2003(平成15)年度 当初予算 施策目的評価表
2003(平成15)年度 当初予算
施策目的評価表
施策名 |
421 創造的企業活動の促進 |
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評価者 |
農林水産商工部 商工政策分野 総括マネージャー 中尾 兼隆 |
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評価年月日 |
02/11/28 11:44:27 |
059-224-2024 nakaok00@pref.mie.jp
施策の目標(2010年度にめざす姿) |
創造的企業活動が活発に行われ、地域経済の活力を生みだしています。また、商品やサービスの提供により、豊かな県民生活が支えられています。 |
施策の数値目標及びコスト |
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施策の数値目標に関する説明・留意事項 |
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・2002年度の実績値は、2002年10月現在の見込み値です。 ・調査期間内における県内全事業所数に占める新たに開設した事業所の割合(総務省「事業所・企業統計調査」) ・県内経済の活力を高めるためには、内発型企業による創造的な企業活動が重要であり、県民、企業、行政が協働してベンチャー精神を醸成する必要がありますのでご理解をお願いします。 ・ 2004年度に3.8%を達成するため、平成15年度は3.5%の開業率を目標に置きました。 |
2002年度の取組内容 |
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【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
ベンチャー企業の育成を本格的に進めるため、2000年4月に「チャレンジャー」から「経営」に至る企業の成長段階に応じて必要な支援をワンストップで提供する体制(みえプラットフォーム)を(財)三重県産業支援センターに整備し、ベンチャースクール上級コースやインキュベーションマネージャーの設置等支援制度の充実・強化を実施してきました。さらに、全国から創業を志す有望な人材を誘導するための首都圏におけるネットワークの構築、国内外での投資家説明会 等を実施しています。
また、既存産業の創造的活動の促進についても、「中小企業創造活動促進法」に基づく認定(平成14年度10月現在6件、累計件数108件)と制度融資をはじめとした各種の支援 をおこなっています。
これらの取り組みにより、起業精神の高揚や起業を目指す者が増加し、成功事例に結びつきそうな企業が数件出現してきています。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
現在実施している事業成果の検証を基本として、①研究開発から販売に至る間に存在する「死の谷」を克服するための新しい資金調達システムや製品の優先調達制度など他県の追従を許さない県独自の支援策の構築、②フラットパネル・ディスプレイ等具体的な目標を置いた産学官連携による新商品の開発等を促進し、具体的な成功事例を早く輩出することが必要です。
また、必要とされる方に情報が伝わるように、(財)三重県産業支援センターと協働してベンチャー支援策の県内企業への重点的なPRを実施することが必要です。
2002年度における構成する基本事業の成果達成見込み |
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基本事業名 |
担当チーム |
成果達成見込み |
戦略上の位置づけ |
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注力 |
改革方向 |
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A 42101 ベンチャー企業の創出 |
農林水産商工部 新産業創造・改革支援チーム |
概ね順調 |
→ |
現状維持 |
B 42102 既存企業の創造的活動に対する支援 |
農林水産商工部 新産業創造・改革支援チーム |
やや低調 |
→ |
現状維持 |
2003年度の取組方向 |
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ベンチャーの支援については、(財)三重県産業支援センターが担うベンチャー支援機能の充実とともに、産学官連携の実施に向けた運営組織の設立と研究活動の活性化、さらには新しい資金調達制度の創設などベンチャー企業が活動しやすく魅力ある事業環境の整備を推進します。
また、既存企業に対しては、「中小企業創造活動促進法」に基づく認定を行うとともに、支援策の実施により新商品の開発等を促進します。
これら施策の実施により成功事例を年度内に導き出し、ベンチャー支援に関する本県の優位性を県の内外にアピールします。
2003年度 構成する基本事業間の戦略(注力、改革方向) |
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基本事業名 |
担当チーム |
注力 |
総括マネージャーの方針・指示 |
基本事業の数値目標 |
目標値 |
達成状況 |
改革方向 |
実績値 |
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農林水産商工部 新産業創造・改革支援チーム |
↑ |
・「死の谷」克服に向けた対策強化等、環境整備によってベンチャー企業の創出促進を図り、年度内に成功事例を輩出すること。 |
県が行うベンチャー支援策を利用した事業者の事業化数 |
10 |
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農林水産商工部 新産業創造・改革支援チーム |
→ |
・「創造法」に基づく認定企業数を増加させること。 |
創造的事業活動企業数 |
140 |
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現状維持 |
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主な事業 |
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1 みえ新産業創出地域プラットフォーム整備事業【基本事業名 42101 ベンチャー企業の創出】
当初予算額: 518,175(千円)
事業概要:本県における新産業の創出を促進するため、ベンチャー企業等の「チャレンジャー」段階から「経営(生産・販売・流通)」段階に至るまでの各段階において必要に応じて「技術開発」「資金供給」「経営指導」「販路開拓」「情報提供」「人材育成」等の支援を一元的に行うため、総合的な支援体制を整備します。
2 まるごしでチャレンジ、三重推進事業【基本事業名 42101 ベンチャー企業の創出】
当初予算額: 45,416(千円)
事業概要: 起業精神を有する全国の人材に本県のベンチャー施策を広報し、本県での起業を促します。また、関西圏(企業や学生等)や首都圏におけるネットワークの強化を図り、これらを活用した本県での起業促進事業を展開します。
3 ビジネスフェア開催事業【基本事業名 42102 既存企業の創造的活動に対する支援】
当初予算額: 9,218(千円)
事業概要: 当県の新規成長分野である「環境」、「情報通信」、「医療健康福祉」の3分野、並びに「ベンチャー企業」に焦点をあてた「三重の21世紀リーディング産業展」を開催します。