2004(平成16)年度 当初予算 施策目的評価表
2004(平成16)年度 当初予算
施策目的評価表
施策名 |
112 男女共同参画社会の実現 |
評価者 |
生活部 人権・同和・男女共同参画分野総括マネージャー 上山祐光 |
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059-224-2214 ueyams00@pref.mie.jp |
評価年月日 |
03/11/21 11:55:51 |
施策の目標 |
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【誰、何が (対象)】
県民一人ひとりが
【どのような状態になることを狙っているのか (意図)】
性別にとらわれず、生き方や価値観を尊重し合いながら、社会のあらゆる分野で共に参画している
施策の数値目標及びコスト |
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2001(H13) |
2002(H14) |
2003(H15) |
2004(H16) |
2006(H18) |
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男女共同参画意識普及度(%) [目標指標] |
目標 |
調査中 |
調査中 |
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実績 |
調査中 |
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必要概算コスト(千円) |
395,794 |
432,034 |
385,165 |
372,350 |
0 |
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予算額等(千円) |
226,704 |
250,295 |
252,217 |
241,775 |
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概算人件費(千円) |
169,090 |
181,739 |
132,948 |
130,575 |
0 |
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所要時間(時間) |
40,164 |
42,265 |
31,430 |
30,869 |
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人件費単価(千円/時間) |
4.21 |
4.30 |
4.23 |
4.23 |
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必要概算コスト対前年度(千円) |
36,240 |
-46,869 |
-12,815 |
-372,350 |
施策の数値目標に関する説明・留意事項 |
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・性別による固定的な役割分担意識の一つである「男は仕事、女は家庭」という考え方に対し、「同感しない」、「どちらかといえば同感しない」と思う人の割合(県民意識基礎調査) |
2003(平成15)年度の取組内容 |
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【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
「三重県男女共同参画基本計画」及び「同第一次実施計画」の基づき、総合的な取組を進めるとともに施策の実施状況を取りまとめて公表しました。また、本年度に初めて三重県男女共同参画審議会が、県の取組全般について外部的な視点で評価を実施し、その評価の中で、課題と今後の施策について50項目にわたる提言を行いました。
具体的な取組としては、県男女共同参画センターによる啓発・情報提供事業、各地域における県民・市町村との協働組織を中心にまちづくりの視点で地域の実情に応じた取組を進める事業、育児・介護を支援するファミリー・サポート・センターの設置を促進する事業などを行いました。ドメスティックバイオレンスについては、DVセミナーや自己尊重・自己主張トレーニングを開催するなど、DVに関する啓発や相談、支援を実施しました。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
県民意識基礎調査において、「男は仕事、女は家庭」という、性別による固定的な役割分担意識を有する人の割合は、4割強と未だに高い傾向にあること、また、男女共同参画についての様々な誤解や曲解があることから、各種啓発事業の推進や、地域の実情に応じた住民等との協働による取組などにより、男女共同参画推進の理念やその必要性、重要性への理解を一層浸透させる必要があります。
さらに、女性の社会進出を促進するため、事業者の意識向上など雇用面での取組や、育児・介護等を社会全体でサポートできる環境整備を一層進める必要があります。
また、DVについては、相談体制の充実によって相談件数が増大しており、相談に対する適切かつ充実した対応が不可欠となっています。
2004(平成16)年度の取組方向 |
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三重県男女共同参画審議会から提言された今後の施策について、見直しや新たな取組を進めます。
