平成14年度当初予算施策別要求概要
<2010年度の目標> 三重の重要な農林水産物や新しい特産物の活発な生産が行われ、輸入品や他県産に負けない、高品質で求めやすい価格の農林水産物が「三重の顔」として全国に提供されています。 <数値目標>
<これまでの取組と成果> 「三重の顔」となる農林水産物の生産振興と内外への情報発信のため、「全国お茶まつり」の開催、松阪木材コンビナートの整備等を進めてきました。松阪木材コンビナートについては、市場、製材等の一部機能が稼働し始めました。 <残っている課題> 価値観の多様化、物の豊かさが満たされた状況の中で、消費者の志向も変わり、本物志向、ブランド志向の傾向が強くなっています。また、国際競争も含めた産地間競争がますます激化してきています。このため、「三重の顔」となるような農林水産物の生産拡大、低コスト化、高付加価値化、革新的技術開発、情報発信力の強化などを戦略的に展開して他地域、他産地に対する競争優位を確立していく必要があります。 <平成14年度の施策の取組方向> 本県を代表する農林水産物について、主産地化や低コスト化、消費者に対する情報発信などを戦略的に行い、輸入品や他県産に負けない競争優位性を持った消費者ニーズに合う生産物を「三重の顔」として全国に提供していきます。 <平成14年度当初予算編成に向けての基本的な考え方> (農林水産商工部)「三重の顔」となる本県を代表する農林水産物について、主産地化や低コスト化、消費者に対する情報発信などを積極的に行い、輸入品や他県産に負けない競争優位性を持った消費者ニーズに合うブランド産品を全国に提供していきます。 (総合企画局) みえのえみ、サンチーゴに続く新品種の研究開発を進めるとともに、伝統的な地域特産物や本県独自品種の高品質化技術の開発に取り組みます。 松阪牛などの優れた和牛肥育素牛の安定供給のために、優良和牛の体細胞を用いたクローン牛の安定生産技術の研究を進めます。 県産木材の需要拡大を図るため、性能保証木質構造用部材など開発した技術の実用化や製品化を進める研究に重点的に取り組みます。 新しい養殖魚種であるクエ、マハタの人工種苗を安定的に量産できる技術の開発を行います。また、優良形質(厚巻き、耐病性等)を備えたアコヤガイの育種技術の研究とイセエビフィロゾーマ幼生の中規模飼育技術の研究を進めます。 <主な事業>
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