2003(平成15)年度 当初予算 施策目的評価表
2003(平成15)年度 当初予算
施策目的評価表
施策名 |
523 魅力あるデジタル情報の提供 |
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評価者 |
地域振興部 情報化推進分野 総括マネージャー 辻村 正彰 |
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評価年月日 |
02/11/07 11:44:41 |
0592-24-2200 johos@pref.mie.jp
施策の目標(2010年度にめざす姿) |
質が高くて豊富で魅力的な情報が簡単に入手できる環境が整い、県民や産業分野、教育分野、行政などのそれぞれの主体が自由な情報の交流を行うとともに、共同作業により編集した三重県全体としての魅力的な情報が発信されています。 |
施策の数値目標及びコスト |
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施策の数値目標に関する説明・留意事項 |
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県内市町村及び三重県が開設しているホームページを閲覧した延べ人数(千件単位未満は切り捨て)。市町村分については、県と同じ集計方法を採用しているもの(24市町村分)を合計しています。(2002年度実績値は、2002年10月現在の見込み値) |
2002年度の取組内容 |
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【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
県のホームページについては、1事業1ホームページの作成、検索エンジンの導入などを実施し、コンテンツの充実等を行った結果、インターネット利用そのものの爆発的増加ともあいまって、アクセス数は2001年度(平成13年度)には年間約227万件に達しています。また、利用者の皆さんの意見や情報量の増加に伴い、平成14年10月に「見やすく」「使いやすく」「求める情報に容易にアクセスできる」ホームページにリニューアルしました。市町村のホームページも、2001年度(平成13年度)に県内全市町村で開設されています。
また、GISについては、県庁WAN及びインターネット上で利用できる公開提供型GISシステムの開発を行うとともに、デジタルマップを作成し、2002年8月稼動に向けての基盤を構築しました。
コンテンツの面においても、統計情報のデータベース化に続き供用が開始され、県立博物館、美術館、斎宮歴史博物館の収蔵資料のデジタル化がおおむね完了し、自治体図書館の総合目録データベースが利用可能となるなど、文化情報のデジタル化も着実に前進しています。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
高速・大容量の情報通信基盤の整備やコンテンツ作成技術の進歩によって容易に情報の受発信を行える環境が整いつつあります。世界中で多数のホームページが作成され、文字データ中心から音声や動画を活用したホームページへの転換が進んでいます。また、検索の容易性や視覚障害者や外国人などの情報弱者に配慮した使いやすいホームページづくりも求められています。
このような中で、ホームページコンテンツに対するニーズも多様化しています。県や市町村は、さまざまな分野においてその地域に関する膨大な情報を有しており、情報発信の担い手としての役割がますます重要になってきています。
また、情報通信技術の持つ双方向性や場所の制約を受けないという特性を利用して、県内のNPOや高等教育機関など各種団体が、情報通信技術を広域的な連携促進ツールとして利用しようとする取組みに対する支援も重要な行政課題となってきています。
2002年度における構成する基本事業の成果達成見込み |
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基本事業名 |
担当チーム |
成果達成見込み |
戦略上の位置づけ |
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注力 |
改革方向 |
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A 52301 県民の情報交流の促進 |
地域振興部情報政策チーム |
低調 |
→ |
改善する |
B 52302 統計データの高度利用 |
総合企画局情報・分析チーム |
順調 |
→ |
現状維持 |
C 52303 GISを利用した行政サービスの提供 |
地域振興部情報政策チーム |
順調 |
↑ |
改善する |
D 52304 ITを活用した各種行政サービスの提供 |
地域振興部情報政策チーム |
順調 |
↑ |
現状維持 |
2003年度の取組方向 |
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県民生活に関わりの深い地図データをインターネットで公開し、各種区域表示や事業計画箇所などに関する空間情報の提供を行うとともに、県民のニーズ合った魅力的で新しい情報提供を市町村との連携により効率的な運用管理をめざします。 また、CATV網による高速大容量の情報通信基盤が発達している点に着目し、映像情報としてビデオ・オン・デマンドにより提供するなど、マルチメディア・コンテンツを充実させていきます。同時に、音声読み上げソフトに対応したサイト構成としたり、外国語表示によるコンテンツを充実させるなどバリアフリーなホームページづくりをめざします。これらの情報発信面の充実とともに、ワンストップ&ノンストップサービスを可能とするアプリケーションを構築するとともに、BPRの観点での見直しを行うなど公共サービスの高度化にも取り組んでいきます。
