2003(平成15)年度 当初予算 施策目的評価表
2003(平成15)年度 当初予算
施策目的評価表
施策名 |
123 青少年の健全育成 |
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評価者 |
生活部(県民交流協働分野) 総括マネジャー 高橋陽一 |
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評価年月日 |
02/11/26 14:56:05 |
059-222-5986 takahy0@pref.mie.jp
施策の目標(2010年度にめざす姿) |
社会参加活動の機会の提供や青少年の活動の拠点となる場づくり、身近な自然や遊び場が整備され、青少年が、文化・スポーツ活動や多様な社会活動に参加しているとともに、社会規範やルールを身につけ、自己を確立し、連帯性・協調性をはぐくんでいます。 |
施策の数値目標及びコスト |
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施策の数値目標に関する説明・留意事項 |
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社会福祉、まちづくり、文化・芸術・スポーツ、環境の保全、国際交流・親善など、さまざまなボランティア活動を最近2年間に行っている青少年の割合(県民意識基礎調査) ※2002年度実績は、2002年10月現在の見込み値です。 |
2002年度の取組内容 |
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【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
「みえわかもの新世紀ビジョン」に基づき全庁横断的な連携を確保しながら様々な取組を進めています。具体的には、明るい家庭づくりのための「家庭の日」の普及啓発活動や、青少年健全育成条例に基づく有害環境の規制・浄化、青少年の社会参加活動・国際交流活動の推進を図るための「少年の主張三重県大会」、「近畿青年洋上大学」、「国際青年の村」、「中学生職場体験事業」などを実施し、青少年健全育成のための環境づくりを推進しています。さらに、地域住民、NPOや青少年育成団体などの連携・協働により、地域が主体の、地域の特性に応じた青少年育成活動を促進するため、既存の組織・団体なども活用した新たなネットワークの形成や新たな活動組織の設置と、これらの中で実施される様々な取組の支援を進めています。また、中学生の職場体験事業についても、地域住民やNPOなどとの連携・協働により拡充して実施しています。薬物乱用防止対策については、「県民100万人啓発5カ年計画」(平成10~14年度)に基づき啓発事業等を推進するとともに、「こころの健康センター」を薬物相談のキーステーションとし、そのネットワーク化を進めました。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
家庭や地域における子どもと大人の結びつきが希薄になっている中で、2002年度からの学校完全週5日制にも対応できる、家庭、地域、学校、行政、さらにはNPOや関係団体が連携・協働しながら進める、地域主体の、各地域の特性に応じた取組の一層の拡充が必要です。その中で、青少年、とりわけ、中高生が自立性や社会性を身につけるための効果的で魅力ある体験機会の提供が必要です。また、近年、顕在化している薬物乱用に対応するため、啓発活動の一層の推進や、薬物相談ネットワークの充実、専門治療機関の整備が必要になります。
2002年度における構成する基本事業の成果達成見込み |
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基本事業名 |
担当チーム |
成果達成見込み |
戦略上の位置づけ |
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注力 |
改革方向 |
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A 12301 青少年健全育成施策の推進 |
生活部青少年育成チーム |
概ね順調 |
↑ |
現状維持 |
B 12302 県民運動推進体制の充実とNPO等との連携 |
生活部青少年育成チーム |
概ね順調 |
↑ |
現状維持 |
C 12303 豊かな体験環境の整備と交流機会の提供 |
生活部青少年育成チーム |
概ね順調 |
→ |
現状維持 |
D 12304 青少年非行防止対策の充実 |
生活部青少年育成チーム |
概ね順調 |
→ |
現状維持 |
E 12305 薬物乱用防止対策の充実 |
健康福祉部薬務食品チーム |
順調 |
→ |
現状維持 |
2003年度の取組方向 |
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地域が、主体的に各地域の特性に応じて青少年育成に取り組む気運を一層醸成するため、行政、学校、警察、地域住民、NPO等、多様な主体が連携・協働できる環境づくりや組織づくりを進めるとともに、中学生の職場体験事業を拡充しつつ引き続き実施します。また、中高生を中心に、自主性や社会性を身につけるうえで有効かつ魅力ある体験機会を提供するため、青少年自らが企画・運営を行う「青少年の、青少年による、青少年のための取組」に対し支援を行います。