男女共同参画の推進は、社会システムの変革であるとの理念の一層の浸透に努めるとともに、県の全ての施策、事業が男女共同参画の視点で進められるよう総合行政で取り組みます。また、男女共同参画についての様々な誤解や曲解に対して適切に対応できる態勢を整えます。
さらに、「三重県男女共同参画基本計画第二次実施計画」を策定する年度に当たるため、計画に反映させることが必要な調査研究等の事業を進めるとともに、地域において男女共同参画を推進する人材の育成・確保、市町村の円滑な事業展開に向けた支援を行い、地域住民が市町村と効果的に連携しながら男女共同参画を推進していくための環境づくり、条件整備を図ります。
DV相談や被害者への支援については、県において一時保護や心理療法など専門性を要する分野を中心に取り組むとともに、市町村や関係者などが周知・啓発や早期発見、初期相談等を推進できるよう、地域における取組の支援に努めます。
2004(平成16)年度 構成する基本事業間の戦略(注力、改革方向) |
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基本事業名 |
担当チーム |
注力 |
総括マネージャーの方針・指示 |
基本事業の数値目標 |
目標値 |
達成状況 |
改革方向 |
実績値 |
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生活部男女共同参画チーム |
↑ |
審議会からの提言の具体化および第二次実施計画の策定については一層の総合行政で取り組む。 |
男女共同参画基本計画を策定している市町村の割合 |
35.0% |
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生活部男女共同参画チーム |
↑ |
男女共同参画についての様々な誤解や曲解に対して適切な説明責任が果たせるような啓発や教育を実施する。 |
県の支援による男女共同参画の学習機会の提供回数 |
232回 |
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生活部男女共同参画チーム |
↑ |
「男女が協力して子育て・介護にあたる」「子育て・介護は社会全体で対応していく」という意識の浸透を図り、男女ともに生活のスタイルや働き方の見直しを行う取組を進める。 |
地域で男女共同参画を主体的に推進する人材、団体数 |
866人・団体 |
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健康福祉部こども家庭チーム |
↑ |
DV被害者の救済および加害者に対する治療の充実、また、不妊に悩む男女に対する相談・治療の充実を図る。 |
DV防止市町村ネットワーク設置率 |
10% |
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主な事業 |
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1 男女共同参画地域エンパワメント支援事業【基本事業名 11201 男女共同参画社会の実現に向けた総合的な取組の推進】
当初予算額: 5,115(千円)
事業概要:合併による地域社会の変化などに対応し、パートナーである基礎的自治体との役割分担の見直しを行うとともに、基礎的自治体が住民と効果的に協働し、地域社会が持っている力が十分発揮できるよう支援を行う。
2 男女共同参画の視点で進める地域づくり事業【基本事業名 11202 男女共同参画に関する意識の普及と教育の推進】
当初予算額: 7,979(千円)
事業概要: 地域住民の主体性と責任による、地域特性を生かした男女共同参画地域づくりを支援し、誰もが主役となって参画・協働することができる地域社会の創造を促進する。
3 男女共同参画センター事業【基本事業名 11202 男女共同参画に関する意識の普及と教育の推進】
当初予算額: 9,951(千円)
事業概要: 男女共同参画を進める県の拠点施設である男女共同参画センター「フレンテみえ」において、情報・交流、人材育成等のための各種事業を実施するとともに、市民参画型・協働型の運営体制を確立し、センター機能が効率的かつ効果的に発揮できるよう努める。
4 きらめく農山漁村女性育成事業【基本事業名 11203 家庭・職場・地域における男女共同参画の推進】
当初予算額: 3,632(千円)
事業概要: 農山漁村での男女共同参画推進の中心的なリーダーとして、農村、漁村女性アドバイザーを認定、育成するとともに、女性の地域での方針決定の場への登用、女性起業家の育成、家族経営協定の締結などを推進する研修会や啓発活動を行う。
5 <新>地域住民や市町村によるDV防止取組支援事業【基本事業名 11204 性別に基づく暴力等への取組と心身の健康支援】
当初予算額: 1,610(千円)
事業概要: DV(配偶者等からの暴力)は被害者の多くが女性であり、個人の尊厳を害するものであるとともに、男女共同参画社会実現の妨げとなっていることから、防止に向けた活動や相談・支援などの取組を行う必要がある。このうち、初期的な相談や助言、早期発見・通告などは被害者に身近な地元関係者や市町村において行われることが効果的であるため、こうした支援者を養成するためのセミナーを開催し、地域におけるDV防止の取組促進に向けた支援を行う。