平成１４年度当初予算施策別要求概要

＜２０１０年度の目標＞

　住民は、それぞれの好みや年齢に応じて、いろいろな施設で自分にあったスポーツ、レクリエーション活動に気軽に参加できるようになっています。このことは、スポーツのすそ野の拡大にもつながり、競技力も向上しています。すべての住民が、年齢や体力に応じて、身近なところでスポーツに親しんでおり、それぞれの地域が総合型地域スポーツクラブを運営し、支えています。

＜数値目標＞

• 休日一日あたり平均して３０分以上スポーツをしている県民の割合（県民意識基礎調査）
• この数値目標はスポーツ施設の整備状況、個人の余暇時間や経済状況により左右されますが、目標達成のためには県民の皆さんが健康、体力について関心を持ち、理解を深めていただくことが重要です。

＜これまでの取組と成果＞

　県民がスポーツに親しむ場としての総合型地域スポーツクラブ育成のため市町村に設立を働きかけ、明和町と鈴鹿市で設立されました。また、県立学校体育施設の地域との共同利用が推進されるよう要綱の見直しを図り、体育施設を有しない２校を除く７５校すべての県立学校で開放できるようになりました。
　「みえスポーツフェスティバル」を開催し、県民の幅広いスポーツ・レクリエーション活動の場を提供するとともに、第１４回全国スポーツ・レクリエーション祭を開催し、県民のスポーツへのすそ野拡大と関心を深めることができました。

＜残っている課題＞

　2002年度から実施される完全学校週５日制の実施に伴い、児童生徒の学校内外を通じた地域での活動の充実が求められています。また、県民や児童生徒が自由時間の有効活用を図る場として総合型地域スポーツクラブの育成を図る必要があります。
　スポーツのすそ野拡大と競技力の向上のために、優秀な指導者のもとにジュニア期から段階的に能力をアップする一貫した指導システムの構築が求められます。

＜平成１４年度の施策の取組方向＞

　県民が日常的にスポーツを行う場として総合型地域スポーツクラブの育成を重点施策として推進し、市町村に設置されるよう働きかけます。
　県営スポーツ施設を県民がスポーツを楽しむ場、競技力を向上させる場とし、併せて利用者がより親しみやすい施設として整備運営し、県民の利用促進を進めます。
　スポーツ人口のすそ野拡大と国内外の大会等で活躍できる選手の育成のため、ジュニア期からの一貫指導システムづくり、不足している指導者の養成等を推進します。

＜平成１４年度当初予算編成に向けての基本的な考え方＞

（教育委員会）
　県民の生涯スポーツの場の提供やスポーツ人口の拡大を図るため、誰もが、いつでも、どこでも、主体的にスポーツに親しめるよう総合型地域スポーツクラブを育成していきます。
　また、スポーツ人口のすそ野拡大と国内外で活躍できる選手が育成されるよう、ジュニア期からの一貫指導システムづくり、不足している指導者の養成などを図るとともに、県営スポーツ施設を県民がスポーツを楽しむ場、競技力を向上させる場として利用できるよう整備・運営します。

＜主な事業＞

1. 総合型地域スポーツクラブ育成事業（要求額１３８，０８９千円）
   ［所管部局名　教育委員会］
   【基本事業名 13301 誰もが参加できるスポーツ環境づくり】
   県民の多様なスポーツニーズに対応できるように、誰もが参加できる総合型地域スポーツクラブの育成を目指すとともに、広域スポーツセンターの設置準備に取り組みます。また、ジュニア期からの一貫指導システムを構築し、競技力の高い選手の育成とともに、不足している指導者の養成等に取り組みます。
   
   
2. スポーツ環境づくり推進事業（要求額１３，５３１千円）
   ［所管部局名　教育委員会］
   【基本事業名 13301 誰もが参加できるスポーツ環境づくり】
   スポーツの場と機会を提供するため、県立学校体育施設の開放を推進するとともに、指導者の養成と資質の向上を図るため、研修会・講習会を実施します。また、本県のスポーツ振興の在り方を審議するため、三重県スポーツ振興審議会を開催します。
   
   
3. みえスポーツフェスティバル開催事業（要求額１３，９９０千円）
   ［所管部局名　教育委員会］
   【基本事業名 13303 スポーツ人口のすそ野の拡大】
   県民に幅広いスポーツ・レクリェーション活動を実践する場を提供し、豊かなスポーツライフが実現できるよう、みえスポーツフェスティバルを開催します。