2003(平成15)年度 当初予算 施策目的評価表
2003(平成15)年度 当初予算
施策目的評価表
施策名 |
542 快適な都市環境の整備 |
|
評価者 |
県土整備部 総括マネージャー 松井 明 |
|
|
||
評価年月日 |
02/11/29 17:22:55 |
059-224-2750 matsua04@pref.mie.jp
施策の目標(2010年度にめざす姿) |
だれもが快適で安心して暮らすことができるよう、災害に強く、快適性、利便性を持ち、自然環境と調和した美しく魅力あるまちづくりが進められ、豊かな生活環境が創造されています。 |
施策の数値目標及びコスト |
|
施策の数値目標に関する説明・留意事項 |
|
都市部において、バリアフリー化された公共的施設、幅の広い歩道(国道・県道・市道)、都市公園(国営・県営・市町村営)などが整備された空間の面積です。 施策目標の2002年度実績値は、2002年10月現在の見込み値です。 |
2002年度の取組内容 |
|
【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
都市における安全かつ快適で利便性の高いまちづくりを進めるため、街路整備事業や土地区画整理事業を実施し、64.5Km(214千㎡)の幅の広い歩道を整備できる見込です。
また、住民の憩いの場とともに災害時においては避難場所あるいは防災拠点ともなる都市公園については県営公園「亀山サンシャインパーク」を平成15年春に一部開園する予定です。
一方、バリアフリーのまちづくりを推進するため、公共的施設施設整備に対する指導・助言、普及啓発に努めたところ、163施設635千㎡がバリアのない空間として整備できる見込です。また、JR津駅、近鉄四日市駅の駅舎にエレベーターが設置され、移動の連続性が拡大できました。
これらの施策により、快適な都市空間の面積は18,661千㎡となる見込です。
この成果が得られた要因としては、事業者の方が都市計画法・ハートビル法・三重県バリアフリーのまちづくり推進条例等の趣旨をご理解いただき、開発許可の基準やバリアフリー化のための整備基準等を遵守いただいた事が大きく寄与しています。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
厳しい財政状況下、公共事業への投資余力が減少する中で、年間整備量が減少する傾向にあります。
一方で、高齢化の進展とノーマライゼーションの理念の浸透に伴い、障害者や高齢者だけでなく、誰もが安心して快適に暮らすことができる環境づくりへの取り組みがこれまで以上に求められており、「快適な都市空間の整備」の推進が急務となっています。
このため、県民、事業者、行政が、「誰もが暮らしやすいまち」をつくるという共通認識のもと、それぞれの役割を明確にし、面的・一体的に取り組むことが必要です。
2002年度における構成する基本事業の成果達成見込み |
||||
基本事業名 |
担当チーム |
成果達成見込み |
戦略上の位置づけ |
|
注力 |
改革方向 |
|||
A 54201 安全で快適なまちづくり |
県土整備部 都市基盤チーム |
概ね順調 |
↑ |
改善する |
B 54202 潤いある都市空間の整備 |
県土整備部 都市基盤チーム |
概ね順調 |
↑ |
現状維持 |
C 54203 バリアフリーのまちづくりへの整備 |
健康福祉部ユニバーサルデザインチーム |
順調 |
↑ |
現状維持 |
2003年度の取組方向 |
|
公共事業については、緊急に整備する必要のある個所への重点投資を行うことによって、幅の広い歩道及び都市公園の効率的な整備を行いこれらの面積を16,320千㎡まで引き上げます。中でも、平成15年春に一部開園した県営公園「亀山サンシャインパーク」については平成16年春にはハイウェイオアシスとしての機能を併せ持てるように準備を進めます。
一方、「バリアフリーのまちづくり」については「誰もが暮らしやすいまち」をつくるため、地域住民、各種団体、民間企業、市町村と協働して交通バリアフリー基本構想等の策定を進めます。
また、引き続き条例に基づく整備基準等について周知を図り、面的な広がりを確保するため駅周辺等を中心に市町村バリアフリー協議会や事業者の協力を得て179施設の商業施設等でバリアフリー化を行い、バリアフリーの連続性を高めます。
これらの施策を行うことによって、快適な都市空間の面積を19,319千㎡とします。
2003年度 構成する基本事業間の戦略(注力、改革方向) |
||||||
基本事業名 |
担当チーム |
注力 |
総括マネージャーの方針・指示 |
基本事業の数値目標 |
目標値 |
達成状況 |
改革方向 |
実績値 |
|||||
県土整備部 都市基盤チーム |
→ |
重点投資を行うこと |
市街地の都市計画道路改良率 |
55.0 |
|
|
改善する |
|
|||||
県土整備部 都市基盤チーム |
↓ |
住民のニーズを把握し効率的・効果的な整備を行うこと |
都市計画区域内人口一人当たりの都市公園面積 |
7.89 |
|
|
改善する |
|
|||||
健康福祉部ユニバーサルデザインチーム |
↑ |
公共事業との連携を図り、面的・一体的な整備を進めること |
商業施設等でバリアフリー化された施設数 |
656 |
|
|
現状維持 |
|
主な事業 |
|
1 街路事業【基本事業名 54201 安全で快適なまちづくり】
当初予算額: 3,442,810(千円)
事業概要:市街地内の都市計画道路を整備することにより、円滑な交通を確保し、安全で快適な都市の形成を図ります。
2 公園整備事業【基本事業名 54202 潤いある都市空間の整備】
当初予算額: 623,616(千円)
事業概要: 県営公園の整備促進により、開園面積の増進に努めます。
3 交通施設バリアフリー化事業【基本事業名 54203 バリアフリーのまちづくりへの整備】
当初予算額:(千円)
事業概要: 高齢者や障害者等の移動の円滑化を図るため、鉄道事業者等と駅舎のエレベーター等の設置に関する協議を行います。