薬物乱用防止対策については、薬物乱用少年の補導活動や薬物乱用防止教室の開催等を推進するほか、薬物相談については、公的な相談窓口だけでなく、民間組織と協働で対応できる仕組みを構築します。
2003年度 構成する基本事業間の戦略(注力、改革方向) |
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基本事業名 |
担当チーム |
注力 |
総括マネージャーの方針・指示 |
基本事業の数値目標 |
目標値 |
達成状況 |
改革方向 |
実績値 |
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生活部青少年育成チーム |
→ |
「青少年対策推進本部」における総合行政の視点での政策立案・事業調整機能を強化 |
地域との連携により実施した青少年対策事業数 |
360 |
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現状維持 |
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生活部青少年育成チーム |
↑ |
地域が考え実施する地域が主体の青少年育成運動・基盤整備は前年度の成果を評価の上、的確に実施 |
地域住民を主体とした青少年健全育成活動組織数 |
120 |
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改善する |
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生活部青少年育成チーム |
↑ |
青少年の居場所づくりについては関係部局、市町村、NPOなどとの連携・協働により推進 |
職場体験参加中学生率 |
68 |
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改善する |
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生活部青少年育成チーム |
→ |
非行防止、環境浄化活動については、補導センター、警察等と連携し、効果的に推進 |
青少年健全育成協力店数 |
850 |
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現状維持 |
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健康福祉部薬務食品チーム |
→ |
青少年を対象とした啓発活動や乱用防止教育の充実 |
薬物乱用防止啓発事業参加者数 |
1,100 |
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現状維持 |
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主な事業 |
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1 <新>青少年居場所づくり事業費【基本事業名 12303 豊かな体験環境の整備と交流機会の提供】
当初予算額: 5,000(千円)
事業概要:青少年(概ね13歳から18歳)が、心のオアシス的な居場所(公民館、空き店舗等)を活動拠点として、自らが事業を企画して実施することを支援する。その自主活動のなかで、ルールづくりや意見調整を学び、社会的構成員として自覚を芽生えさせる。県域15ケ所でモデル事業を実施する。
2 地域青少年ふれあい環境づくり県民運動事業【基本事業名 12302 県民運動推進体制の充実とNPO等との連携】
当初予算額: 7,000(千円)
事業概要: 地域の関係機関・団体や住民等のネットワークを再構築、活性化して、地域の実情に応じ、地域が自ら考え自ら実行する、地域ぐるみの青少年の健全育成の取組が展開される基盤づくりを行う。
3 青少年健全育成協働・連携促進事業【基本事業名 12302 県民運動推進体制の充実とNPO等との連携】
当初予算額: 3,240(千円)
事業概要: 行政・団体等が相互に活用できる情報の環境整備を行うとともに、青少年の育成活動を行う団体等に事業の企画案を公募し、選定のうえ委託実施するなど、青少年健全育成に取り組む連携・協働体制を充実させる。
4 自分発見!中学生・地域ふれあい事業【基本事業名 12303 豊かな体験環境の整備と交流機会の提供】
当初予算額: 11,700(千円)
事業概要: 地域ぐるみで中学生の職場体験活動を実施することで、生徒の「生きる力」を育むとともに、地域社会における「地域の子どもは地域で育てる」という気運を高める。
5 薬物「ダメ。ゼッタイ。」みえ県民運動推進事業【基本事業名 12305 薬物乱用防止対策の充実】
当初予算額: 5,099(千円)
事業概要: 最近の厳しい薬物情勢に対処するため、関係機関との連携を密にしながら、特に青少年を対象に今後3ケ年総合的啓発活動を推進し、乱用防止意識の高揚を図ります。