さらに、県内のNPO相互や全国各地のNPOとの連携を促進するためのホームページの運営や県内の高等教育機関と県外、国外の高等教育機関との遠隔講義やホームページを利用した市民向け講座の開設などを積極的に支援していきます。
2003年度 構成する基本事業間の戦略(注力、改革方向) |
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基本事業名 |
担当チーム |
注力 |
総括マネージャーの方針・指示 |
基本事業の数値目標 |
目標値 |
達成状況 |
改革方向 |
実績値 |
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地域振興部情報政策チーム |
↑ |
平成14年度に統合・充実された産学民官の情報化推進団体と連携し、全県的、一体的な取り組みを強化すること |
三重県情報ポータルサイトへの登録件数 |
1700 |
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改善する |
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総合企画局情報・分析チーム |
→ |
迅速かつ正確で、県民にわかりやすい統計データを提供し、統計情報の活用をさらに進めること |
統計情報の年間延べ利用件数 |
150,000 |
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現状維持 |
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地域振興部情報政策チーム |
↑ |
GISの活用による業務プロセスの革新を進めるとともに、市町村、民間への普及に努めること |
三重県ホームページ上の空間情報を付加したデータ件数 |
600 |
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改善する |
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地域振興部情報政策チーム |
↑ |
県民との情報の共有化を進めるとともに、利便性の向上のため、戦略的なホームページの活用や行政手続きの電子化に全庁的に取り組むこと |
県に対するワンストップ・ノンストップサービスが可能な申請・届出等の手続き数の割合 |
50 |
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改善する |
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主な事業 |
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1 インターネット情報提供推進事業費【基本事業名 52304 ITを活用した各種行政サービスの提供】
当初予算額: 22,346(千円)
事業概要:インターネットの普及に伴い、県民との広報・広聴手段の重要な施策と位置付け、提供内容の充実や迅速な情報提供を推進するとともに、県ホームページを利用者側に立ったサイトとする等のみなおしを行います。
2 GIS整備推進事業【基本事業名 52303 GISを利用した行政サービスの提供】
当初予算額: 121,948(千円)
事業概要: 三重県公開提供型GISはデジタル地図とデータベースの連携により様々の情報を高率的に共有化、統合化し高度な行政サービス等を提供し、生活者の利便性向上を図るものとしてインターネット等で提供を始めたところです。行政のマネジメントツールとしての活用をLGWANを利用した情報共有とデータ流通を市町村と協働して環境整備を進め三重県GISの機能の充実を図ります。
3 東紀州にぎわいネット事業費【基本事業名 52304 ITを活用した各種行政サービスの提供】
当初予算額: 11,565(千円)
事業概要: ケーブルテレビ網の整備によりブロードバンドに対応したケーブルイントラネットが安価で利用可能となっている東紀州地域において、このインフラを活用した県下で屈指のIT地域とすることにより、当地域の活性化に取り組みます。
4 デジタルコミュニティズパートナリング推進事業【基本事業名 52304 ITを活用した各種行政サービスの提供】
当初予算額: 46,393(千円)
事業概要: デジタルコミュニティズの構築・推進にあたって、産・学・民・官の連携や海外・他県との広域的連携が重要であるため、県内高等教育機関の海外・他県との連携、県内NPO団体の他県との連携をサポートします。
5 統計情報データベース運用管理費【基本事業名 52302 統計データの高度利用】
当初予算額: 17,331(千円)
事業概要: インターネットにより市町村、民間企業・団体、教育・研究機関、県民等に公開し、統計データの一元管理、県民共有化、利活用促進による統計の普及など統計情報データベースシステムを運用管理します。