1 平成12年度当初予算の概要
1) | 平成12年度当初予算は、一般会計で対前年度1.4%増の7,737億円、特別会計で対前年度11.3%増の403億円、企業会計で対前年度1.4%減の717億円となり、3会計合計では対前年度1.5%増の8,858億円となりました。しかし、一般会計の予算規模は、公債費を除くと対前年度0.15%減の 6,770億円で実質的にはマイナス予算となりました。ただし、平成11年度12月補正予算等を合わせた15ヶ月予算は、前年度15ヶ月予算と比較して3.0%増の8,268億円となりました。 |
2) | 一般会計の歳入面では、国の経済対策による景気の底打ち感から県税収入が対前年度7.7%増の2,089億円、地方交付税が国の地方財政計画の伸び率2.6%を上回る対前年度6.1%増の2,064億円が見込まれているものの、歳出面では、県債発行残高の累増に伴う公債費等義務的経費で対前年度5.8%増の3,814億円が見込まれており、昨年度以上に厳しい財政状況が続いています。 |
3) | この中にあっても、21世紀に向け新しい三重をつくりあげるため、新しい総合計画『三重のくにづくり宣言』の数値目標を達成し、「住民満足度の向上」を理念に、サービスを受ける住民の立場に立った「生活者起点の県政」を展開する必要があります。 |
4) | このため、総合計画の数値目標等必要な事業に重点投入し、事務事業評価システムを十分活用して「あれか、これか」の徹底した優先度判断に努め、メリハリの利いた予算を編成しました。 |
表1 3会計当初予算規模の前年度対照表
〔単位;千円、%〕
区 分 | 平成12年度 | 平成11年度 | ||||
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当初予算額 | 前年度増減額 | 前年度伸び率 | 当初予算額 | 前年度増減額 | 前年度伸び率 | |
一般会計 | 773,743,475 | 10,431,297 | 1.4 | 763,312,178 | △16,758,414 | △2.1 |
特別会計 | 40,300,182 | 4,076,300 | 11.3 | 36,223,882 | 2,543,173 | 7.6 |
企業会計 | 71,718,135 | △1,017,728 | △1.4 | 72,735,863 | 5,133,320 | 7.6 |
合 計 | 885,761,792 | 13,489,869 | 1.5 | 872,271,923 | △9,081,921 | △1.0 |
図1 3会計当初予算規模の年度別推移
(注)四捨五入のため合計に合わない場合があります。
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