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4.23
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必要概算コスト対前年度(千円)
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-85,430
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123,115
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-96,306
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-244,045
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施策の数値目標に関する説明・留意事項
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・産学官共同研究件数は、科学技術振興センターが実施する産業界、大学等高等教育機関との共同研究の件数です。 ・ 2003年度の実績値は2003年10月末時点の見込み値です。 |
2003( 平成15)年度の取組内容 |
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【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
・産学官共同研究を推進するため、学官が参加した研究会事業や、大学等から広く研究課題を募り、共同研究に発展させる研究調整事業に取り組み、新規研究課題の発掘を目指しました。また、昨年度に採択された文部科学省の地域結集型共同研究事業である「閉鎖性海域の環境創生プロジェクト研究事業」に産学官連携して取り組みを進めるとともに、福井、滋賀、岐阜県との
4県連携交流を中心に府県間の研究交流を推進し、共同研究を実施しました。。
・
また、インターネット・サイエンス・サポーター制度による県民意見の収集や試験研究機関の施設公開に加え、9月には公開講座「科学技術フォーラム」を開催するなど、科学技術について県民との交流やコミュニケーションを図るとともに、青少年が科学技術に親しむことのできる科学体験教室の開催や、研究員が小学校に出向いて研究内容などに関連した実験などを行う出前科学体験教室を実施しました。
・
その他、ホームページの更新や新コンテンツ・動画の導入など、情報提供ツールの充実を図るとともに、工業試験研究機器の開放を行い、試験研究機関のもつ研究資源を企業や県民に提供しています。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
・本県の科学技術の振興をはかるためには、産業界や消費者のニーズを試験研究機関が的確に把握し、その研究開発の成果が産業界に活用されるよう産学官連携・交流に一層取り組む必要があります。
・また、科学技術の振興には生活者の理解と支持が不可欠であり、公開講座の開催やインターネットを通じた情報の受発信等、科学技術に関する興味や関心を醸成する取り組みにより、県民と研究者の双方向コミュニケーションの充実を図っていく必要があります。
2004( 平成16)年度の取組方向 |
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・産業界の新分野への展開や新産業の創出、環境創造や健康・安全などの社会的課題の解決など、産業界や社会のニーズに対応した研究開発を行うため、産学官の研究交流を推進し、共同研究を積極的に推進するとともに、他府県との連携や各種学会への参加促進など、さまざまな機会において多様な研究者間の交流を推進します。
・また、科学技術について県民との交流やコミュニケーションを推進するため、有識者、県民代表からなる「みえサイエンスアカデミー」の運営を充実させ、科学技術に関する中長期的な研究分野や県民ニーズ、地域課題の把握に努め施策への反映に努めるとともに、研究成果や科学技術に関する各種の情報をホームページを通して県民に広く公開します。
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- 更に、試験研究機関の施設公開や、県民を対象とした公開講座の拡充の他、子供達の理科離れ防止と優れた科学技術人材の育成に寄与するため、子供達が科学技術に親しむことのできる科学体験教室の開催や出前科学体験教室を実施します。
2004( 平成16)年度 構成する基本事業間の戦略(注力、改革方向) |
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基本事業名
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担当チーム
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注力
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総括マネージャーの方針・指示
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基本事業の数値目標
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目標値
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達成状況
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改革方向
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実績値
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科学技術振興センター 総合研究企画部
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→
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共同研究に繋がる研究会活動に取り組むほか、地域結集型共同研究事業等における産学官連携の強化を図ること。
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産学官研究会数
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3 件 |
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科学技術振興センター総合研究企画部
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→
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県民の科学技術への関心を育むため、セミナーや公開講座、子供達のための各種体験教室などの効果的な実施を図ること。
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サイエンス・サポーター意見数
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100 件 |
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科学技術振興センター 総合研究企画部 |
→
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ホームページの利便性を一層向上させるとともに、各種システムを充実させ、的確な情報提供に努めること。
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県試験研究機関ホームページアクセス件数
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920000 件 |
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主な事業
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1 県民との交流事業費【基本事業名
51302 交流による科学技術の振興】
当初予算額:
1,736(千円)
事業概要:県民を対象とした幅広い交流を実施することにより、公設試験研究機関の研究成果普及や技術移転、そして将来の優秀な科学技術人材を育成し、本県の科学技術振興を図る。具体的には、身近な地域の試験研究機関としての関心を高めるため、4月の科学技術週間を中心に、施設公開を行うとともに研究成果展示及び科学体験教室を実施することにより、研究成果等のPRを行う。夏休み期間中の児童・生徒を対象に、試験研究機関の研究の一部をわかりやすく紹介し、科学の面白さ、不思議さを体験してもらうことにより、科学技術への興味関心を高める。さらに、県内小学校に研究員が直接出向き、出前科学体験教室を行うことにより、将来の科学者育成に寄与する。また、研究内容や科学知識の普及啓発を目的に、県民を対象としたセミナーを定期的に開催する。青少年の発明等に対する顕彰として、(社)発明協会三重県支部が実施する発明くふう展の中で、青少年の発明・考案など優秀な作品を顕彰する事業に対して補助を行う。
2 先導的研究企画費【基本事業名
51301 研究交流の推進】
当初予算額:
2,620(千円)
事業概要:
ライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテクノロジーなどの国の重点分野や地域レベルの先導的課題について研究会を組織し、新技術の開発を目指した研究プロジェクト課題の発掘を行います。
3 研究調整事業費【基本事業名
51301 研究交流の推進】
当初予算額:
2,250(千円)
事業概要:
次年度以降に共同研究課題やプロジェクト研究課題につなげるため、自然科学分野を有する県内高等教育機関からの提案課題について、新たな研究・技術開発シーズの発掘、調査研究・可能性試験を実施する。
4 研究情報提供推進事業費【基本事業名
51303 開かれた公設試験研究機関の推進】
当初予算額:
2,379(千円)
事業概要:
科学技術振興センターのホームページ、研究成果等データベースや子ども向けホームページ(サイエンスパーク)の情報をさらに充実し、県民や企業に提供します。
5 機器開放推進事業費【基本事業名
51303 開かれた公設試験研究機関の推進】
当初予算額:
9,908(千円)
事業概要:
県内産業基盤の充実を図るため、ベンチャー企業等に科学技術振興センター工業研究部の試験研究機器、共同研究施設を開放し、企業の創造的技術開発を支援するとともに共同研究を推進します。