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平成25年06月07日

2003(平成15)年度 当初予算 施策目的評価表

2003(平成15)年度 当初予算

施策目的評価表

 

施策名

311 多様な自然環境の保全・創出

評価者

環境部 環境共生分野 総括マネージャー 佐藤 清

 

評価年月日

02/11/26 13:43:59

059-224-2372 satouk00@pref.mie.jp

施策の目標(2010年度にめざす姿)

原生的自然などのすぐれた自然環境や、都市部に残された身近な緑地などの環境が、地域の特性に応じて適切に保全、回復、創出されています。多くの住民が豊かな環境の恵みを受け、ゆとりやうるおいのある生活をしています。

 

施策の数値目標及びコスト

 

 

施策の数値目標に関する説明・留意事項

 

県内の干潟を含む沿岸の浅海域の健全性を示すものとして、浅海域でアサリが生息している箇所数(アサリを採取している漁業地区数)を目標としました。

2002年度実績値は、2002年度10月現在の見込み値です。

 

2002年度の取組内容

 

【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】

県民、有識者等の意見を踏まえ「三重県自然環境保全条例」を改正し、多様な自然環境の保全・回復や生物の多様性の確保などの新たな課題に対応できるようにします。河川が本来持っている水辺の豊かな自然環境を保全するため、生態系や景観に配慮した多自然型川づくりを実施するとともに、海浜については海浜の回復を目指し、養浜工や人工リーフ(離岸堤)設置等の海岸侵食対策を実施しています。また、伊勢湾の環境の悪化を回復するため、伊勢湾再生アクションプログラムを踏まえ、普及啓発・推進体制づくりを進めています。

なお、各種開発事業における環境配慮を確保するため、「三重県環境影響評価条例」の的確な運用及び三重県環境調整システムによる公共事業の計画段階からの環境配慮を行っています。

また、森林環境保全のための里山研究や、酸性雨による県内森林の影響調査など自然環境の保全のための調査研究を行っています。

 

【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】

県民の自然環境に対する認識の高まりとともに、身近な自然、特に、干潟や里山などの自然についてもその大切さが見直され、地域の人々が主体となった保全が必要となるとともに、開発等における自然環境への配慮がより一層求められるようになってきました。今後は、「三重県自然環境保全条例」を踏まえ、原生的な自然の保護だけでなく、山から海に至る身近な自然についても、積極的に保全するなど、従来の枠を越えた積極的な施策展開を図る必要があり、持続可能な社会づくりの視点からも、多様な自然が保全される施策を強く打ち出していく必要があります。

また、多様な自然環境に配慮した河川、海岸などの公共施設整備を行うとともに、伊勢湾再生に向けた普及啓発や自然環境の保全のための研究に取り組む必要があります。

 

2002年度における構成する基本事業の成果達成見込み

基本事業名

担当チーム

成果達成見込み

戦略上の位置づけ

注力

改革方向

A 31101 人と自然との共生再構築

環境部人と自然の環境共生チーム

概ね順調

現状維持

B 31102 河川、湖沼等の保全・再生

県土整備部河川チーム

順調

現状維持

C 31103 海浜の維持・保全と再生

県土整備部港湾・海岸チーム

低調

現状維持

D 31104 伊勢湾の再生

総合企画局企画・総合行政チーム

概ね順調

現状維持

E 31105 自然環境保全のための研究の推進

科学技術振興センター 林業研究部

概ね順調

現状維持

 

2003年度の取組方向

 

「三重県自然環境保全条例」を的確に施行していくため、県内における保全すべき希少野生動植物種や重要な生息地を明らかにし、県民と自然環境情報を共有することにより、県民の自発的な自然環境保全行動が促進されるよう、県民・事業者等と連携を取って積極的に施策を進めていきます。「三重県環境影響評価条例」により大規模な開発事業における環境配慮を確保するとともに、公共事業の計画段階からの環境配慮をより充実するため、三重県環境調整システムの機能拡充を図ります。

