2003(平成15)年度 当初予算 施策目的評価表
2003(平成15)年度 当初予算
施策目的評価表
施策名 |
640 行政評価機能の強化 |
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評価者 |
総務局 組織・職員分野 総括マネージャー 山舗 哲 |
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評価年月日 |
02/11/18 17:15:43 |
059-224-2101 yamass01@pref.mie.jp
施策の目標(2010年度にめざす姿) |
生活者起点、成果、効率性、適法性などの観点から、県の施策や事業の妥当性について評価し、その結果を施策、事業に的確に反映していくため、行政評価機能の強化を図ります。 この機能の強化にあたっては、行政活動が住民ニーズや社会経済情勢に対応しているかを検証するための事前評価と、評価結果を県のあらゆる行政活動に反映するための事後評価の両面からその強化を図ります。 |
施策の数値目標及びコスト |
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施策の数値目標に関する説明・留意事項 |
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・ みえ政策評価システムを活用する職員が、この評価システムは県行政の改善・改革に役立っていると考える割合とします。 ・ 2002年度の実績は、現時点での見込値です。 ・ 2003年度の目標値は、2002年度の目標達成を前提として、2004年度目標値との中間値を採用しました。 |
2002年度の取組内容 |
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【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
『三重のくにづくり宣言』第二次実施計画に示された目標に対する成果を評価する「みえ政策評価システム」の運用を本格的に開始しました。具体的には、2001年度の施策と継続事務事業を中心とした成果の確認と検証を行い、「三重のくにづくり白書」として取りまとめ、県議会に説明するとともに、7月上旬にすべての評価表とともに県民の皆さんに公表しました。
公共事業分野については、事前評価として「公共事業評価システム」を、事中評価として「公共事業再評価システム」を活用し、事業の優先度判断や費用対効果などの観点からの事業見直しを行っています。
また、地域機関にも評価システムを本格的に導入していくため、県民局のあり方についての議論を踏まえた検討を進めました。
さらに、政策推進システムにおける評価の客観性を確保するため、監査委員による行政評価(監査)を開始しました。同時に、包括外部監査で指摘された事項の改善に加えて、公共工事の品質確保の観点から工事成績の評定を見直しました。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
施策の評価結果を中心に取りまとめた『三重のくにづくり白書』について、「わかりにくい」という指摘があります。これは、「みえ政策評価システム」の運用初年度であり、目標値の設定がない中で評価を行わざるを得なかったことが大きな要因と考えられます。
また、「政策推進システム」が地域機関の職員に「わかりにくい」という指摘もあります。これは、地域機関職員にとって、政策立案や「みえ政策評価システム」での評価に対する関与度が少ないことが要因と考えられます。
2002年度における構成する基本事業の成果達成見込み |
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基本事業名 |
担当チーム |
成果達成見込み |
戦略上の位置づけ |
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注力 |
改革方向 |
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A 64001 評価システムの機能充実 |
総務局行政システム改革チーム |
概ね順調 |
↑ |
現状維持 |
B 64002 監査検査機能の強化 |
総務局行政システム改革チーム |
順調 |
→ |
現状維持 |
2003年度の取組方向 |
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「政策推進システム」の中核となる「みえ政策評価システム」を着実に運用するため、一段の改良・改善を進め、他の評価システムとの連携を深めることにより、システムの活用を高めます。
1 職員が「みえ政策評価システム」の有効性を実感できるよう、「予算や職員定数の配分、人事」、 「県民意見を反映するしくみ」との連携を強めます。
2 地域機関における評価システムの活用促進に向け、システムの運営上の課題について精査し改善を進めます。
3 事務事業別の所要時間を把握し適切なコスト管理を行うことを、マネージャーのマネジメント の一環として徹底します。
4 公共事業のより一層の透明性と客観性を確保する観点から、事業着手前の事業評価、事業着手後一定期間を経過した事業に行う再評価システムに加え、2002年度に試行した事業完了後の事後評価システムを導入して、事前→事中→事後の公共事業評価サイクルを整えます。
5 地方分権・行政改革・情報公開の進展に対応した監査及び県の「政策推進システム」に対して第三者評価の役割を担う行政評価(監査)を着実に実施していきます。
2003年度 構成する基本事業間の戦略(注力、改革方向) |
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基本事業名 |
担当チーム |
注力 |
総括マネージャーの方針・指示 |
基本事業の数値目標 |
目標値 |
達成状況 |
改革方向 |
実績値 |
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総務局行政システム改革チーム |
→ |
みえ政策評価システムと他の評価システムとの連携を強化する 具体的には、政策推進システムと予算、職員定数や人事との連携を拡充すること 公共事業評価システム等の様々な評価手法との整合または関連付けを高めること |
評価表から前年度の成果が確認できた事業の割合 |
86 |
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現状維持 |
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総務局行政システム改革チーム |
→ |
監査を財務監査から行政評価・行政経営の視点へシフトするとともに、的確な工事検査を行うこと |
監査委員及び外部監査指摘事項に対する改善項目数 |
100 |
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現状維持 |
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主な事業 |
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1 みえ政策評価システム等推進事業【基本事業名 64001 評価システムの機能充実】
当初予算額: 10,774(千円)
事業概要:『三重のくにづくり宣言』の体系に基づき、施策、基本事業及び事務事業の3層で評価する「みえ政策評価システム」の定着及び機能強化を図る。
2 公共事業評価システム事業【基本事業名 64001 評価システムの機能充実】
当初予算額: 2,278(千円)
事業概要: 公共事業の実施にあたり、事業着手前の事前評価を行い、客観的な手法で、効率的で効果の高い事業を優先的に実現を図るとともに、その実施決定プロセスのより一層の透明性・客観性の確保を図る。
3 再評価システム事業【基本事業名 64001 評価システムの機能充実】
当初予算額: 1,445(千円)
事業概要: 県が実施する公共事業再評価の客観性、透明性の確保を図るため、第三者からなる諮問委員会の意見を聴くため、「三重県公共事業再評価審査委員会」を運営する。
4 外部監査費【基本事業名 64002 監査検査機能の強化】
当初予算額: 25,466(千円)
事業概要: 県の監査機能の専門性・独立性の強化を図り、県民の信頼感を高めるために、外部監査人(県の組織に属さない外部の専門的な知識を持った人)から監査を受けます。
5 監査委員事務局事務費【基本事業名 64002 監査検査機能の強化】
当初予算額: 13,848(千円)
事業概要: 財務執行の合規制、正確性の確保を基礎に据えながら、3E(経済性、効率性、有効性)、VFM(支出に見合う価値)、ベストバリュー(4Cーチャレンジ、比較、競争、協働)の視点により監査の重点化をはかります。
また、「政策推進システム」に属さない第三者として、施策等を対象に、評価手法による行政監査の実施をはかります。