2003(平成15)年度 当初予算 施策目的評価表
2003(平成15)年度 当初予算
施策目的評価表
施策名 |
554 過疎地域、離島、半島地域などの振興 |
|
評価者 |
市町村行政分野 総括マネージャー 田岡 光生 |
|
|
||
評価年月日 |
02/11/18 14:17:16 |
059-224-3169 taokam00@pref.mie.jp
施策の目標(2010年度にめざす姿) |
産業の振興や地域文化の振興などにより、活力と魅力に富んだ地域の形成が図られ、人と自然が共生する地域づくりが進んでいます。 |
施策の数値目標及びコスト |
|
施策の数値目標に関する説明・留意事項 |
|
・法律で過疎地域として指定されている県内市町村における人口の減少率と、全国の過疎地域市町村における人口の減少率とを比較した指標です。この値が1.00倍ならば全国平均と同じペースで人口が減少していることを示します。この率が低ければ、全国の過疎地域に比べて過疎化現象が緩やかであることを表します。 |
2002年度の取組内容 |
|
【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
過疎自立促進方針・過疎地域自立促進県計画に基づき道路、情報通信基盤、生活排水処理施設の整備を重点的に進めた結果、同地域の道路改良率、CATVネットワーク加入率、水洗化率が向上しました。
離島地域においては、第5期離島振興計画に基づき、港湾、海岸、漁港、交流施設等の整備を総合的に進め、2002年度は総額12億円の離島振興事業を実施しています。また、国等に一貫して離島振興法の法期限延長等を働きかけた結果、2002年度に同法が改正され、法期限が2012年度まで延長されました。
半島地域においては、東紀州地域活性化事業推進協議会による人材の育成、情報発信、熊野古道を活用した地域活性化などに取り組み、半島地域の個性を活かした活性化を促進しました。紀北交流拠点事業は、熊野古道センター(仮称)の整備内容等の検討を行うとともに、深層水の暫定取水を実施しています。紀南地域では、振興策の提言に向けて、活性化検討委員会で検討を行いました。また、熊野古道の保全・活用を図るため、地域住民と協働して、アクションプログラムを策定します。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
過疎自立促進方針・過疎地域自立促進県計画の着実な実現と市町村が策定した過疎地域自立促進市町村計画の実現に対する支援を行っていく必要があります。
離島振興対策としては、第6期三重県離島振興計画(2003年度~2012年度)を新たに策定する必要があります。
紀北交流拠点施設については、熊野古道センター(仮称)の事業化を進めるとともに、引き続き深層水の利用と需要開拓のため事業が必要であり、紀南地域においては、具体的な紀南振興策の策定が必要となります。
2002年度における構成する基本事業の成果達成見込み |
||||
基本事業名 |
担当チーム |
成果達成見込み |
戦略上の位置づけ |
|
注力 |
改革方向 |
|||
A 55401 過疎・準過疎地域の自立促進 |
地域振興部市町村行政チーム |
概ね順調 |
→ |
現状維持 |
B 55402 離島地域活性化の総合的推進 |
地域振興部市町村行政チーム |
概ね順調 |
→ |
現状維持 |
C 55403 紀伊半島地域の活性化 |
地域振興部東紀州活性化プロジェクトグループ |
概ね順調 |
↑ |
改善する |
2003年度の取組方向 |
|
過疎・準過疎地域、離島地域では恵まれた自然環境を守り、美しく風格ある国土の形成に向けて、生活環境を保全する施設の整備を推進するとともに、伝統文化など地域が有する資源を活用した都市住民や他地域との交流を促進します。また、CATV網を始めとする情報基盤施設の整備を重点的に進め地域からの情報発信を促進します。
離島地域については、離島振興法に基づき、離島振興地域市町が原案を作成して、県が新しい離島振興計画を策定します。
紀伊半島では、世界遺産となる熊野古道を保全・活用する事業を展開し、地域の個性を活かした取組みを実施していきます。また、紀北交流拠点の整備を促進するとともに、紀南地域の振興策の実現に向けた取組みを行っていきます。
2003年度 構成する基本事業間の戦略(注力、改革方向) |
||||||
基本事業名 |
担当チーム |
注力 |
総括マネージャーの方針・指示 |
基本事業の数値目標 |
目標値 |
達成状況 |
改革方向 |
実績値 |
|||||
地域振興部市町村行政チーム |
→ |
過疎地域の自立促進をキーワードに県計画の着実な実現を図っていきます。 |
過疎地域ケーブルテレビネットワーク加入率 |
62.2 |
|
|
現状維持 |
|
|||||
地域振興部市町村行政チーム |
→ |
平成15年から施行される新法に的確に対応するとともに、第6期離島振興計画を推進していきます。 |
離島地域の観光レクリエーション入込客数 |
40 |
|
|
現状維持 |
|
|||||
地域振興部東紀州活性化プロジェクトグループ |
↑ |
熊野古道の世界遺産登録に向けた気運の醸成、登録記念イベントへの本格的取り組み、紀北交流拠点の古道センターの事業化、紀南振興策の具体化等を推進していく。 |
東紀州地域年間宿泊者数 |
25 |
|
|
改善する |
|
主な事業 |
|
1 世界遺産総合対策プロジェクト推進事業費【基本事業名 55403 紀伊半島地域の活性化】
当初予算額: 85,450(千円)
事業概要:世界遺産登録を目指している熊野古道について、登録業務を推進するとともに、熊野古道を東紀州地域活性化の柱として、総合対策に取組みます。アクションプログラムの実施(古道活用整備事業)や進行管理、また、世界遺産登録に向けての全国的な情報発信による気運の醸成を図っていきます。
さらに、世界遺産登録記念事業の開催や、世界遺産登録を契機にして東紀州活性化に繋がる集客事業に取組ます。
2 紀北交流拠点推進事業費【基本事業名 55403 紀伊半島地域の活性化】
当初予算額: 727,669(千円)
事業概要: 熊野古道を総合的に紹介する機能や古道来訪者の利便性を確保する機能等を備えた熊野古道センター(仮称)や海洋深層水利用を中心とした紀北交流拠点事業を促進する。
3 紀南地域振興事業費【基本事業名 55403 紀伊半島地域の活性化】
当初予算額: 37,791(千円)
事業概要: 紀南の地域振興について、活性化検討委員会からの提言を踏まえ、熊野広域交流圏づくりなど、地域資源を活かした魅力ある地域づくりを行います。また、集客交流の取組として、プロデュースセンター設立準備事業や体験交流誘致事業などに取組みます。
4 東紀州地域活性化推進費【基本事業名 55403 紀伊半島地域の活性化】
当初予算額: 36,935(千円)
事業概要: 東紀州地域の活性化を図るため、県及び市町村で組織する東紀州地域活性化事業推進協議会により、熊野古道の情報発信、みえ熊野学の取組、人材育成事業などのソフト事業を実施します。
5 離島航路整備事業補助金【基本事業名 55402 離島地域活性化の総合的推進】
当初予算額: 40,816(千円)
事業概要: 離島航路の維持改善を図り、離島地域の振興及び離島住民の生活の安定及び向上に資するため、離島航路事業者に対し、実質欠損額の一部を補助します。