水辺の豊かな自然環境の保全・整備について、治水目的と調和を図りながら、自然との共生を目指した事業の実施、良好な渓流環境づくりをめざします。また、養浜工を継続し、海浜の回復を図るとともに人工リーフ(離岸堤)設置等の海岸侵食対策も実施し、伊勢湾再生に向けた普及啓発・推進体制づくりを行います。

森林環境保全のための里山の研究や、酸性雨による県内森林の影響調査など、自然環境の保全のための研究に取り組みます。

 

 

2003年度 構成する基本事業間の戦略(注力、改革方向)

基本事業名

担当チーム

注力

総括マネージャーの方針・指示

基本事業の数値目標

目標値

達成状況

改革方向

実績値

A 31101 人と自然との共生再構築

環境部人と自然の環境共生チーム

新しい自然環境保全条例の的確な遂行により、自然と人との共生の再構築を目指した着実な施策の展開を図ること。また、環境調整システムの機能拡充による公共事業実施上の環境配慮の一層の充実を進めること

地域で守っている自然の登録数

20

 

改善する

 

B 31102 河川、湖沼等の保全・再生

県土整備部河川チーム

「自然に配慮した川づくりの手引き(案)」に沿った河川環境の保全に積極的にとりくむこと

多自然型護岸延長

31

 

 

 

C 31103 海浜の維持・保全と再生

県土整備部港湾・海岸チーム

次世代に引き継ぐべき大切な環境としての自然豊かな海浜を維持するため、海浜の侵食防止・回復、清掃活動とともに流域の総合的な土砂管理に取り組むこと

海浜復元海岸線延長

3450

 

現状維持

 

D 31104 伊勢湾の再生

総合企画局企画・総合行政チーム

「伊勢湾再生アクションプログラム」の着実な実行と推進体制の確立、再生の県民への普及啓発を一層推進すること

伊勢湾の環境基準(COD)の達成率

56

 

改善する

 

E 31105 自然環境保全のための研究の推進

科学技術振興センター 林業研究部

「三重県自然環境保全条例」の改正にあわせ、里山の保全・再生等具体的な研究に取り組むこと

自然環境の保全技術開発件数

1

 

改善する

 

 

 

主な事業

 

1 <新>ネイチャーReカップリング事業費【基本事業名 31101 人と自然との共生再構築】

当初予算額: 32,590(千円)

事業概要:県内における保全すべき希少野生動植物種や重要な生息地を明らかにし、県民と自然環境情報を共有することにより、県民の自発的な自然環境保全行動を促進し、人と自然が共生できる地域環境づくりをすすめます。

 

2 堰堤改良事業【基本事業名 31102 河川、湖沼等の保全・再生】

当初予算額: 500,000(千円)

事業概要: ダムからの冷濁水放流による下流生態系への影響を軽減するため、宮川ダムに選択取水設備を設置する。

 

3 国補海岸環境整備事業【基本事業名 31103 海浜の維持・保全と再生】

当初予算額: 669,000(千円)

事業概要: 自然の消波機能と生態系の生息の場である海浜を創設していきます。また、海浜の侵食を抑えて、海浜を守ります。

 

4 伊勢湾学セミナ-設置運営等事業【基本事業名 31104 伊勢湾の再生】

当初予算額: 3,479(千円)

事業概要: 伊勢湾再生に係る普及啓発を行うとともに、伊勢湾再生に向けた体制づくりとして伊勢湾学セミナーの設置・運営を行う。

 

5 伐採跡地更新技術の開発事業費【基本事業名 31105 自然環境保全のための研究の推進】

当初予算額: 1,304(千円)

事業概要: 森林の持つ機能が低下した森林の適正な管理を行うため、放置された伐採跡地の更新技術を開発するとともに、新しい森林づくりの施業体系の確立を図る。

 

 


 

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本ページに関する問い合わせ先

三重県 総務部 財政課 予算班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁3階)
電話番号:059-224-2216 
ファクス番号:059-224-2125 
メールアドレス:zaisei@pref.mie.lg.jp

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