2003(平成15)年度 当初予算 施策目的評価表
2003(平成15)年度 当初予算
施策目的評価表
施策名 |
620 住民参画による行政の推進 |
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評価者 |
総合企画局広聴企画分野 総括マネージャー 中西 正明 |
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評価年月日 |
02/11/18 15:13:40 |
059-224-2029 nakanm04@pref.mie.jp
施策の目標(2010年度にめざす姿) |
住民にとって透明な行政運営を推進していくため、住民への行政情報の公開と提供を進めるとともに、広聴体制の充実を図ります。また、計画立案、事業の実施、行政サービスの提供など、さまざまな行政活動における住民参画を推進します。 |
施策の数値目標及びコスト |
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施策の数値目標に関する説明・留意事項 |
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※ 2002年度実績値は、2002年10月現在の見込み値です。 ・県の広聴姿勢が良いと考える県民の割合です。 ・2004年度の数値目標を勘案し、2003年度の目標を設定しました。 |
2002年度の取組内容 |
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【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
県民の皆さんから幅広い意見や要望を聴くため、「県民の声相談室」を中核として県民とのコミュニケーションの機会の拡大を図りました。また、寄せられた提案・意見・苦情等をデータベース化し職員間の情報共有化を行い業務改善に活用しました。
県政の課題等を県民のみなさんに伝え、情報を共有するため、「県政だより」やテレビ、ラジオ等、多様な媒体を使った広報活動を展開し、わかりやすい行政情報の提供を行いました。
インターネットを活用し、生活者が自由に議論できる電子会議室「e-デモ会議室」を開設し、8つの議題で活発な議論を展開しています。
なお、新規議題の選定及び会議室を進行する「e-エディター」は公募により決定していくことにしました。
情報公開については、1998年度に設置した「三重県情報公開懇話会」の提言を受け、「三重県情報公開条例」の改正を行い運用しています。また、2001年4月から「三重県の情報提供施策の推進に関する要綱」及び「県民の意見を行政に反映させる手続きに関する指針(パブリックコメント制度)」を施行していますが、情報提供を更に推進するため公表義務情報の見直しを行いました。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
県民のみなさんとより一層情報を共有し行政に参画していただくためには、県の考え方や県政の課題等をさまざまな広報媒体を活用して分かりやすく県民の皆さんに伝えていく広報活動の充実強化が必要です。
また、寄せられた提案、意見などを県政運営に反映させていく仕組みづくりが課題となっています。
住民参加の行政を推進するためには、住民と行政が情報を共有する必要があり、開示請求を待たずに積極的に県政情報を提供していく必要があります。
2002年度における構成する基本事業の成果達成見込み |
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基本事業名 |
担当チーム |
成果達成見込み |
戦略上の位置づけ |
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注力 |
改革方向 |
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A 62001 広聴体制の充実 |
総合企画局広聴広報チーム |
概ね順調 |
↑ |
現状維持 |
B 62002 わかりやすい行政情報の提供 |
総合企画局広聴広報チーム |
概ね順調 |
→ |
現状維持 |
C 62003 積極的な行政情報の公開 |
生活部情報公開チーム |
順調 |
→ |
現状維持 |
2003年度の取組方向 |
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寄せられた県民の皆さんの声を、県の施策などに反映させ県民サービスの向上を図っていく仕組みづくりに取組むとともに、行政情報を県民の皆さんににわかりやすく提供することによって、行政への参画意識の高揚を図っていきます。
各種の広聴・広報手段を使うことにより、より多くの県民の皆さんの声を得る機会をつくるとともに、多様な広聴手法を活用しながら、双方向性のある「問題提起型」や「県民参画型」などの手法により、広聴機能と広報機能が一体となった、より積極的な広聴広報体制を充実強化していきます。
また、「e-デモ会議室」については、生活者の皆さんの真剣な議論から問題解決を図っていくというプロセスを充実していくため、県政情報のタイムリーな提供を行っていきます。
さらに、県が実施している情報提供施策を点検し、県民の皆さんが必要としている情報を積極的に提供していきます。
2003年度 構成する基本事業間の戦略(注力、改革方向) |
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基本事業名 |
担当チーム |
注力 |
総括マネージャーの方針・指示 |
基本事業の数値目標 |
目標値 |
達成状況 |
改革方向 |
実績値 |
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総合企画局広聴広報チーム |
↑ |
県民から寄せられた提案・意見等のデーターベース化とともに、インターネットによる公開を進めることで県民との情報の共有化を図ります。 また、e-デモ会議室を充実し住民参画の機会を拡大します。 |
広聴活動における県民意見などの総数 |
7600 |
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改善する |
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総合企画局広聴広報チーム |
→ |
県民と共に考え共に行動する県政を推進するため、県民と県とのコミュニケーションの機会を拡大します。 |
県政だよりの満足度 |
84.0 |
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改善する |
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生活部情報公開チーム |
→ |
情報公開制度を適正に運用するため、職員研修の充実をを図りながら県民の行政に対する理解と信頼を深め、開かれた行政を一層推進します。 |
行政情報開示・非開示判断の適正度 |
78 |
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現状維持 |
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主な事業 |
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1 県政だより事業費【基本事業名 62002 わかりやすい行政情報の提供】
当初予算額: 172,124(千円)
事業概要:県政の重要施策、制度、お知らせなどを掲載し、県内全世帯に配布します。 また、視覚障害者向けに録音テープを制作します。
2 「三重県民e-デモクラシー」構築事業費【基本事業名 62001 広聴体制の充実】
当初予算額: 20,957(千円)
事業概要: インターネットを活用し、地域が抱える課題等について、生活者が自由に意見を述べ議論に参加できる「三重県民e-デモクラシー(e-デモ会議室)を開設・運営し、「生活者起点の県政」を推進します。
3 情報公開制度運営費【基本事業名 62003 積極的な行政情報の公開】
当初予算額: 4,515(千円)
事業概要: 情報公開制度を実施運営することにより、県民の県政に対する理解と信頼を高め、開かれた県政の一層の推進を図ります。また、職員に対する研修の充実を図ります。