2003(平成15)年度 当初予算 施策目的評価表
2003(平成15)年度 当初予算
施策目的評価表
施策名 |
221 高齢者や障害者が活動できる環境づくり |
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評価者 |
健康福祉部 保健・子育て分野 総括マネージャー 村田憲二 |
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評価年月日 |
02/11/26 21:19:54 |
059-224-2321(PHS 7500) muratk04@pref.mie.jp
施策の目標(2010年度にめざす姿) |
高齢者や障害者が、意欲や能力に応じてさまざまな活動に参加でき、いきいきとした毎日を送っています。 |
施策の数値目標及びコスト |
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施策の数値目標に関する説明・留意事項 |
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※ 2002年度の実績は、2002年11月現在の見込み値です。 ・就労、ボランティア、生涯学習、余暇活動などの社会活動に参加した高齢者の割合です(県民意識基礎調査) ・高齢社会白書の意識調査において「社会参加活動に参加したい人」、「参加したいが事情があって参加できない」と回答した65歳以上高齢者の割合(59%)を2010年度の目標値として設定し、2003年度の目標値は年間増加率により算出しました。 |
2002年度の取組内容 |
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【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
・みえ高齢者健康文化祭(参加者6,000名)やねんりんピックの参加などを実施するほか、みえ長寿社会大学を開講し、263名の長寿社会推進協力員を養成しました。
・バリアフリーアドバイザーを145人養成するほか、県庁各部局によるユニバーサルデザインリーディング事業の13事業を実施し、マニュアルや手引書を策定します。また、「車いす駐車場に停めません」キャンペーンを12月に実施します。
・県内企業における高齢者雇用や障害者の雇用の普及のため、優良企業の表彰や障害者を対象としたパソコン訓練修了生の就職活動を実施するほか、2つのシルバー人材センターを法人化しました。
・高齢者が自己実現を図ることのできる社会づくりの取組のモデルとして、紀南地域において、健康づくり、地域づくりを担う活動や組織化を行う第2次実施計画を年度内に策定します。
また、高齢者が健康で元気に頑張っている姿を全国にアピールするため、紀南健康長寿フォーラムを15年2月熊野市で開催します。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
・情報通信技術(IT)の活用による個々の障害者の態様に応じた就労環境の創出、能力開発を関係機関と連携して進めていく必要があります。また、65歳までの継続雇用とシルバー人材センターの設置促進・育成強化が必要です。
・障害者や高齢者だけでなく、誰もが安心して快適に暮らすことができる環境づくりへの取り組みがこれまで以上に求められています。このため、ユニバーサルデザイン(すべての人が使いよいまちづくり)の理念が県民に定着されるよう、普及啓発だけでなく、民間団体や事業者、行政が連携して必要性を訴えていくことが重要です。
・高齢化の進んだ紀南地域では、地域資源・地域特性を活かした健康づくりが求められています。
2002年度における構成する基本事業の成果達成見込み |
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基本事業名 |
担当チーム |
成果達成見込み |
戦略上の位置づけ |
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注力 |
改革方向 |
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A 22101 高齢者・障害者の社会参加環境づくり |
健康福祉部地域福祉チーム |
順調 |
→ |
改善する |
B 22102 就労機会充実のための環境づくり |
生活部雇用・能力開発チーム |
概ね順調 |
↑ |
改善する |
C 22103 バリアフリーのまちづくりに向けた総合啓発 |
健康福祉部ユニバーサルデザインチーム |
順調 |
↑ |
現状維持 |
D 22104 紀南健康長寿モデル地区づくりの推進 |
健康福祉部地域福祉チーム |
順調 |
↑ |
改善する |
2003年度の取組方向 |
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高齢者や障害者が健康で生きがいを持ち、意欲や能力に応じて社会参加できるための環境づくりを一層進める必要があります。
・明るい長寿社会推進機構事業の見直しを進めるとともに高齢者が子育て等に参加する場の充実強化をはかります。
・ITの活用等による障害者の態様に応じた就労環境の創出や障害のある生徒の職業体験の場の提供を充実強化していきます。
・市町村や地域住民との連携により、ユニバーサルデザインの理念の普及をはかるとともに子育て バリアフリーの推進をはかります。
・紀南地域において、げんき夢プラン(第2次実施計画)に基づき、住民自ら参加する健康づくり活動、健康づくり活動の中心となる人材育成、活動するスタッフの支援活動、健康づくりを考慮した産業の創生に取り組みます。
2003年度 構成する基本事業間の戦略(注力、改革方向) |
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基本事業名 |
担当チーム |
注力 |
総括マネージャーの方針・指示 |
基本事業の数値目標 |
目標値 |
達成状況 |
改革方向 |
実績値 |
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健康福祉部地域福祉チーム |
→ |
類似した事業の再編統合と老人クラブによる介護予防や子育て支援事業を活性化すること |
ガイドヘルパー養成人数(利用対象者100人当たり) |
15.5 |
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改善する |
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生活部雇用・能力開発チーム |
→ |
ITを活用した障害者の雇用を進めるともにシルバー人材センターの育成強化を図ること |
シルバー人材センター会員数 |
9785 |
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現状維持 |
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健康福祉部ユニバーサルデザインチーム |
↑ |
ユニバーサルデザインの理念を定着化するようNPO、企業、行政が連携して取り組むこと |
バリアフリーアドバイザー登録者数 |
550 |
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改善する |
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健康福祉部地域福祉チーム |
↑ |
第2次計画に基づき、地域資源を活用した健康づくりに努めること |
紀南地域における「自立」した高齢者の割合 |
99.9 |
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抜本的に改革 |
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主な事業 |
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1 明るい長寿社会づくり推進機構事業【基本事業名 22101 高齢者・障害者の社会参加環境づくり】
当初予算額: 69,641(千円)
事業概要:高齢者の生きがいと健康づくりを進め、明るい長寿社会をつくるため、啓発、普及や高齢者の生活全般に関する情報収集、提供等様々な事業を展開する。
2 UD(ユニバーサルデザイン)のまちづくり展開事業【基本事業名 22103 バリアフリーのまちづくりに向けた総合啓発】
当初予算額: 91,598(千円)
事業概要: 「ユニバーサルデザインのまちづくり先進県」を目指し、県が率先して、ユニバーサルデザインのまちづくりを総合行政として定着させるとともに、市町村をはじめ地域が主体的に取り組む環境づくりを支援する。
3 障害者社会参加促進事業【基本事業名 22101 高齢者・障害者の社会参加環境づくり】
当初予算額: 61,785(千円)
事業概要: 障害者の社会参加を促進するため、相談支援、情報支援、生活訓練、スポーツ振興支援、障害別支援等を総合的に実施する。
4 シルバー人材センター促進事業費【基本事業名 22102 就労機会充実のための環境づくり】
当初予算額: 18,981(千円)
事業概要: 臨時的かつ短期的な就業を希望する高年齢者に対して、就業機会を提供するシルバー人材センターの育成強化を通じて高年齢者の就業機会の増大と生き甲斐を充実させる。
5 紀南健康長寿リーディングエリア形成事業【基本事業名 22104 紀南健康長寿モデル地区づくりの推進】
当初予算額: 7,811(千円)
事業概要: 過疎化、高齢化の進んだ紀南地域において、高齢者等が安心して、健康的な生活を送ることのできる健康長寿のリーディングエリアを形成するため、紀南健康長寿推進協議会が行う事業に助成する。